カテゴリ[ 夢 ]の記事 (2件)

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繁華街あるいは商店街の脇道に引きずり込まれる。二人の男が石造りの壁に手をかけると外側にスライドするように開き、中に押し込まれる。同様に閉じ込められた数人の男女がしゃがみ込み、怯えた目で男達を見る。一人は背の低い小太りな男で、濃いサングラスをかけ作業着を着ている。もう一人は彼の部下の様に見える。彼らは我々を一瞥すると何の説明もなしに部屋を立ち去り扉を閉める。ほどなくして突然けたたましい警報が鳴り響き、壁のランプが赤く回る。その下、座っていても手の届く壁に家庭用の電気設備用のものと同様のスイッチを発見し押すと扉が開く。緊急事態であるらしい異様な状況と、男たちに発見される不安で心臓が鼓動を速め、足腰が立たないほど体は緊張するが、壁にもたれかかりながら町を歩く。商店の人々は皆奇声を上げながらホースから水をまき散らす病にかかっている。自分が閉じ込められた小さな部屋は、病原菌を遮断するシェルタであったことに気が付く。
2007 02/28 23:57:06 | | Comment(0)
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夜猫の能力を有する女のそれは神より与えられし力でテトラポッドに囲まれた川を飛び鉄フェンスの僅かな隙間を忍者の様な身のこなしで抜けるが愚か者は彼女を追い高いコンクリート塔の上に残され暗く寒いその場所で絶体絶命状態を後悔し脳裡に凡庸な日常における陽射しに包まれた幸せを思い浮かべるがそこで知る神の真の姿はそれは黒い虫例えるならば腹の裏側の形状が漢字の「用」の字に似て入り組み黒光りするゴキブリの様な虫が連なった百足の如き節足動物に似た醜悪な姿は意志を持たずただ蠢くだけの群体であり一匹一匹が独立して這い曲がりくねる姿を見るだけで眼を背けたくなる嫌悪感と異様な不安感を抱かずにはいられない神から絶大な力を授かった者はその代償として未来を奪われる即ちその時空から個体は抹消されこれまで生きた過去のみを永遠に反復することとなるので能力を持ってして未来に影響を及ぼすことは不可能であり女はこれまで絶対的な孤独の中で限られた時間を無為に繰り返しておりまたこれからも繰り返さねばならない運命でありそして今我が身も同じ陥穽に踏み込んだのだと悟った瞬間に暗転し闇に彼女の笑顔がく浮かんだ
2007 02/04 00:05:04 | | Comment(0)
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