Lekfnovさんがブログ「CHP~by~Lekfnov」の8/3のエントリにて、チァーイカの特殊動作で高度が上昇するという興味深い話をなさっていた。 私も少し調べてみた。
自機の高度を正しく代入出来ていないという可能性もあるので、チァーイカを観測する機体を用意した。 チァーイカは特殊動作キャンセルを繰り返し、自機のZ座標をカウンタに代入。 それを地上機体で観測し、ターゲットZ座標、自機Z座標、その差をカウンタに代入。 結果、他の機体から見ても設定高度よりも高い値が記録される。
チァーイカのカウンタに代入された自機Z座標と観測機に代入されたターゲットZ座標を見てみた。 チァーイカがHome側の場合、観測機の方が0.6m高い値だった。 チァーイカがAway側の場合、両方同じ値となった。 0.6mは1フレームで上昇する量だ。 Home側の1フレームの遅れは有名だが、自分の機体状態についても判別が1フレーム遅れるのだろうか。
どうやら、設定高度に達してから一定時間は設定高度より20m高くなり、それから少しずつ高度が落ちて設定高度よりも17.7m〜18.0m高い位置で高度が安定するようだ。
特殊動作の高度上昇+高度設定での高度上昇で通常よりも早く高度をあげられるのではないかと思ったが、どうやら高度上昇量は1フレームあたり0.6m以上にはならないようだ。
この特殊動作で20m上昇することを考えると、ミサイル回避を高度上昇で飛び越すタイプならば、高度100mで急速移動で引きつけ、そのまま特殊動作キャンセルを行えば高度120mで飛び越せることになる。 高度変更が必要なくなるため、省チップ化出来、さらに高い高度を維持出来るので地上からの攻撃も当たりにくくなる。
高重力地帯で特殊動作キャンセル中は、2つの機体の高度差が0になりきちんと地面に接しているが墜落しない。 Lekfnovさんもおっしゃっているが、高度が上昇する動作中は墜落判定が発生しないようだ。
特殊動作にそんな秘密があるとは思いもしなかった。 特殊動作で高度上昇し急速移動で高度下降するとすれば、高度固定で特殊動作と急速移動を交互キャンセルすることで狙撃の命中率を大幅に下げられるだろう。 この点をふまえて、チァーイカをもう一度組み直したいところだ。
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