2007.12.8午前配信
ECBトリシエ総裁はバーナンキ議長を「ベン」と呼ぶ。
緊密な間柄を強調。
ある意味、ほっとする話である。
政策協調しないまでも、常に意見交換しあう関係をECBとFRBが取り合えば、少なくとも為替発の恐慌は避けられよう。
ECB総裁:バーナンキFRB議長と緊密に意見交換−政策協調は否定
12月7日(ブルームバーグ)
欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は7日、ハンブルクで米連邦準備制度理事会(FRB)について以下の通りコメントした。
◎FRBとの協力関係について:
金融市場が危機的状況にある際に「緊密な関係を通じ、金融の状況や中銀としての活動、双方の経済について情報を交換することは極めて有益だ」
「ベン(バーナンキ議長)とは定期的な会合を通じて非常に緊密な協力関係を築いてきた。お互いを信頼する雰囲気のなか、緊急の意思疎通が必要な特別な状況ではすぐに直接連絡が取れる基盤が整っている。
われわれが連絡を取り合っているのは金融政策での協調が目的ではない。
われわれの政策が重視するところと整合性がとれなくなるからだ」
「バーナンキ議長との緊密な連絡関係は氷山の一角に過ぎない。FRBとECBはあらゆるレベルで緊密に協力している」
原題:Trichet Says ECB, Fed in Close Contact, Don't Coordinate Policy
(抜粋) {NXTW NSN JSP0LP076GHU <GO>}
(ブルーグバームサイト)