ピアノテクニックと音楽のつながり

カテゴリ[ ピアノレッスン ]の記事 (8件)

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楽器は無駄かもしれません。
電子ピアノでも十分かもしれません。

無駄と思ってても、ぜひ”本物のピアノ”
買ってください!!!
結果はピアノがあればわかります!!!

以下は素晴らしいお話。
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【無駄のある人生】2755


美術家、篠田桃紅氏の心に響く言葉より…


人は、用だけを済ませて生きていくと、真実を見落としてしまいます。

真実は皮膜の間にある、という近松門左衛門の言葉のように、求めているところにはありません。

しかし、どこかにあります。

雑談や衝動買いなど、無駄なことを無駄だと思わないほうがいいと思っています。


無駄にこそ、次のなにかが兆(きざ)しています。

用を足しているときは、目的を遂行することに気をとられていますから、兆しには気がつかないものです。

無駄はとても大事です。

無駄が多くならなければ、だめです。


お金にしても、要るものだけを買っているのでは、お金は生きてきません。

安いから買っておこうというのとも違います。

無駄遣いというのは、値段が高い安いということではなく、なんとなく買ってしまう行為です。

なんでこんなものを買ってしまったのだろうと、ふと、あとで思ってしまうことです。

しかし、無駄はあとで生きてくることがあります。


私は、3万円だと思って買ったバッグが30万円だったことがありました。

ゼロを一つ見落としていたのです。

レジで値段を告げられて驚きましたが、いい買い物をしたと思っています。

何十年来とそのバッグを使っています。

そして、買ってしばらくしてから、そのバッグの会社オーナーが私の作品を今に飾っていることを雑誌で知って、あらお互いさまね、と思いました。


時間でもお金でも、用だけをきっちり済ませる人生は、1+1=2の人生です。

無駄のある人生は、1+1を10にも20にもすることができます。


私の日々も、無駄の中にうずもれているようなものです。

毎日、毎日、紙を無駄にして描いています。

時間も無駄にしています。

しかし、それは無駄だったのではないかもしれません。


最初から完成形の絵なんて描けませんから、どの時間が無駄で、どの時間が無駄ではなかったのか、分けることはできません。

なにも意識せず無為にしていた時間が、生きているのかもしれません。


つまらないものを買ってしまった。

ああ無駄遣いをしてしまった。

そういうときは、私は後悔しないようにしています。

無駄はよくなる必然だと思っています。


『103歳になってわかったこと』幻冬舎
2017 03/14 09:21:33 | ピアノレッスン | Comment(0)
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今、とても人気のあるバスティンの教本、これはアメリカ出身ですが、日本語版が出版されています。

私もよく使っています。
子供も大好きですし、教えるのが楽しくなる本って少ないのでバスティンを知って、教える楽しさが何倍にも増えました。
お気に入りの教本です。

でもこの本はドレミじゃなく、ABCなのよね。。。

ハ長調よりもCメジャー。

そして最近はバスティンを使って、英語で教えるのがブームみたいですね。

日本人だからまずは日本語って考え方は古いかもしれませんが、やはり日本語で覚えてもらい、プラス英語がよいと思います。

学校で音楽のテストではハ長調です。Cメジャーだけ知ってても役に立ちません。。。

そしてドレミです。CDEと英語では使いません。

言葉は母国語がまず土台となってこそ、外国語が使えます。
自分の言葉(いいたいことを文章にする作業)がきちんとできてこそ、外国語での会話も成り立ってきます。

まずは日本人なら日本語、日本語を大切にしてほしいですね。

ドレミはイタリア語であり、いろはが日本語なので、ドレミは日本語ではありませんが、日本での楽語はイタリア語が通常です。
そして長調、短調は日本語を使います。もしくは音大に行けばドイツ語。でもドイツ語や英語での言い方なんて、必要になったときに覚えたらいいのです。
その程度ならすぐに覚えられるでしょう・・・。

初心者がABCで習う必要なんてあるのでしょうか?

日本人ならまずは日本語を覚えてくださいね。

バスティン教本のいろいろ

バスティンについてはこちらにも書いてます。
2016 09/21 09:51:39 | ピアノレッスン | Comment(0)
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残念なことに、ピアノの練習はアコースティックピアノ(本物)でなくても、電子ピアノでも同じと錯覚されている方がいらっしゃるようです・・・。

いつの間に世の中はそんなことになってしまったのでしょう〜。
アコースティックピアノと電子ピアノは全く違うのに・・・。

簡単に違いを説明すると、本物の楽器は、音が”鳴る”のですが、電気物は音が”出る”だけなのです。

例えば、乾杯の時にワイングラスを重ねた時、きれいな音がしたり、うまく合わなければいい音になりませんよね。でも電子物では、一定の音が出るだけ・・・。どのようにきれいに鳴らそうとしても変化はありません。

中にはそんなことはわかってますが、まずは指を動かす練習が必要だから、電子ピアノで十分と思われてる方もおられるでしょう・・・。
でも音楽とはどんな音で響かして、どんな音楽にするか、それを味わうもので、指がただ動くだけでは、音楽を味わうことは決してできるようにはならないものです。

悲しい曲は悲しい音で、リズミカルな音楽はどのようにリズミカルな音を響かせるか・・・です。

野球の練習にしても、おもちゃのバットでいくら猛練習していても、試合で活躍することはできないのと同じです。全く使用している感覚が違いますし、本物を操るための身体もできないからです。

一番感じることは、電子ピアノで練習している生徒さんは、本物のピアノで練習している生徒さんの、5倍も10倍も時間がかかり、そのうち10倍やっても弾けないままです。すぐにそのレベルはやってきます。

