熱気球に関する、あれこれ
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熱気球イベント会社では、中心になるのが、「熱気球体験搭乗イベント」これは係留と呼ばれる方法で行われます。

そして、フリーフライト。

ただし、イベント会社では、日程の空きがなくて、予約を入れても、なかなか実施が難しいのが現状です。

そして、社会貢献活動。

全国の幼稚園・小学校を訪問したり、地元の養護学校の生徒に、熱気球教室という形で、熱気球を体感してもらいます。

それから、広告・宣伝活動。

広告幕を球皮に付けたり、垂れ幕を付けて飛んだり、または、シェイプと呼ばれる特殊な形をした熱気球を上げたり、そのいずれかを、組み合わせて行うこともあります。

主な活動はこんな感じです。

ただ、どの活動でも、移動は車での移動になります。

機材を運ばなければならないためです。

実際に熱気球を運行している時間よりも、移動の時間が長かったりしますね。
なので、熱気球の会社にいると、どういう風に車で過ごすかが、結構重要です。

基本的には、お気に入りの音楽を流すというくらいしかありませんが。
寝ることが出来ればいいのですが、運転していると、そうもいきません。

大まかではありますが、活動の内容・熱気球の知識について書いていきました。

とりあえず、今回はこれで終わります。


熱気球イベント エックスバード
2008 05/18 01:08:54 | none | Comment(0)
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熱気球は「暖かい空気は、冷たい空気よりも軽い」という非常に単純な原理で上がっています。
暖かい空気は、冷たい空気よりも軽いため、上へ上へと向かいます。その力で、熱気球全体を上に押し上げます。
球皮(熱気球の上の風船の部分)の中の温度を、バーナーの炎で約80度に上げると、周囲の冷たく重い空気よりも、
中の暖かい空気が浮力を得て、上昇します。

昔は、焚き火などをして、その熱のある煙を球皮の中に入れて、飛んだりしていましたが、当時は、熱の力ではなく、煙そのものに、熱気球を浮上させる不思議な力があると考えられていて、焚き火をする時に、何を燃やせばいいかが色々と
試されたという話も伝えられています。
肉を燃やすと・・・といったぐあいです。

今では笑い話ですが、当時は皆真剣だったんですね。

ガス気球の場合は、球皮の中に水素やヘリウム等の「空気よりも軽い気体」を詰め込めばいいわけです。

気球は主に、球皮・ゴンドラ・バーナーで構成されています。
球皮というのは、上の風船のような部分のことです。球皮は軽く・丈夫なナイロン等で出来ており、万が一穴が空いたりしても、それ以上穴が広がっていかないように、格子状に編みこまれています。

球皮の下部は、バーナーの炎に近いところなので、上の部分よりは炎に強い燃えにくい物が使われています。

球皮の形は一般的には、水滴を逆にしたような形をしています。これはより効率よく浮力を得られるように考えられて、その形になっています。
球皮の部分がアニメのキャラクターの顔の形をしたり、車、バイク、家というように、色んな形をした熱気球があります。
こういった球皮の部分が特殊な形をした気球のことを、一般的に「シェイプドバルーン」「シェイプ」と呼んでいます。

見た目には非常に楽しませてくれますが、普通の熱気球に比べると、扱いが大変ですし、金額も通常のものよりかなり高くなっているので、中々目にする機会はないかもしれません。
熱気球の大会などでは、主に海外から、シェイプの熱気球が招待されて、参加しているので、足を運べば実際に目にすることが可能です。

次に人が搭乗する部分である、ゴンドラですが、材質は籐で出来ています。
籐が使われるのは軽くて丈夫なためと、障害物(主に木々)に接触したとき・あるいは着陸したときの衝撃を、吸収し和らげてくれるためです。

科学の発達した現在においても、このようなシンプルな素材でゴンドラは作られています。
他にも車椅子の方でも楽に乗り降り出来るように、扉付きのゴンドラもありますし、通常4人乗れば一杯になるゴンドラですが、より多人数を乗せることの出来る、大きなサイズのゴンドラもあります。

このように何十人も乗せるような大きなゴンドラになると、通常よりもさらに浮上するための揚力が必要になるため、上の球皮のサイズも大きなタイプのものになります。
より多くの空気を暖め、通常よりもさらに多くの浮力を得るというわけです。

そして熱気球の中心部であるバーナー。その火力は家庭用ガスコンロの約千倍にもなります。
コイル・ノズル・圧力計・バルブ・パイロットバーナー等で構成されており、燃料は普通の家庭で使われているのと同じ
液体プロパンです。
熱気球では、一般家庭で一ヶ月使用する量のプロパンガスを、約30−40分ほどで使い切ってしまいます。
ボンベの表面に、メーターが付いており、内容量がわかるようになっています。

またバーナーは、片方が使えなくなった時に、もう片方が使えるように、燃焼系統が二つあるダブルバーナーが主流です。
この点は、飛行機等の空の乗り物と共通しています。

例えば飛行機のエンジンなどは、プラグなども二つずつありますし、空の乗り物は、車などと違って、何かトラブルがあれば、
即、生死に関わるので、こういう作りになっているんですね。

次回は、活動の内容についてです。


熱気球イベント エックスバード

2008 05/18 00:58:55 | none | Comment(0)
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私は、縁あって熱気球のイベント会社に勤めています。

普通の熱気球のパイロットであれば、仕事が休みの週末に、「フリーフライト」(自由に空を飛ぶ熱気球本来の姿)を楽しむ、という形が一般的だと思いますが、会社での熱気球による活動となると、「係留」と呼ばれる方法での、熱気球体験搭乗イベントが、主な活動になります。

「係留」とは、会場となる場所の四隅に、重しとなる車を4台配置して、その車とゴンドラをロープで繋ぎ、その場を約20〜30メートルほど上がったり下がったりするというもの。

上空を自由に舞う、フリーフライトよりは、体験する高さは違いますが、より安い金額で、多くの方を乗せることが出来、50メートル四方の場所があれば、どこでも実施できる(上に高圧線・周囲に電線がないこと。自衛隊・米軍の基地、空港などが近くにある場合は、事前に許可を取る必要があります。)というメリットがあり、イベントなどで、この「係留」という方法がとられています。

そして、広告・宣伝。熱気球の球皮(上の風船部分)の部分に広告幕を付けたり、垂れ幕を付けたりして、熱気球を上げるというもの。
飛行船などと比べると、かかるコストが格段に低く、金額と実施効果バランスがよくとれている方法だと思います。

この広告・宣伝には、もう一つの形があります。
それは、シェイプという、特殊な形をした熱気球を上げるというもの。

私達も、全国の幼稚園・小学校を訪問して、熱気球教室という形で、子供達の前で、アニメのキャラクターの顔の形をした熱気球を上げる活動もしています。

そして、もちろんフリーフライト。
ですが、このフリーフライトは、イベントなどの予約で、日程が空いていない事が多く、中々実施が出来ないのが現状です。
金額としては、係留の体験搭乗よりも高くなりますが、その感動と興奮は、それ以上の喜びを乗った人に与えてくれると思います。

搭乗された方の笑顔が、自分にとっても一番励みになります。


熱気球イベント エックスバード
2008 05/18 00:48:33 | none
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