かつて題名のなかったBLOG
八橋高校の真と響を思い出しました
(分かる人には分かるw)…から。

前→第3回 | 最初から→第1回


と言うことで、決勝戦の続きです。
鰤さん率いる「おい、誤党」が
原さん率いる「指切っ党」を144対66と逆転し、
いよいよ勝利が確定する270票の
半分を越えたところです。


お次はユタ州の6名でしたが、
これも「おい、誤党」にとられて、
150対66で、とうとう来ました。
アメリカ最大の大票田
カリフォルニア州、選挙人は55名もいますw

まあ、ハッキリ言ってここが取れなかったら
我々「指切っ党」の負けはほぼ確定でしょう。
取れれば、まだ20名以上の大票田も残っているので
少しはチャンスもあるかと。


…といっても
展開はあまり変わりませんでした

今回は我々も少しは頑張って、
スタッフで3○を付けたんですが、
こういう勝負どころでは
無類の強さを発揮する鰤さんが2問正解して
1人で6P稼いでおり、
さらにスタッフが例の戦法で4○4×だったので、
合計10Pを先取して票をゴッソリ持っていきました。


ええ〜、これで完全にトドメを刺されまして、
少し休憩をはさんでから再開されたものの、
「指切っ党」陣営は、もはやお通夜ムード
あとはもう、消化試合のようなものですw

コネチカット&デラウェアの10名、
ジョージアの16名、メーン&メリーランドの14名
コロンビア特別区&バーモント&ウェストバージニアの
11名と連続で取られて、
いよいよ256対66と終わりが見えてきました。

ってか、「おい、誤党」はこれで
サウスダコタ&ウィスコンシンから数えて
13連勝


次はニューヨークの29名。
“クイズ大会の終わりを飾るにはふさわしいやん”
ってことで選ばれましたが、
鰤さんが3問正解後、あおえりさんが正解して
見事に終了。

285対66の圧勝劇で
勝ったのは「おい、誤党」、
そして、鰤さんが大統領に当選
という結果になりました!

鰤さんと「おい、誤党」のスタッフのみなさん、
おめでとうございます!!

これぞまさに、ぐうの音も出ないってやつですねw
完敗でした。


大統領に就任した鰤さんには小物入れ、
敗れた原さんにはタンブラー、
海苔さんの個人的MVPということで
黄銅Pくんにマグネット、
他の「おい、誤党」のスタッフには
アウンサンスーチー女史のステッカーwww
と、海苔さんの東南アジア土産の
バラマキ大会
が行われましたwww

ステッカーなんて、本当にいらねぇwww



というわけで海苔さんの企画でした。

やっぱり、海苔さんの企画はコンセプトが好きですw

いつもそうですが、
「今日の企画の全体のコンセプト」を聞くと、
ワクワクするんですよ、私はw
今回も「大統領選挙」という実にタイムリーなネタで、
「なるほどー!」と感心しました。

これは完全に個人的な趣味の問題ですが、
やっぱり私は、何もなくただ
「5○3×の早押しクイズです」
としてクイズをやるより、
「スパイ大作戦クイーズ!」
とか言ってクイズをやる方が好きなんですw

もちろん、何もなしでやっても
クイズ自体が楽しければまったく問題はないのですが
(フリーバッティングはフリーバッティングで楽しく
参加してますしね)、コンセプトがあると
雰囲気が違うというか。

昔から、「ごっこ遊び」大好きですからねw
今も「シミュレーションゲーム」
特に「箱庭系」のゲームは大好きですし、
そういうのがあった方がヤル気が出るんです。

なので、私個人としては
海苔さんには是非この方向での企画作りを
継続してほしいと切に願っておりますw

ただ、今回に関して言えば、どうせなら
前半戦も選挙っぽいコンセプトをつけて欲しかったw

「演説クイズ」でも「ワイロ受け渡しクイズ」でも
何でもいいし、クイズ内容とそんなに合ってない
こじつけのタイトルで構わないんでwww


また、企画の内容についても、
ちょっと、ゲームバランス的にどうかな
と思うところがありました。

まあ、ここまで読んでいただいた方は
何となく分かるかもしれませんが、
後半戦のルールで、誤答ペナルティが軽すぎたために
起こったことについてですね。

通常州では大統領候補は正解で+2、不正解で−1、
スタッフは正解で+1、不正解で個人が1休
というルールだったのですが、
この「個人が1休」というのが問題でした。

