昨日、日本料理が食べたくなって、ちょっとリッチに日本料理屋に行った。日本料理やはやはり高いから・・・
とあるデパートの上の階にあるそば屋だ。昼時の定食セットは値段も手ごろで私好みのものが多いので、よく行っている。 昼休みの合間を縫ってそこへと赴いた。セットメニューを頼み、ウキウキ待っていたら、隣の日本人のおじさんグループが、運ばれてきたうどんのどんぶりを見て、いきなり店員に、 「おい、おい、これちょっと見てみぃ!」 ほら、髪の毛が入ってるぞ。と、私は想像していた。 が、そんな甘くはなかった。 「ゴキブリだよ!うどんの中にゴキブリが入ってるんだよ」 ・・・は?! キョーレツ・・・下品な漫画で出てきそうなネタ・・・ではなく、現実だ。見に行くわけにはいかないが、うどんの上にプカプカとMサイズのゴキブリが浮いている、、んだろう。 日本人のお客達は怒り、テーブルのものを全て下げさせ、作りなおさせていた。
オエ〜ッ!気分悪いなぁ・・・でももう、そば頼んじゃったしなぁ。と思っているうちに、私の料理も運ばれてきた。 とりあえず、おいしい。ゴキのことは忘れて食べることにしたが、やはり 大丈夫かぁ?と、ちょっと引っかかった。70%くらい食べたその時、 「おい、これ! まただよ〜」と、さっきの客が騒ぎ始めた。 今度は中国人女性が食べていた最中にうどんの底の方からSサイズのゴキちゃんが浮かび上がってきたらしい・・・
sサイズで分かりにくかったんだろうけど、、よく確認してから出せよ・・・
大学時代、私はそば屋でバイトしていたことがあるので、そば屋の厨房は分かる。そば(又はうどん)がお客さんの元に行くまでを記憶をたどって考えた。
ゴキが入る可能性のある場所は、うどん玉、ゆで釜、つゆの3箇所。 うどん玉は茹でるときにほぐしながら茹でるし、色的に考えても可能性は低い。 次いでは大きな釜に、そばやうどんをザルで分けながらゆでるゆで釜。煮えたぎっている小分けしたザルの中にゴキが飛び込んでいくわけもなかろう。 残るはつゆ、ある程度作り置きし、うどんとそばの両方に使う。・・・これだ。色的にもゴキがまぎれやすい。恐らく大量に作りおきし、夜フタをしないで置きざりにしたんだろう。そこにゴキちゃんの親子だか仲間同士だかが足を滑らし落下。みんな溺れ死んだわけだ。
と、いうことはだ。私の食べたそばも同じつゆを使っているはずだ。その作り置きゴキ汁に間違いない・・・ガガガガーン・・・思いっきり飲んじゃった・・・ うわぁ〜、もう嫌。そば残しちゃうけどいいや。中国での経験上、こういう場合は値切れば安くしてもらえるかもしれない。が、証拠がないし、一応日本料理屋の日本人客だ。 そう思って私は安くもない金額を払って出た。 ゴキブリ汁を飲んでしまった。鍛えられている私でもさすがに気分悪い。
そういう場合大変なことになるだろうな、っていう日本社会ってすばらしいか、いや、それでも経営が成り立つ中国社会って素敵、なのだろうか。。。店員側としては中国社会の方が幸せだ。
昨日はその後、保税区のお客さんのところに行った。 帰りの電車で新聞を見たら、やはり日本のことも書いてある。大きめの新聞には必ず日本のことが載っているが、いい内容ではない。 今回のは、台湾をめぐっての日中関係だ。もしも日本が台湾を欲しがったら、戦争を始め、その勝率は80〜99%だ、とかいう内容がつづってある。 ・・・人の国のことなんぞ言っている場合じゃあなかろう。
でもその記事の横のCD広告は、日本のキロロか何かの編曲だったりするし、たまたま私の横にいた人の着メロも日本の「あなただけみつめてる」だったりする。
矛盾だ。 とも思うが、反日云々は本当に人によって違うのだ。 日本のメディアは、大きなデモばかり報道しているらしいが、私の周りは、反日感情など全くない人たちなので、こんなに伸び伸びと生きていられる。
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