あまり大きくない敵の方が恐怖感は大きいかもしれない。
そういえば、ジョーズ、エイリアン、グリズリー、ジェイソン、マニアックコップ、プレデター、そしていろいろな作品のゾンビ達とかは、それほどばかでかくない。
それから、ドラキュラ、狼男、フランケンシュタイン、とか古典派にしてもそうである。
楳図かずお作品の蛇女とか怖かったですね、本当に。
トクタサツオは子供の頃、従姉妹から借りたまんがでこれを読んで、怖くなり、「蛇はナメクジに弱い」という話を聞いて、本気でなめくじを探しにいこうと思ったぐらいです。
まあこれはちょっと極端な話ですが、ただとにかくこいつらは人を殺す。
そしてどうしようもない、恐怖感を呼び起こすのである。
ゴジラはあの第一作で、放射能火炎で、十人ほどの人の命を奪うシーンがあります。
それから、柳田理科雄氏の推定ではゴジラにより失われた人命は10万を越えるとされています。
でもこういった恐怖感は感じないものです。
等身大の恐怖、それはまた異質なものなのであります。
ほら、あなたの部屋の扉の向うにあいつらが立っているかもしれない。
キャ〜。
ゴジラが近づいてくれば、すぐわかりますからね。