というのも、今回はチーム戦でして、
「スタッフ」は両チームに数人ずついるので、
誰かが誤答して個人が休みになっても、
他に解答権のある味方が全然いて
実質、誤答がノーペナルティに
なってしまっているんですよねw

よって、
「だったら、バカ押ししてでも問題を潰した方が得」
となって、スタッフが全員バンバンダイブするような
展開になってしまいました(実践できてたのは
片側のチームだけだったんですがw)。

いや、「問題」とまでは言えないのかもしれません。
そういう戦術も、ルールや状況によりけりでしょうが、
実際のオープン大会で必要な場合があるでしょう。

それに、確かに早押しはそんな感じになりましたが、
企画自体はきちんと成立していましたし、
最初からそういうデザイン、ゲームバランスを
意図した企画であるのなら全然アリですしね。

ただ、今回は通常の例会ですし、
海苔さんが、そんなガチな作戦が必須となる企画を
意図して入れたとは思えないんですよねぇ…。

なぜかというと、今日は前半戦も、
「上座タイムショック」の誤答ペナが1休だったり、
海苔さんは“全体的に”誤答ペナを
軽くしていたと思うんですよね。

「ローリングクイズ」なんて、
記事本編には書きませんでしたが、
最初は「誤答ペナはありません」なんて言っていて、
参加者から異論が出たので、誤答は最後尾に移動、
とその場で変更したぐらいですし。

ちなみに、もしあのクイズ形式で
誤答ペナがないまま企画を行ったら、
2番席の人は1番席の人を潰すために
問題が読まれた瞬間に押す、ということになり、
それで1人ずれたら、新しく2番席に入った人が
同じように押す…が繰り返されて、
どこまで行っても誰も正解せず、
延々と1文字目でボタンが押される光景が
繰り返される事でしょうwww

誤答ペナを軽くする=誤答を恐れずに押せる
なんですが、軽くし過ぎると、
ペナルティがペナルティにならず、
誤答上等で押す=確定していないポイントで押して
カンで答える or 誤答してでも問題を潰す
になっちゃうんですよねw


これは完全な私の想像ですが、
海苔さんは、参加者に優しいルールにしようとして
誤答ペナを意図的に少なめにしようと
したんじゃないでしょうか。

ただ、結果としては
「確定ポイント前で押す」というような
非常に競技クイズ独特のテクニックが必要な押しを
しなければならなくなり、
初心者お断りの厳しいルールになってしまいました。

先に述べたように、
中級者以上が、大会などのガチな場で
作戦としてやる分には全然アリなんですが、
ウチのように、全くクイズの経験がない人が来る
サークルの例会で、それは…。
と、個人的には疑問に思いました。

いや、決して負けたから
言ってるんじゃなくてですね?www


もちろん、前にあいんすくんの企画のときに
述べたように、誤答ペナが厳しすぎると
また別の理由で初心者に厳しくなってしまうのですが、
次回は、もう少しいい感じのゲームバランスを
追及して欲しいところです。

あと、細かいところですが、
大票田のルールで
正解で自分に+1か相手に−1かを選べるというのが
ありましたけど、これもちょっとアレかなと思います。

前も同じようなことがあったと思うんですが、
自チームに+1でも、相手チームを−1でも、
「1ポイント差がつく」ということには
変わりがないので、この2つが選べることに
あまり意味はないんですよ。

今回は、勝ち抜けポイントが設定されているので、
相手が+9のときに延命するような使い方は
あるかと思うんですが、
正直、あまり必要ではないと思います。

これについても、
実際にどっちを選んだらどうなるかを
シミュレーションしてみるのが大事ですね。

他にも「ローリングクイズ」の
誤答ペナ無しとかもそうですし、
「Qさまのアレ」で最後に残るのが2人だったら
5問もやる意味がない、とか、
今回は、全体的にそういう想像が欠けていたのかなと。


私も、今はもう慣れたのもあるし、
時間があまりないのもあってやっていませんが、
企画を作り始めた最初のうちは、
割と綿密なシミュレーションをしたりしてました。

その当時は解答者が多くても6人ぐらいだったので、
参加者にサイコロの目を割り当てて、
出た目の人が正解したという体で
プラスやマイナスのポイント増減を実際にやってみて、
問題が何問必要か、とかゲームバランスが
妥当かどうかとか調べたりね。

