月曜日、大連は珍しく大雨に見まわれていた。 日本ほど雨は降らないので、一日中やまなかったのは珍しい。火曜日の朝、ふと台所に立つと、ピチャピチャ・・・ジワヮヮ〜足元が濡れた。。床上浸水だ。よく見ると台所だけ、深さ1.5cmくらいの水溜りが出来ている。 ななな、、なんで? ここはマンションの6階だ。一体どこからどうやって水が入ってくるんだ?! よく見回したが、分からなかった。朝は時間がないので、とりあえず放っておいて出勤したが、夕方、大家から会社に電話がかかってきた。 下の階に水漏れして下の部屋が水浸しだと。帰ったらよく見回して欲しいと。 帰って見ると、やはりまだ水溜りのまんまだ。しかも増えている。どこから流れてきているのか、やっぱり分からない・・・天井からではないようだ。とりあえずチリトリでジャバジャバすくって捨てたが、全部は捨てきれない。 寝る間際にまた見てみたら、水溜りの水がだいぶ減っていた。全部下の階に流れてるんだろう・・・なんだかなぁ、まぁ仕方ないか。と思いながら寝た。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!! 変な音となにか変わった気配がして目が覚めた。よく聞いてみると、誰かが自分の部屋のドアをたたいている。 寝起きが悪い私は、気にせずそのまま寝ようかと思ったが、よくよく考えると、下の部屋の人か大家かも、という心当たりがよぎった。時計と見ると早朝5:20・・・・なんでこんなに早いんだよっ?! しかも寝ているようだから後にしよう、ではなく、明らかに起こす目的みたいだ。
下の階の住人だった。仕方なくドアを開けると、40代くらいのご夫婦。初対面だ。水漏れが激しいから、ちょっと部屋を見せて欲しいと言う。寝起き丸出しの私は、はいどうぞ、と中に入れると、二人は台所を見回した。もう水は全て引いていたので、全部このおばさん達の部屋に流れたんだろう。二人は台所に取り付けてある棚も開け、四方八方を見ていった。別に見られて困るようなもんはないが、プライバシーも何もあったモンじゃない。 彼らにも原因は分からず、大きな穴も見つからなかった。流れ落ちた雨水はその下の階にもつたっているという。。 大家に電話して直してもらってね。と忠告し、彼らは帰っていった。 私は、睡眠を妨げられて少し不機嫌にはなったが、人にはいろんな生活習慣があるだろうし、非常事態だから仕方ないか、と思いながらまた寝た。 その日一日は少し忙しかった為、大家に電話するのは明日でいいや〜、と思っていた。大雨が降らなきゃ危害はないんだし〜
が、次の日の早朝、また目が覚めた。 ・・・昨日と同じだ。また自分の部屋のドアが鳴っている。時計を見ると6:00。8時起床の私には真夜中だ。。 戸を開けると、やはり昨日のおばさん。大家に電話したか、という確認だった。いや、昨日忙しかったんでまだだけど、今日しますよ。と言うと、ペラペラいろいろ急かしてきた。 彼女は大連方言が強くて、非常に聞き取りにくい話し方をする。。2日レンチャンでたたき起こされた寝起きの悪い私はさすがに不愉快になり、オメェ毎朝強引スギなんだよ!?と、ついつい顔に出てしまった。。 その日は昼間しっかり大家に電話し、大家も承諾した。 また次の朝起こされるかもしれない、起こされる前に夜、自分から行こう、と、夜の8:30に彼らの部屋へ報告に行ったら、彼らはちょうど寝る所か、寝たばかり、といった雰囲気だった。数日後直してくれるって、今度私に電話が来ることになっている、と報告した。朝は出来るだけ来ないでくれ、とも言おうともしたが、自分も夜、起こした感じだったので、口をつむいだ。
あれから数日たったが、結局どっちからも連絡が来ない。大家がいい加減なことは前から知っていた。また催促しなきゃダメだ。が、大雨もないから被害もないので下の住人も何も言ってこない。どうなることやら。。;
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