子供は特に何もわからないので、必死で頑張ってやっているのに出来ない!って悔しそうにしている姿を見るととてもかわいそうになります。
逆に本物のピアノで練習している子は、さすがに頑張った分は上達しますし、それ以上ってこともよくあったりして、すごいね!って言葉を自然にかけてあげられます。

まずは電子ピアノで・・・ではなく、まずは中古のピアノで・・・それでいいので、そういう世の中になって欲しいです〜。

ピアノは生き物、生きた楽器とどう楽しむか、そこが魅力なんですから〜。
2011 01/24 11:53:50 | ピアノレッスン | Comment(0)
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発表会で何を弾くか・・・。

今はとってもステキな曲がたくさんありますが、それでも、ストリーボックが並んでいたり、『人形の夢と目覚め』『乙女の祈り』『エリーゼのために』『紡ぎ歌』など、昔定番の曲ばかり並んでいる発表会もまだあるようです。

手が小さくてオクターブが届かないからと、トルコ行進曲のオクターブを全部単音で弾かせていたりしておられる先生もいらっしゃるんです〜。生徒さんがかわいそう〜。

今はもっと楽しい曲がたくさんあり、手が小さい子供さんにも弾けるような曲もたくさんあるのに、何でこんなつまらない曲ばかりなの?って発表会もまだまだあるみたいです。

最近人気の作曲家はギロックでしょうか・・・。
お母さんが特にギロック気に入っておられる人も多くて、ロマンティックな曲や、美しい曲や、初心者の生徒でも、単純で簡単なのにとても音楽的な曲だったり、子供が好きになりそうなのがたくさんあるんです。。。

雨の日の噴水
これは『子供のためのアルバム』にのっている曲ですが、ブルグミュラー終わりからソナチネ程度の曲でちょっと難しいです。ペダルも使います。流れのあるとても美しい曲ですよ。

 『子供のためのアルバム』     このアルバムのCDです。


秋のスケッチ
大人の雰囲気がある曲でロマンティックですよね。子供には”これは大人の感じの曲だよ”っていうと、張り切って弾いてます。

 『叙情小曲集』    こちらは本とCDのセットです

『叙情小曲集』は大人でも子供にでも向いている曲集で、曲の感じがつかみやすい曲ばかりで、本当によくできていると思います。

ギロックの本はまだまだたくさんあり、ステキな曲がたくさんありますので、今の時代にあったおしゃれな曲を発表会では弾いてみてくださいね。
2010 12/06 10:08:17 | ピアノレッスン | Comment(0)
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音楽という字は”音を楽しむ”と書きますね・・・。

音を楽しむっていったいどうやって楽しむか・・・。その楽しみ方を知らないと、楽しめないですよね。特にクラシックは難しいって印象が強いですし〜。

子供達には、題名のついた曲で音楽を勉強することで、少しずつ音楽の楽しさがわかってくると思います。

私はいつも生徒にこの曲はどんな曲?って尋ねます。
中にはストーリーを作ってしまうくらい、文学的才能のある子がいますが、普通の子は答えられないことが多いです。

そのときはヒントを与えて、うれしい感じ?悲しい感じ?怒ってる?楽しい?って喜怒哀楽のどれかを当ててもらいます。

いい演奏とは、ミスなく弾くことではなく、その人の奏でる音楽から感情が感じられるかどうかだと思います。

そして音楽から感情が感じられる・・・まずそれがわかる耳を持つ、耳のレベルアップがその人の演奏レベルアップに必ずつながるでしょう。
2010 08/06 11:48:14 | ピアノレッスン | Comment(0)
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最近ではお父さんが熱心で音楽好きってご家庭多いですね。
親子連弾も最近はお母さんとではなく、お父さんが参加してくださる方も多くなり、先生としてはとっても嬉しいですね。親子互いにいい経験と思い出になるのではないかと思います。

ところで、前回書いたやっかいな指、お父さん指について、気をつけていることがあります。

みなさん、知らないうちに親指にけっこう力を入れて弾いてます。親指にすごーく力が入ってしまうとどの指も思うように動かないです。なのでいつも親指の力を抜くことはとっても大切です。

”親指はいつも軽く鍵盤に乗せておいて弾きましょう!”とレッスンで伝えています。
2010 07/08 11:53:25 | ピアノレッスン | Comment(0)
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指の形は人それぞれで、生徒の指だけを見て、誰の指かわかるくらい特徴ってありますよね。
顔と変わらないくらい手の形も人それぞれなので、できるだけ自然体で弾くように、あまり形にはこだわっていません。

でも一つだけいつも気にしていることがあります。

それは”親指”です。

親指って特殊ですよね。これがけっこうやっかいでして、親指をどうするかでずいぶん変わってくるのです。

指の形を注意しなかったら、ほとんどの人は親指が鍵盤から落ちてしまってます。
そこで「親指はずっと鍵盤に乗せておいてね」と、親指を意識して鍵盤上に乗せて弾くことだけは、何度も教えています。

やっかいな親指を意識することで、かなり演奏って変わってきます。親指のことはまた次回に書こうと思います。

2010 07/06 10:03:13 | ピアノレッスン | Comment(0)
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ピアノを弾くときの手の形は、卵を軽く握った丸い形でって習うのが一般的でしたが、最近は卵じゃなく”シュークリーム”らしいですね。

弾ける子は最初から指の形はとってもきれいですし、どんなに不器用な子でも手の甲で弾くという子はいままでいないので、最初に指の形を教える必要はないと思います。

時々”ぐー”で弾く子はいるので、”パーでね”って教えますが、それだけです。

あとはまず指が自由に動くようになるために、ある程度自由に動かして弾いてもらうことから始めています。
2010 06/30 12:21:28 | ピアノレッスン | Comment(0)
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