また、今も、そこまでとはいかないまでも、
常に「考えられ得る最低」を想像して、
それでもゲームバランスが崩壊しないように
注意しながら企画を作っています。

特に今回の話でいうと「考えられ得る最低」の想定が
甘かったのだと思います。
もうこれは史上最強に極悪非道な、
勝つためなら何でもやる男、というのを想定して
シミュレーションして下さいwww

それで、自分の思う最高に汚い戦術を使って
自分の企画のルールの穴をついて
無双してやろうとしてみてくださいw

それができちゃうようなら
ルールに不備があるので修正が必須です。
勝てるけど無双とまではいかない、ぐらいなら
戦術がハマったってことでOKでしょう。


まあ、そこまで強制はできませんが、
いずれにしても、事前にあれこれ想像してみる
ということは意外と大事だと思います。

ホラ、偉大なクイズ王も
仰っておられるではありませんか。
クイズは想像力」って…。

え、字が違う?
こりゃまた失礼いたしましたっとwww


と、いい感じにオチがつきました(?)が、
最初にも言ったように、
海苔さんの企画のワクワク度は大好きなので、
今度はどんなコンセプトの企画を作っていただけるか
期待して待ちたいと思います、頑張ってください!



…さて、例会の方は
海苔さんの企画が終わった後
少し多めに時間が余っていたのですが、
ざきおさんが自作問題を作って来られたので、
問読みの練習&問題テストのということで、
5○で勝ち抜け、エンドレスチャンスのルールで
読んでいただきました。

また、それが終わった後は
黄銅Pくんの問読みでフリバと、
さらにしょーせーさんの問読みで、
当時の流行りだった「OMOJAN」を使った
クイズをまたやりましたw

今回は最初に全員が1枚所持した状態でスタートし、
早押しに正解すればカードが1枚もらえ、
面白い組合せができたら、このタイミングで発表。
しょーせーさんのツボにはまり具合によって、
0〜3のいずれかのポイントがもらえる
という形式でやりましたw
早押しの誤答は2休です。

オマケ企画なんで結果は置いといてw
個人的なMVPを書いておきます…。

舌平目の」「おかん

テラシュールwwww



ということで、今日も楽しく過ごせました。
次回は、私が企画者となった例会の
レポートをお届けします。

まあ、こうして他人の企画をズケズケ批評した割に
イマイチな出来だったことは否めませんがw

なるべく早く更新して
みなさんに逆襲してもらおうと思いますのでw
お楽しみに!
2017 05/29 21:48:03 | クイズ | Comment(3)
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この記事へのコメント

ヤーロウ先生、本当に勉強になります。
ほら、みんなもちゃんとメモしておくようにw

コンセプトもそうですが、海苔さん企画の決勝は毎回たくさん問題を解かせてもらえるのでうれしいですね(結果もよければなお良かったんだけど)。
そして何気に100数十問をしれっと読むあの体力、うらやましいです(ちなみに自分、昨年7月の企画の決勝で90問程度読んだだけで翌日口内炎になりましたからw)。
きっとタイムレース10分もさらっとやってしまうと思いますよ。
Posted by 原 at 2017-05-30 18:57:56
>八橋高校の真と響を思い出しました
リアクイ始めた頃に見つけて一気に見ました。
古川さんには早く劇場版を完結させて下さいと言いたいです(笑)

ヤーロウさんの企画総括、勉強になります。
自分も7月に初めて半日企画を担当するので参考にさせて頂いています。
現在おおまかなコンセプトやルールは決めたのですが1R分案が浮かばなくて悩んでいます(^^;
Posted by ルドルフ at 2017-05-31 00:09:39
> そして何気に100数十問をしれっと読むあの体力、うらやましいです
確かに、それはそうですね!
私だったら、そんなのしたくないので、州ごとに違うルールにして、
早押しじゃない企画を無理矢理ねじ込むところですw

> ヤーロウさんの企画総括、勉強になります。
まあ、アレですよ。
そんないくつかの二次創作動画しか見たことないのに
無謀にも「im@sクイズ」とか企画して、盛大にコケた男が私ですよ、ええwww
だから、このブログの内容も、あくまで「※個人の感想です」という
よく見る注意書きを添えて考えていただければ幸いですw

Posted by ヤーロウ http://bany.bz/no_title/ at 2017-05-31 02:04:16

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