ウチとソトの関係。。社内外の尊敬語について言いたいのではありません。 人間関係の距離について思ったのです。 中国人は人のつながりとか家族を大事にする、ってどこかで聞いたけど、まぁ、そうでしょう。 中国人の人間関係は大きく3段階に分けられるような気がする。 1つ目は、全然知らない人。町で道をすれ違うだけのような、へのへのもへじですこぶるどうでもいい人。 2つ目は、同じ会社とか集団に属している関係。或いは話したことがある関係、いわゆる顔見知り。 3つ目は、親しい友人や恋人、身内。 日本人だってそんなもんじゃん。って一見思いますが、ちょっと違う気がする。日本人だったら2,5に当たる、会社の同僚とか、まぁ普通の友達、っていう段階があまりない気がする。
中国語には敬語表現があまりないので、話し方は2も3も、上司も部下も同じ。そのせいか、初対面でもすごく親しみを感じます。前から友達だったように見える。でも実際は、お互い顔は知ってるけど、名前も知らなかったりする。いつ見ても不思議です。
段階1の時点では、バスや店のカウンターの順番も、我先にチックだが、段階2の顔見知りになった時点では、お先にどうぞ、になる。でもそんな段階2は、いつどこで別れてもおかしくない関係。平たく言うと、会社とかで「あの人最近いないなぁ〜」 「え?やめたの?!」て言う関係。「ご近所さん最近静かだなぁ〜」 「え?引っ越したの?!」っていう感じです。 そして段階3、ここでかなり人数は減る。昔からの友人や恋人、身内。なんでも話せるような間柄。ここで日本人と違うのは、お前の物は俺の物俺の物はお前の物、になること。 中国人のお金の感覚って非常にアバウトで、一緒に食べに行って割り勘とかはほとんどありえないのです。必ず誰かしらがおごる。交互におごる。そのくらいならまだしも、友達の家とかに一緒に住んで、家賃払わなくても失礼にはならないらしい。 トイレや洗面所、風呂場も勝手に使ってOK。テーブルの上にある食べ物も、誰が買って置いたに構わず、みんなで勝手にひろって食べる。 そこんとこ、日本人だったらありえないほど寛大です。むしろ細かい料金計算するほうが失礼になるよう。
そしていろいろ言う。。。 例えば女の子に対して「アンタ太りすぎだよ。ちょっとダイエットしたら?」とか、「もうちょっと勉強した方がいいんじゃないの?」とか、とにかく思ったことを平気でストレートに言います。 どうもそれがウチの関係。どうでもよくないからしつけというかアドバイスらしいが、真面目に日本の感覚で考えると違和感満点。
う〜ん、やっぱ人が多い国は違うよなぁ。。。
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