アレルギー、金属をはじめ卵などの食物による症状、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎また検査、猫と犬に見られる症状とは
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アトピー(アレルギー性皮膚炎)の子供が食物アレルギーの症状もある、また喘息の人が花粉症になってしまった、などアレルギー疾患が重なり、続いてしまうことはよくあります。
アレルギー疾患を持つ人はアレルギー体質であることが言われ、遺伝的素因が関係しています。
「アレルギーマーチ」とはアトピー素因のある人に、次々とアレルギー性疾患が連鎖して発症してくることを言います。
例えば乳児期に牛乳や卵などの食物抗原によりアトピー性皮膚炎を発症している子供が、1?2歳になると呼吸困難も加わり気管支喘息発作を起こすようになるなどアレルギー疾患が続けて起こってきます。
まれに気管支喘息の一部は7〜8歳で治ることもありますが、大抵は学齢期まで続き、免疫力がたかまる14?15歳までには約70%が治ります。
それでも治りきれない場合は成人型気管支喘息に移行しますが、そのまま花粉症(アレルギー性鼻炎)が発症したり、金属アレルギー・紫外線アレルギーなどの皮膚症状になっていくこともあります。
こうしてアレルギーは次から次へ形を変えて進行してゆく傾向にあるのです。
アレルギーマーチを防ぐには、新たなアレルゲンを生み出さないようにすることが最も重要です。
生活環境を整え、規則正しい生活・安全で理想的な食生活を心がけてください。
また疾患があることによって様々なことを諦めたり我慢したりしなければなりませんが、前向きにストレスをためないよう心のコントロールも大切な予防のひとつなのです。
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