ピアノ曲のレパートリーとしてでも、そしてピアノ曲鑑賞でも、ベートーヴェンのピアノソナタは人気です。
ソナタ32曲あるうち、有名なのは、『悲愴』『月光』『熱情』、あと『ワルトシュタイン』『テンペスト』など題名のついた作品で、それらはよく知られていて名曲ですよね。
32曲すべてに題名がついているわけではなく、上の作品とあとは『田園』『告別』『ハンマークラヴィーア』くらいでしょうか・・・。
題名のついていない作品ですばらしいものもたくさんありますが、上に書いた題名のある作品もどれも優れています。
でも32曲の中の好きな作品を聴こうと思っても、気に入った作品すべてが入ったCDというのはなかなか手に入れるのが難しいですよね。(それにだいたいCD1枚にソナタ3曲くらいしか収録できないですし・・・)
そこでオススメしたいのが、
ベートーヴェンピアノソナタ全集のCDを買ってしまおう!!なんです。
これです。
これだとすべてのソナタが聴けます。絶対お得です。
日本で手に入る
ベートヴェンピアノソナタ全集はだいたいが○万円もするので、そんな高いの買えないと思っているかたにもオススメのCDです。
演奏者は
<Bernard Roberts>といって、ロンドン王立音楽大学の教授で、チャップリンのようなお茶目な先生ですが、ヨーロッパではベートーヴェン弾きとしてでも、とても有名な先生です。
いろんなマスタークラスも受け持っているようで、多忙な方です。
はっきり言ってしまうと、彼の演奏は”へた”です。
日本人の感覚からいくと、CDなのに音のミスが多くて、信じられないと思うかもしれません。
ですが、”へた”というのは、ただミスが多いというだけで、本当は”すばらしい”ベートーヴェンを聴かせてくれるんです。
鑑賞を楽しみにされている方なら、お好みでくせのある演奏がいいという方もいらっしゃるでしょうが、学習されている方で、お手本の演奏を探している方には、彼の演奏はオススメです。
もう在庫はなくマーケットプレイスでしか手に入らないようですが、今ならまだ購入できます。本当に安いのでびっくりしますが、全曲が収録されてこのお値段で手に入ります。