カテゴリ[ プログレ ]の記事 (2件)

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やあみんな、元気かな? 今日はみんな大好きELPのカバーを紹介するよ!
ピアノ1台でアレンジされた馬鹿プログレの獣、タルカスだよ!
…と思って聴いたら、弦楽器とパーカッションも共演してたんだ……

騙されたよ!また帯に騙されたよ!
(いや、書いてあったけど…)

空間を飛び交うアグレッシヴな演奏はなかなかすごいけど、もっとシンプルに演奏されてると思った予想とはちょっと違ってたね。ってか、Key+B+Dr(+Vo)な本家よりもはるかに複雑だなあこれ。
そしてマウリツィオ・ピサーティという人が新たに曲を加えているよ(2,4,6,8曲目)。これでタルカスの新たな魅力が引き出された、反面、原曲がぶつ切りに解体された形になるから、いまいち流れが遮られて全体が見えにくくなってしまった嫌いがあるなぁ。
現代クラシック作品と割り切って聴くと心地良いけど、ELPを期待すると驚いて失望しちゃうかもね!ていうか、失望したよ!

次はELPのライブバージョンをカバーした珍しい展覧会の絵だよ!
…と思って聴いたら、普通のムソルグスキーの展覧会の絵だったよ……
でもこちらは正真正銘、ピアノソロのシンプルな演奏だね。他のピアノ版もオーケストラ版もまともに聴いたことないんだけど、美しく軽やかに、時に力強く不吉に奏でられるこの展覧会はとっても安らかな気持ちにさせてくれる素晴らしい演奏だよ。
みんなも聴いてみてね!
2007 02/11 04:11:02 | プログレ | Comment(0)
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やあみんな、元気かな?
今日は二番煎じの代表作を紹介するよ。
その名もKing Crimson「ポセイドンのめざめ」。

これはプログレッシヴロックの超名作「クリムゾン・キングの宮殿」
の焼き直しと言われて、ポロクソにけなされることが多いよね?
でも、じっくり耳を傾けて聴いてみればそんなに悪くない作品なんだ。
確かにA面は「宮殿」そっくりであることは否めないし、
比較するなという方が無理だとは思うけど……。
でもそのA面だって、イアン・マクドナルド主体でサックスやフルートが目立ってた「宮殿」
とは趣が違って、ギターがもうちょっと前面に出た音作りになってて、
フリップに主導権が移ったことが明らかに分かるよね。

B面はもっと意欲的な前進が見られる。
"Cat Food"はキース・ティペットの狂ったように転げ回るピアノが印象的な、
今までとは明らかに異なった作風の佳作だね。
まあ、次作「リザード」ではこの路線の曲が多いから
そんなに珍しいものではなくなるけど……。
しかもベースとボーカルがThe Beatlesの"Come Together"のパクリ臭いことも否定出来ないけど……。

ホルストの「火星」にインスパイヤされた"Devil's Triangle"で聴かれるメロトロンの大洪水は凄まじいよね。
この音の閉塞感はCrimson史上最高だと思うよ。

今出てるアルバムには、シングル"Cat Food"とカップリング"Groon"が入ってるよ。
"Groon"はちょっとアグレッシヴなインプロビゼイション的な曲で、
またアルバムの雰囲気とは違ってて良いね。

そうそう、最後になったけど、"Peace"は小品だけど実は「ポセイドン」で最も良い曲だと思うよ。
フリップの非常に穏やかな表情が垣間見られる貴重なアコースティック作品だよ。

そんなわけで、みんなもこのアルバムを聴いてみてね!
2007 01/10 23:25:26 | プログレ | Comment(0)
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