今週のＧ１は、東京競馬場で行われる天皇賞秋です。
その天皇賞へ出走を予定するも、右前球節炎を発症し登録を見送ったドリームジャーニー。
２６日には、栗東近くのグリーンウッドからノーザンファーム信楽に移り調整を続けている同馬ですが、現在は球節部も安定しており、それほど心配する状態ではない様子。
今後、順調に回復すれば暮れに開催される有馬記念への出走も実現する可能性があるとの事で、慎重に且つピッチを上げた調整を進めていくとの事です。

昨年の秋華賞馬レッドディザイアが、アメリカで行われる競馬の祭典・ブリーダーズカップに挑戦する事が発表されました。
目標とするのは１１月５日に行われるＢＣフィリー＆メアターフで、前哨戦のフラワーボウル招待Ｓをステップに本番へ参戦することが予定されています。
ドバイ遠征でもマクトゥームチャレンジラウンド３を快勝し、世界で通用する力を十分に見せ付けた実績がある事に加え、鼻出血を発症した経験があるだけに、アメリカでこの予防薬が使用できることも大きなポイントとなった様子。
出国は９月１５日を予定しており、帰国後は年末の有馬記念を目指す予定となっています。

２００８年のキーンランドカップ（Ｇ３）を制したタニノマティーニが、今日１４日付けでＪＲＡ競走馬登録を抹消し引退したと発表されました。
タニノマティーニは、２００２年にネオユニヴァースらと同じ新馬戦でデビューし３着に好走。
その後、４歳時には芝の短距離路線で３連勝を飾るなどして活躍し、２００８年のキーンランドカップでは人気最下位の１６番人気から優勝。
しかも、札幌芝１２００ｍのコースレコードで重賞初制覇という結果に、ファンを驚かせました。
昨年の函館スプリントで２着に入るなど年齢を重ねながらに活躍を見せており、ラストランは今月４日に行われた函館スプリントステークス１４着。
通算成績は５９戦９勝となっています。
なお、今後は函館競馬場で乗馬になる予定です。

今月１７日に行われた北海道スプリントカップ（交流Ｇ３）で３着に入ったラブミーチャンが、函館スプリントステークスへ出走する可能性が高いと伝えられました。
函館スプリントステークスが行われるのは７月４日と調整期間が短い事もあり、まだ正式決定はしていないようですが、５１キロの重量も魅力で、同レースへの出走は濃厚との事。
今後は、滞在中の門別競馬場で調整を行い、レース前日に函館競馬場に入厩する予定となっています。

吉田豊騎手がＪＲＡ史上２３人目となるＪＲＡ通算騎乗１万回を記録したと伝えられました。
これは、昨日行われたＧ１の安田記念で、サンカルロに騎乗した事で達成し、現役では１５人目の快挙となりました。
ちなみに吉田騎手は９４年にデビューし、９６年にはメジロドーベルの鞍上を務め阪神３歳牝馬ステークスを優勝。
初の重賞制覇をＧ１の大舞台で挙げており、同馬とはその後、９７年のオークス、秋華賞を制し、９８年と９９年でエリザベス女王杯連覇を飾るなど多くのＧ１を制覇しています。
その他にも、スマイルトゥモローやブルーメンブラットでＶを飾ったＧ１を含むＪＲＡ重賞２６勝を挙げています。

今年初戦のニューイヤーステークスを制し、続くＧ３の東京新聞杯で優勝を決めたレッドスパーダが、目標としていた安田記念を回避する事となりました。
同馬は前走で、初のダート挑戦を行い１２着に大敗した後休養に入っていましたが、腰や背中などの疲れが抜け切れず、春の復帰は断念し秋に備える事となりました。
現在は、美浦のトレセン近くにある分場で調整を行っているとの事で、スプリングステークス２着、ＮＨＫマイルカップ２着、東京新聞杯優勝などの実績を持つ実力馬だけに、慎重に馬体を回復させた上で再度活躍を見せて欲しいと願っています。

先週行われた天皇賞（春）で、１６番人気の低評価ながら３着に激走したメイショウドンタクが、右第１指骨の剥離骨折を発症していると発表されました。
休養期間は未定となっておりますが、長期の戦線離脱を余儀なくされる事となりそうです。
一方、天皇賞（春）で連覇に挑むも２着に敗れる結果となったマイネルキッツは、宝塚記念への出走を見送り、オーストラリアへ遠征する事が決定しました。
目標レースは１１月２日に行われるメルボルンカップで、前哨戦として１０月１７日行われるコーフィールドカップにも出走する事が予定されています。
現地には９月中に移動する予定となっており、それまでは北海道のビッグレッドファームで放牧し、遠征に備えるとの事です。

