『葬送』と聞いて、多くの方がショパンのソナタ2番の3楽章『葬送行進曲』のメロディーが浮かんだのではないでしょうか?
今日紹介する『葬送』はリストの《詩的で宗教的な調べ》より第7番の『葬送』です。
この曲はショパンの死を悼んで書いたと言われていますが、本当は祖国のハンガリーの人々や友人が、オーストリアで起こしたデモで失敗して処刑されたのを悼んで書いたようです。
10分程度の曲ですが、実にドラマティックな展開をうまくみせているすばらしい作品です。
先日、尼崎で悲惨な列車事故がありました。 犠牲になられた方へ、この『葬送』を送ります。 犠牲になられた方の無念さがこの作品に表現されているような気がします。 どうか安らかに眠られますようにと、心からお祈り申し上げます。
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