大会も無事終了し、他の方々のブログでは反省点や改善点報告などでちょっとしたにぎわいを見せている。 私はと言えば、改善出来そうなのがミサイル回避くらいで改善点を思いつかない。 自動旋回を使うならば特殊動作2、3の使い方次第で化けそうな気がするのだが、私には自動旋回を使うと強くできないという大問題がある。
さて、遅くなってしまったがDリーグの面々を拝見したので、その感想を書いてみようかと思う。 気の向くままに見たまま書いているので失礼な表現もあるかと思うが、余興ということで多めに見て欲しい。
新人Aさんの「盾の乙女」。 伏せを使用するスプージェイラー。 加速装置使用での伏せは早く、カノンが頭上を通り過ぎていく光景が見られる。 副武装にクラーケンを装備しており、対多脚戦ではよく直撃させている。 対地ではキャンセル機動で追いかけて格闘するものと思われるが、逃げるバジリスク相手だと追いついたところで急速横移動し、なぜか格闘しないのが気になる。 このチームは対空で強さ発揮。 分散ロックしてのビーム狙撃、クラーケンで飛行型が被弾中にクラーケンが追いつくこともある。 オプションの機体修復装置と誘導妨害装置で判定に強く、対チァーイカへの対応力はかなりのもの。
かじかさんの「奴は死 05」。 周回しカノンを撃ち込むバジリスク。 基本は真横に敵機体を捉えて周回するが、敵被弾時には真正面に捉えて前進カノン射撃で追撃する。 大きく周回するため相手からの攻撃が当たらない。 それに加え、対徹装甲にシールド2枚を持つためシールド切れでカノン連続被弾で破壊されることが少ない。 対空時は射撃可能範囲にいる機体にカノン、ミサイルはターゲットへの定期ミサイル。 被弾時の追撃ミサイルにより修復2枚の機体に対して強い。 ミサイルの発射もうまく当てやすい位置から撃つようで良く当たっている。 私のチァーイカをあてると早期に1機撃墜してミサイルを全弾死蔵させることもよくある。 自動旋回角度が大きいため、時折遠すぎて囲まれている味方が消滅してしまうことがあった。
BZFさんの「重戦車部隊R−ウルフAM」。 基本的に遠距離からの砲撃をするが、近づかれると積極的に接近していくようだ。 ジャンプ上昇予測射撃は今回も入っているようでジャンプ中に時折当てていた。 今回はそれに加えて着地地点予測射撃も入っているのだろうか。 対空ではアヴァランチ散布で防衛、ムラマサ集中で焼き落とす。 フリーで射撃出来れば強力だが、急速後退しつつ飛翔物ガードもするため、初弾の出が遅いバッドドリームでは手数が足りず攻め落とされてしまうようだ。 アングリフやバジリスクを入れて前衛で遊撃させると強力になりそうだ。
cookieさんの「旧式軽戦車隊(緋部)」。 自動旋回角度が浅めの撃バジリスク。 対バジリスクでは真正面に捉えてカノンとミサイルを撃ち込んで早期撃破を狙うようだ。 注目は対アラクネー。 個別ロックし、カノンをガードしつつ周回、隙を見て前進カノン射撃。 ミサイルを織り交ぜて被弾すればラッシュで一気に削る。 これはアラクネー側から見れば頭を抱えたくなるような戦い方だ。 高速周回して射撃範囲から逃れて旋回を誘発させ、その隙にカノンを叩き込み、ジャンプ射撃はガードで耐えてミサイルで反撃。 ジャンプ中にミサイルをもらってしまえばあとは消滅まで一直線。 カノンアラクネー相手にシールド1枚で至近距離で戦って勝つというのが凄い。 対空は集中ロックされた機体が逃げつつ定期ミサイル、追撃ミサイルとする丁寧な作り。 ミサイルもワイバーンならかなり回避する。 回避と攻撃のバランスが良好で、搭載しているカノンは80発と少な目だが、的確なタイミングで撃ってくるためとても80発とは思えない。 避けるべき時は素直に回避に専念するので、ほとんど弾切れしない。 とは言え手数が足りていないことはなく、死角に潜り込んでのカノンは大きな痛手を与えている。 最良のバランスで成り立っており、お手本と出来る機体だ。