コスモバルクの引退式が門別競馬場で行われると発表されました。
まだ、確定的な話には至っていないものの、ゴールデンウイーク開催中の５月４日に、門別競馬場のウイナーズサークルで引退式が行われる見通しとの事です。
ホッカイドウ競馬から、ＪＲＡ、中央の大舞台から海外と、挑戦を続けてきたコスモバルク。
昨年行われた有馬記念で１０着に敗れた後は、アイルランドへ移籍し現役続行が伝えられていました。
しかしその後、左後肢の剥離骨折を発症している事が判明し、予定していた移籍を取り止め現役を引退する事が決定。
３月３０日には、北海道のビッグレッドファームに戻り、現在は功労馬として過ごしています。

キングストレイルが今日７日付けで、ＪＲＡの競走馬登録を抹消し、現役を引退したと発表されました。
キングストレイルは、デビューから３５戦を消化し、２００５年のセントライト記念（Ｇ２）や２００７年の京成杯（Ｇ３）の重賞２勝を含む４勝を挙げています。
同期には、Ｇ１・７勝を挙げたディープインパクトがいる世代で、先月２７日に行われた日経賞（１４着）がラストランとなりました。
また引退後は、北海道のノーザンファームで繋養される予定となっています。

２７日に行われた毎日杯で、ザタイキに騎乗し落馬・負傷した武豊騎手。
昨日３０日、この時に骨折した左鎖骨の手術を受けた事を自身の公式ホームページで発表しました。
また、スピードが最高だった場面での落馬で、これだけの怪我で済んだ事は不幸中の幸いともコメントしており、元気な様子を窺わせました。
今回の事故で、春のクラシック戦線で騎乗を予定していた各有力馬が乗り替わりとなっており、桜花賞へ出走を予定しているアプリコットフィズには横山典騎手、皐月賞のヴィクトワールピサには岩田康誠騎手が騎乗する事が決まりました。

ドバイワールドカップへ出走を予定しているレッドディザイアが、最終追い切りを行い、ラスト１Ｆ１０秒８という強烈な切れ味を披露して見せました。
前哨戦のマクトゥームチャレンジラウンド３を優勝した後は、予定通りに順調な調整を消化してきたレッドディザイア。
最終追い切りはキャンターで１周した後、ラスト５Ｆあたりから徐々に加速すると、力強いスライドで抜群の伸びを見せました。
時計は４Ｆ５０秒５−３６秒２−１０秒８で、仕上がり具合は勝った前走時を上回る好状態。
周囲のムードやプレッシャーに流される事なく調整を行う事ができ、日本馬として初の歴史的快挙も現実味を帯びる万全の状態に仕上がりました。

マクトゥームチャレンジラウンド３の枠順が確定し、ラストランを目前に挑むＧ１・７勝馬ウオッカが８番、秋華賞馬のレッドディザイアが１３番枠に決定しました。
フルゲートの１４頭立てで行われるこのレース。
出走馬の中には、昨年、仏Ｇ１のパリ大賞典を制し、凱旋門賞３着の実績を持つカヴァルリーマン。
また、ラウンド１の覇者で、昨年のドバイワールドカップ２着のグロリアデカンペオン、ラウンド２を勝ったアリバーなどの強豪馬が参戦します。
レースはグリーンチャンネルでしか見る事ができませんが、ビッグレースへ弾みをつける為にも、日本馬２頭に頑張ってもらいたいと思います。

一昨年の菊花賞を制し、昨年のジャパンカップで２着に入っているオウケンブルースリが、調整遅れの為、復帰戦に予定していた阪神大賞典を見送り、目標としていた天皇賞春への出走も回避する事となりました。
ぶっつけでのＧ１参戦は厳しいとの事もあり、目標を６月の宝塚記念へ切り替えていた同馬。
しかし、前哨戦も使わず宝塚記念へ直行する可能性が高いと陣営は話しており、復帰戦は約７ヶ月ぶりでＧ１の大舞台となる見込みです。

今日、ＪＲＡでは２０１０年度の調教師試験と騎手試験の合格発表が行われました。
ダービージョッキーとなるなど、Ｇ１・１０勝の実績を持つ角田晃一騎手も見事合格。
角田騎手はこれを受け、今月２８日付けで現役騎手を引退し、調教師としての道を歩む事となりました。
また、同様に菊沢隆徳騎手も調教師試験を突破した事から、今月２８日付けで騎手を引退する事が決まりました。

