アレルギー、金属をはじめ卵などの食物による症状、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎また検査、猫と犬に見られる症状とは
花粉症(アレルギー性鼻炎)や通年性アレルギーによる症状、鼻水や鼻づまりは辛いものです。

頭がボーとしたり、目の痒みを伴って視界がぼんやりしたり。

これでは困ると病院へ行って抗ヒスタミン薬を処方してもらいます。

一般的に抗ヒスタミン薬は痒みを抑えたりするのに用いられ、飲み薬として投与されることが多いようです。

その抗ヒスタミン薬によってひき起こる副作用「インペアード・パフォーマンス」をご存知でしょうか。

インペアード・パフォーマンスとは、自覚なく集中力・判断力・作業能率が低下する状態のことをいいます。

抗ヒスタミン薬の服用によって、ほとんどの場合にまず、眠気が生じてきます。

ですから処方されるときには、車の運転をしないようになど注意が促されます。

確かに抗ヒスタミン剤の副作用には眠気というものがありますが、それだけでは無いのです。

むしろインペアード・パフォーマンス自覚なき能力の低下のほうが怖いのです。

これは本人の自覚無く、判断能力・作業能力が低下するわけですから、自分では出来ているはずのことが、実はできていないという状態なのです。

例えばメールを打つなどの作業が上手く変換ができていなかったり、大して時間のかからない作業に随分と手間取ってしまったりと、普通ではすることの無いミスをしてしまうのです。

これが本人の自覚が全くないものですから、この状態で車の運転などするのはとても危険極まりないことなのです。

なぜこんな副作用が起こるのでしょう。

抗ヒスタミン薬には細胞を沈静化する作用があります。

これが痒みを抑えるのですが、同時に脳の活性化を止めてしまうことにもなるのです。

これでは花粉症(アレルギー性鼻炎)の症状は治まったものの車の運転や危険を伴う仕事ができないことになってしまい困りものです。

では薬が皮膚や鼻には運ばれるけれども、脳には運ばれないようにすることはできないものでしょうか。

一部ではそういう薬もあるようですが、全く副作用が無い薬にするのは難しいようです。

抗ヒスタミン薬が一般的に処方されてはいてもインペアード・パフォーマンスについての知識や理解はまだまだされていません。

副作用の起きない抗ヒスタミン薬の開発とともに副作用への認識をしっかりと持ちたいものです。
2009 06/13 19:37:20 | アレルギー
Powerd by バンコム ブログ バニー