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カテゴリ[ イタリア ]の記事 (7件)

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イタリアを旅行した時の事です。

アッシジの街に寄りました。

アッシジは中世そのままの街です。

清貧の人、サン・フランチェスコの生まれた所であり、この聖者の生きた時代の空気が今も感じられます。






街は、モンテ・スパッシオの丘の上にあり、城壁に囲まれた石作りの宗教都市です。

歩いていると宗教都市らしい慎み深さが感じられとても落ち着きます。
また、丘の上からの眺めは視界を遮るものも無く清々しく、すばらしいです。




サンタ・キアーラ教会、ミネルバ神殿、サン・フレンチェスコ教会など歴史的建造物も沢山あります。




また、裏道風な細い石造りの坂道や民家があり、旅行好きにはその坂道を見ただけで感激もので、そこはどっぷりと浸っていたい世界です。



アッシジは、宗教都市として中世の都市として、魅力に溢れた街です。
2005 06/19 00:21:33 | イタリア | Comment(0)
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イタリアを旅行した時の事です。

バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂を訪れました。

ここには、ミケランジェロ25才の時の作品である、ピエタ(哀しみの聖母)像があります。
大聖堂に入り右側の大きな十字架の下、台座の上にあり、華やかな場所に置かれています。



<写真が鮮明でなくすみません。像に魅せられており、
   撮る事を忘れて慌てて撮ったものですから。>


マリアの卵形の小さな顔、閉ざされた目、形の良い鼻、軽く結んでいる口元、これら全てから静かに彼女の深い哀しみが伝わってきます。
そして、前方に差し伸べられたマリアの左手からも。
また、細部まで見事に彫られた繊細な彫刻で、大きな感動を与えてくれます。
この作品から、彼が天才であるということがよーく解りました。

しかし、磔刑から開放されたキリストを抱くには、彼女は余りにも清浄で若く美しすぎて、私には彼女を受け入れるのに戸惑いがありました。





ミラノにある、ロンダニーニのピエタ像のほうが、私はマリアの老いた姿に現実味を感じたのでしょうか、スーと受け入れられました。
私の中でピエタ、という視点がピタット合いました。
そして、ピエタというよりも人間の悲しみというようなものを感じました。
2005 06/13 19:00:08 | イタリア | Comment(0)
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イタリアを旅行した時の事です。

ミラノのスフォルツェスコ城を訪ねました。



ここには、ロンダニーニのピエタと呼ばれる、ミケランジェロの晩年のピエタ(悲しみの聖母)像がひっそりと置かれています。
彼はほとんど目が見えない状態で、手の感覚で彫ったそうですが、未完のまま彼は亡くなってしまいました。

この作品は細部まで彫られていません。非常にシンプルなものです。
そして、キリストの後ろに立つマリアも年をとり、キリストよりもマリアのほうが哀れな感じがします。




サン・ピエトロ大聖堂にある、彼25歳の時のピエタ像は有名です。
が、ミケランジェロの置かれた状況への私の思い入れなどもあるのかもしれませんが、私は、こちらからは聖母の哀しみというより人間の深い悲しみを感じてなりません。
2005 06/07 22:24:17 | イタリア | Comment(0)
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ヨハネ・パウロ2世の一般弔問がバチカン市国のサンピエトロ寺院で始まりました。

私はイタリア旅行でサンピエトロ寺院を訪れた時のことを思い出しました。

悲しみのマリアが余りにも美しいミケランジェロの「ピエタ(悲しみの聖母)像」、人々が足に触れていたペテロの立像、華麗な装飾のクーポラ(丸屋根)、そこからさしこむ光、柱など全てが荘厳でした。


新法王を決める選挙のために、選挙する枢機卿達をシスティナ礼拝所に缶詰にするそうです。

システィナ礼拝所は修復が終わり、聖書の世界が鮮やかな壁画や天井画に描かれていました。
正面には、マリアとキリストが大きく存在する「最後の審判」の壁画がありました。


ここで新法王が生まれる。
何か政治的なものより、神秘的なものを感じます。



2005 04/06 18:10:57 | イタリア | Comment(0)
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イタリア旅行でのことです。

ローマでコロッセオを訪れました。

コロッセオは血生臭い印象が強く、やや腰が引けるのですが、好奇心旺盛な旅子としては、ここを見逃すわけにはいきません。

中に入り、観客席に立つや不快感が。
建物の価値とは別、全く私個人の心の問題です。

コロッセオの地下にグラディエーターや獣達は飼われていたようです。
彼らの怨念が沸きあがってきそうで不気味な気分でした。
当日は晴天の日中でしたので、怨念達も影を潜めていたようですが。

実は私、旅男(たびお)さんと一緒に旅行していました。
彼からは感嘆の声がしばしば漏れます。
男とは戦いの臭いが好きなのだ、と思いました。


しかし、建物のスケールや複雑さに心奪われている隙に、スリが。
ショルダーバッグのファスナーを開いておりました。

彼が気付き、注意を。

スリは「sorry」と謝ってアッという間に姿を消したそうですが、私は全く気付きませんでした。

余り相性の良くない歴史的スポットでした。

2005 04/02 17:33:15 | イタリア | Comment(0)
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イタリア旅行でのことです。

ベネチアのサンマルコ広場の鐘楼に登り街を見下ろしました。

8月下旬の晴天の強い陽射しのもと、澄みきった空と海の青さと、歴史を漂わせる赤い屋根の家々で織り成される眺めは最高でした。

しばらくこの街に住み、溢れる情緒に溺れてみたいと思いました。






すると鐘が鳴り始め、1つ目の鐘から、2つ、3つと音は高なり、余りの迫力に思わず耳を塞いでしまいました。

でも、私は鳴り響く音に感極まっておりました。
2005 03/29 23:46:51 | イタリア | Comment(0)
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イタリア旅行でのことです。

私がベネチアを旅行した頃は、日本におけるイタリア年ということで、TV等でイタリアに関する番組が多く、特番も放映されていました。

TVの画面に映るアドリア海、グランドキャナル、キャナルに沿って立ち並ぶ、時を刻んだ赤い屋根の家々、美しい街並み。 

何としてもこの美しい街をこの目で見たい! と期すること大で出発しました。


水上バスがグランドキャナルを曲がったとたんに現れました。
水の街ベネチアが。

感激! なんと美しい♪

写真や映像よりずっと素晴らしいのです。


ゴンドラにも乗りましたが、映画で見るような歌や甘さには浸れませんでした。

ベネチアの街は、ちょっと歩くと橋と水に巡り合う、心安らぐ場所でした。


2005 03/28 21:53:49 | イタリア | Comment(0)
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