ＪＲＡ史上最多となる９頭落馬の競走中止となったのは、１１日（月）の中山４Ｒ。
ニュースでも取り上げられる程の大事故となったのは、４コーナーを回っていた時の事。
先頭を走る三浦皇成騎乗のノボプロジェクトが、４角で斜行し尻が振れ、後肢が流れる形で２番手を進むフォルメンの肩に脚が接触。
これによりバランスを崩したフォルメンから騎手が前に放り出され、その後、馬も転倒。
後続馬もスピードの上がっている４コーナーで避け切る事が出来ず、次々と転倒、落馬していくという惨事に発展。
幸い転倒した馬に故障はなく、落馬した騎手も意識がはっきりしているとの事。
ただ、５人はその後騎乗が出来なくなり、昨年初の全国リーディング１位に輝いた内田博幸騎手は、左腕を骨折するという重傷をおう事となりました。

２００８年のジャパンカップを制したスクリーンヒーローと、同じく２００８年の宝塚記念を制したエイシンデピュティが、今日付けで引退する事になりました。
今まで挙げた戦績は、スクリーンヒーローが重賞２勝を含む２３戦５勝、エイシンデピュティは重賞４勝を含む３０戦１０勝。
今後は、両馬とも同じ北海道日高郡新ひだか町のレックススタッドにて種牡馬となる事が予定されています。

昨日１２月１日（火）にＪＲＡの現役騎手である佐藤聖也（２４）が窃盗容疑で茨城県警稲敷署に逮捕されました。
容疑の内容は、美浦トレセン騎手寮の１階倉庫で、同じ寮に住む騎手が数年前に８０００円程で購入した靴を盗んだというもの。
持ち主である同僚騎手が長期出張から帰宅した際、靴が紛失している事に気付き被害届を提出。
調べた結果、同僚騎手のイニシャルが入った靴がリサイクルショップで発見され、店に持ち込んだのが佐藤聖也であると判明。
本人は「ごみ箱近くに捨てられていたので売却した」と供述し、容疑を否認。
更に余罪などがあるとして追及していく、と報じられました。

英国遠征中の三浦皇成騎手が、早くも海外で初騎乗を果たした。
現地時間の１２日、ホスラス競馬場で行われたトートスポーツドットコムＨ。
３歳せん馬のロイヤルダイヤモンドへ騎乗。
海外での騎手デビューを果たすと共に、見事優勝を飾ってみせた。
単勝オッズ６倍の４番人気ロイヤルダイアモンドは、三浦皇成の騎乗した今回のレースで３連勝を達成している。
三浦皇成は今後、１４日にもレッドカー競馬場で行われるレースへの騎乗が決まっている。
ちなみに、英国での滞在期間は現地時間の２９日までの予定となっている。

第４回キーンランドＣ（Ｇ３）が札幌競馬場で行われました。
優勝したのは１１番のビービーガルダン。
安藤勝己騎手を鞍上に、直線で抜け出したビービーガルダンは、７番のモルトグランデに１・３/４馬身差をつけて快勝しています。
２着に入ったモルトグランデは、審議の結果、他馬の進路を妨害したとして８着に降着。
この為、繰り上がりで１２番ドラゴンウェルズが２着、４番グランプリエンゼルが３着に入っています。

昨日行われた第４５回札幌記念。
単勝１．５倍の圧倒的１番人気で出走したブエナビスタ。
しかし、差し脚が届かずクビ差の２着に敗れている。
これを受け松田博資調教師は、最大目標としていた凱旋門賞への挑戦を断念すると語った。
札幌記念での勝利が遠征条件とオーナーサイドでは決めていたようで、次走は１０月に行われる秋華賞（Ｇ１）となるようだ。

第１１回ジャパンダートダービーの前日終了時点のオッズが発表されました。

１番人気はユニコーンＳで優勝したシルクメビウス（２．０倍）。
２番人気は０８年の全日本２歳優駿(交流Ｇ１)の勝馬スーニ（３．４倍）。
３番人気は兵庫チャンピオンシップ(交流Ｇ２)でスーニに勝っているゴールデンチケット（５．４倍）となっています。

発走は大井競馬場２０時１０分です。

２００８年の皐月賞を勝った後、左前脚を骨折し療養に入っていたキャプテントゥーレ。
今は順調に回復し、先週からは坂路で１５−１５を始め、昨日は馬なりで４Ｆ５５秒５をマークしている。
着々と復帰準備を進めている様子だ。
今後は調子を見ながら、８月の関屋記念か札幌記念を目標に復帰を目指す予定。