大連帰国日記
新年早々、事務の女の子が強盗に合った。
大連は治安は結構いい方なので、初めてそんな話を聞いて驚いた。

普通の事務員の若い女の子。年は確か25だ。私の方が二つ下だが老けてみえるらしい。理屈っぽい私とは対照的な、キャッキャした感じの子。個人主義の社内ではほとんど個別に話したことはないが、元気な可愛い女の子と言った感じだ。
事務の子、その日は残業で帰ったのが夜11時過ぎだったそう。他の社員が一応送って行ったらしいが、タクシーでアパートの下まで一緒で、そこからは一人だったらしい。
事務の子がアパートの玄関前で、鍵をゴソゴソ探していると、物陰から男が二人、ぬぅっと出てきて、
「金をよこせ」
バックをひったくろうとしたよう。刃物をもって脅してきたそう。
が、その子。そこで彼らと戦おうとしたらしい。。
適当に金を渡して逃げればいいのに・・・それか大声出すか。 喧嘩買った、ってやつだ。決して強そうな子ではない。折れてしまいそうなほど華奢で、色白な彼女。
勇敢だなぁと尊敬する反面、、自殺行為だろ。。とも思ってしまった。挑発するだけなんじゃぁ。。
刃物を持った強盗は、本当にお金だけが目当てで、刃物は脅しと彼らの自己防衛だけの為だったよう。だがそこでもみ合っているときに、事務の女の子の顔に刃が、かすってしまったらしく。彼女は怪我をした。幸い口元にピッとナイフの跡があるだけで縫ったりもせず、大事には至らなかったみたいだが、痛々しい傷を見てちょっとゾッとした。

中国はあまり情報が公開されないので余計コワイ。。
今回の事件も社内で注意が回ったりもせず、口コミで一部知っているだけだ。
私も世の中ナメてるタチなので、夜遅くに平気で一人歩きしていた。ちょっと反省。
しかもうちのご近所は今、内装工事中なので、アパートには工事の人の出入りが多い。帰宅した時に誰か待っているのかなんだかで、彼らが廊下でタムロしていることもある。99.9%、普通の人たちなんだろうから、疑っちゃうのも悪いけど、ちょっと警戒・・・
中国のアパートの廊下ってすごくうす暗いし、ご近所で挨拶とかないから、自分の身は自分で守らなくば。。
人が多い世界って、却って周りが見えないんですよね。
だって、例えば新宿駅で人が倒れていても誰も気にせず通るでしょうけど、電車が一時間に一本くらいしかないような田舎の駅で人が倒れていたら、声かけますもんね。
大連の人口は500〜600万人と言われている。人が多い世界、しかも貧富の差も激しくいろんな人が入り混じっているので、まさに新宿駅みたいな感じです。
いやぁ〜、、物騒な世の中ですね〜。
2006 01/12 11:03:33 | none | Comment(0)
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