大連帰国日記
大連にいた時の大きかったことの一つは、、中国人の彼氏ができたこと。それも相当誠実な。。
4ヶ月前、彼は本当に日本に行った。行き先は私の実家とはkかなりはずれ、広島だったけど。。日本派遣の仕事を見つけ、多額の罰金を払って会社を辞めて来日していた。
私も帰国してから広島に遊びに行った。やっぱ本当にいたわ。

貧乏な貯金と相談の上でなので、夜行バスに乗って行った。東京ー広島で夜9時ごろ発→翌朝広島に到着。というものがある。それで、お値段は6000〜7000円。随分安いんですね。。でもでも、普通の観光バスで10時間以上なので、体力的にはか〜なりキツかった。しかも今夏休みなので、行きのバスは満員。到着する頃には全身ズキズキガクガクだった。安いけどもう2度と乗りたくないかも・・・

中国で会う彼と日本で会う彼、同じ人で想像通りだったけど、やっぱちょっと違う。やっぱり日本にいる外国人はどこか子どもっぽく、挙動不審に見える。笑 食べ物なんかも中国にもある日本のものを応用しているし。やたらと韓国製品が多かった。一緒に外食しても、ごま塩ふりかけをご飯に振り掛けるのでなく、味噌汁にかけようとする。。


ちょうど原爆投下日の頃に行った。
原爆投下日も記念式も知っていたけど、中国人と一緒なので、特に記念式に連れて行こうとは思わなかった。アメリカ人だったら連れて行くかもな〜。笑
記念式は一応知らせてテレビで見た。やっぱり記念式に中国人の影は見えないですよね。。。
前述の通り、彼は中国人の朝鮮族。昔、朝鮮半島から中国に渡った移民の子孫だ。
彼のおじいさんが韓国に韓国人として生まれたそう。けど日本軍の侵略や戦争などの理由で、韓国での生活が困難になり、中国の東北地方に渡った。当時、そうして中国東北地方に移った韓国、朝鮮人はかなり多いらしく、数は調べてないけど、何万人だか何十万人だか(?)いるそう。それから彼らは中国に定住し、朝鮮族同士で、ある程度固まって暮らしていたみたいだ。所々に朝鮮族の村がある。今でもそういう所は多く、今でも彼らの間では韓国語が使われている。それが中国人朝鮮族となっている訳。
そして彼はその朝鮮族の村で生まれたそう。顔なんかも典型的な韓国人の顔をしている。当然だけど韓国語と中国語を自由に話し、日本語も話せる。一体この人は何人なんだ、と私はたまに思う。

相手がそういう中国人なので記念式には行かなかったけど、原爆の話をした。
でも原爆の被害者数は南京大虐殺の半分以下。しかも原爆は爆弾一つドカーンに対し、南京等では日本人が乗り込んで一人一人捕まえて手で殺した。中国東北地方のハルピンでは細菌と一緒に中国人を部屋に閉じ込めての虐殺。中国の他の地方を入れると被害者は一体何倍に上ることやら。。。
どこの人もやられたことを騒ぐのが人間の本能なんでしょうかね。
という話で終わった。
でもこうして、建設的に式典開いて死者を弔う、みたいなのはいいよね。という彼の話。
確かに日中のお偉いさんが集まってそんな式典をするとは考えにくい・・・

んで、夕方は平和記念公園の灯篭流しを見に行ってみた。
予想以上ににぎやかだった。あんなにいろんなイベントがあるとは。。
入り口付近では長蛇の列で献花、ちょっと行くと工作室みたいなテントが。千羽鶴もたくさんある。その向こうで灯篭流し。凄い人だった。灯篭流しの真ん中ではライブや合唱が。道中人で一杯だった。でも灯篭ってキレイなもんだなぁ。。。
でもでも、よくよく見てみると、、なんかお祭り騒ぎ?!な感じだった。
浴衣で歩いているお姉さま達(数人)。ジャカジャカ大音量のライブ。灯篭もよく見るとピカチュウとかなんとかモンスターみたいな絵。(もちろん平和を唱える詩や短文の人もいますけどね)
挙句の果てに腹の立ったのが、アメリカ人(たぶん)のバカップル!
アメリカ人も結構多かったのですが、たいていの人は普通に観光していた。
が、ごくごく一部のバカップル、灯篭をイルミネーションにいちゃいちゃいちゃいちゃデープキッスをしているではありませんか!全く全然分かってないですね。何しに来てるんだ。
確かに、大きな河をゆっくりと流れるカラフルな灯篭。すっごく幻想的できれい、ロマンチックです。そして平和を唱える歌詞のライブミュージックも言葉の分からない彼らにとっては、ロマンテックなバックミュージック。
「きれいね、マイク(仮名)」
「ほんとだね。メアリー(仮名)。でも灯篭も君の美しさにはかなわないよ。。。」
「いや〜んマイク(仮名)ったら〜、すきよ。」
と、彼らにとっては全く自分の世界みたいで、半径1メートルには人が寄っていなかった。

さて、いろいろ見た帰り道、彼と道案内の地図を見ていると、
「なによ。どこ行くの?」
と見知らぬおじいさんが声をかけていらした。
その人は被爆者のおじいさん。
なんか酔ってたみたいで、いろいろ話してた。
アンタ達見てると昔の自分ら思い出すわ〜。
原爆んときゃぁね、こっから駅まで見えたの。今でもここにコブが残ってる。
もう今はね、私なんかから言わせるとうるさいよね。
もっと静かに厳粛に死者を弔ってほしいよねぇ。
じゃ、ここまっすぐ行ったら着くから、じゃぁねぇ。
と、行ってしまった。
「昔の私思い出す」って、そんなに人目を引くのかなぁ。と彼は照れ喜んでいたけど、
私は「私らは50年前(半世紀前)の若者を連想させるのかい。。。?」と、ちょっと複雑だったりした。
と言う感じで広島旅行でした。

他、宮島神社にも行った。以下写真です。
灯篭流しと原爆ドーム


宮島神社
2006 08/10 17:08:10 | none | Comment(0)
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