果たして、死刑が確定しているのに真実を話してくれるのでしょうか? 被害者やその家族はどう考えているのでしょうか? いろいろと気にかかる所はありますけど私個人の感想としては事件が解明されてくれればいいと思いますので賛成です。 しかし、奪還とかの可能性がないわけでもないので慎重に進めて頂きたいですね。
<オウム死刑囚尋問>憲法の裁判公開の大原則を重視(毎日新聞 6月18日)
死刑囚を法廷で尋問すると決めた東京地裁の判断は、司法の公正さや信頼性を担保するために「裁判は公開法廷で行う」と定めた憲法の大原則を重視したものだ。国民が参加する裁判員制度が始まり、裁判所が「公判中心主義」の姿勢を強く意識していることも色濃く反映したといえる。
死刑囚の「心情の安定」を重視する検察側は公開法廷での尋問に反対し、法務・検察幹部は「死刑囚が心を乱して自暴自棄になったら取り返しがつかない。警備にも大変な労力が必要になる」と危機感を隠さなかった。
だが、ある裁判官は「心情安定にどんな悪影響が出るのか。過去のオウム裁判でも逃亡や奪還などはなかった。検察の説明に説得力がない」と指摘。例外扱いするケースは極めて限定されるべきだとの見方を示していた。
オウム事件では、平田信被告(48)と同様に長期間逃亡していた高橋克也(55)、菊地直子(41)両被告の公判前整理手続きも続く。特に、計10人の死刑が確定した地下鉄サリン事件で起訴された高橋被告の公判は、多数の死刑囚の証人尋問が想定され、今回の地裁の決定が先例となる可能性がある。
検察側には特別抗告も選択肢として残されるが、憲法違反などの理由が必要で結論を覆すのは困難との見方が強い。
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