ピアノテクニックと音楽のつながり
ピアノを習い始める時、レッスンではまず”ド”を教えることから始めるのが日本のスタイルのような感じですね・・・。

私も”ド”を教えて弾くことから始めますが、子供はグランドピアノが気になるらしく、必ず覗き込んでます・・・。

まず最初は『ピアノと仲良くなる』、これから始めるのがいいのでしょうが、着いてこられたお母さんにはやはり何かを勉強した!という印象を残しておくほうがいいかなと思い、お勉強から始めますが、子供には「また今度ピアノの中見せてあげるね」と約束すると、とても子供達は嬉しそうにしてくれます。

有名な湯山昭さんがグランドピアノを”くじら”に例えているおもしろい本があります。



メッセージもとてもユニーク・・・



この教材でピアノを習い始めるのはちょっと進度が速くて難しいですが、先生が時々使ってピアノで遊ぶことや、仲良くなることを教えるにはとても楽しいです。

前回紹介したドイツの本と似ています・・・。

特におもしろいのは、倍音を使ったこれらの曲。



鍵盤を音を出さずに打鍵し、別の高さで同じ音を弾く、これだけで打鍵していた音が一緒に響きだすのです・・・。これが倍音です。

電子ピアノでは絶対できないことですね!

ピアノの良さはこのような響きが、知らないところで生かされていて、曲がステキになるのです。電子ピアノでいくらミスなく弾いても、生きたピアノでしか生きた音楽は表現できないのです〜。

限られたレッスン時間内に遊ぶのはなかなかできないですが、発表会が終わったあとのレッスンなど、”今日は教本はお休みね”って言ってこういった工夫をすると楽しいですよ。

一冊持っていて生徒に見せてあげるだけでも、ピアノの印象が全然違うものになるかもしれません・・・。

2010 07/29 10:24:04 | 教本 | Comment(0)
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