Lekfnovさんの「LediBiurkyty」。 対多脚、対空での急接近してビーム連射は相変わらず恐ろしい。 今回ミサイル回避は基本的にくぐるタイプ。 時折飛び越して回避している。 飛び越すタイプは対空戦で通用しないため、くぐるタイプになったのだろう。 ミサイル回避性能のアップにより撃墜が難しくなり、3機からの激しい攻撃が続く。 射撃時はチャンスを逃さず、確実にしとめる。 逃げるバジリスク相手でも、バリケードや障害物で手間取っているところを焼き落としたりする。 注目はジャミング時の挙動だろうか。 基本的に1番機に追随し、見失った場合でもチャンネルで座標をやりとりし3機が固まって移動する。 今回の優勝チーム大犬太さんの「木葉乱舞バジ壱式甲」と唯一互角の勝負をする。 また、1機だけ機体修復装置2枚の機体が隠れているが、この機体がミサイルターゲットとされてしまうことが多かったのは不運としか言いようがない。 ジャミング対策も含めて汎用的で強力なチームであり、対策するのは難しいだろう。
PISCESさんの「【聖女ノ吐息】/『白蓮』」。 ミサイルをムラマサ+タイフーンのコンボミサイルをダメージソースとするマリアエレナ。 的確な回避にカノン直前ガード、ミサイルの回避も上手く、戦場をすいすいと飛び回る白い機体はよく映える。 一級品の回避性能を持つ上にオプションも誘導妨害装置に機体修復装置2枚と生き残りやすい。 特筆すべき点として、特殊動作を用いた緊急離脱がある。 敵機体に囲まれた時や、ミサイルの回避が難しい場合などに特殊動作3と急速旋回の交互キャンセルで超高速移動、安全な場所に移動して立て直しを計る。 抜群の生存性を誇り、ダメージもミサイルで稼ぐ。 基本的に2連ムラマサで誘導妨害装置を削り、タイフーンで耐久値を削り取る。 対空ではムラマサの一斉射撃で焼き落とし、それでも落ちない場合はタイフーン追撃で確実に撃墜する。 燃費のためか60mmという薄い装甲だが、抜群の回避でそれを補うチームだ。 ジャミング下では戦場隅に全機集合して隠れる。
ニナガワさんの「魔獣マングレオンδ」。 対多脚戦ではカノンジャンプ射撃で圧迫しつつ追いつめていく。 前回決勝に進出したチームの後継機であり、アラクネーとしてしっかり作り込まれている。 対空では3連ムラマサで被弾させ、追撃の3連タイフーンでしとめにかかる。 この怒濤のミサイルラッシュは誘導妨害装置がなければほぼ回避不可能だ。 運良く3連ムラマサを1回避けても次のラッシュで被弾、タイフーン3連で即消滅してしまう。 アングリフ相手には回り込まれたときに敵機体と逆に旋回し目の前に捉えようとする。 うまく行っている時もあったが、ショットガン連射で被弾してしまい、うまくいかないことも。 今大会、バジリスク相手に誘導妨害装置無しは厳しかった模様。 至近距離からタイフーンを撃ち込まれてはさすがに持ちこたえられなかったようだ。 スプー機体は特殊動作1と2の交互キャンセルでなぎ払って返り討ち。 これは格好良い。まさにインファイト機。 注目のインファイト機同士の対「プリンセス・オリヴィア」戦では、後ろジャンプ射撃で逃げる「Olivia−01」を前ジャンプ射撃で追いかけていた。 転んだ方がカノンとミサイルのラッシュを浴びて負けという一発勝負が非常に熱い。
N.Nさんの「(株)ジェイラー 」。 スプー機動のジェイラーで飛翔物は急速横移動で回避する。 ミサイルを撃ちつつ接近、下段格闘でしとめる。 相手にとってはミサイルと共に接近してくるので対処が難しいだろう。 対空は個別ロックして潜り込んで射撃、時折ミサイルを混ぜて直撃を狙う。 ミサイルは高速移動で回避、足もとを飛行型の足もとをキープしてビームをうち続け、回避行動を強制する。
ハルゾさんの「天衣無双」。 チァーイカ、バジリスク、アングリフの混成。 アングリフが突撃、ショットガンで固めてバジリスクがカノンで攻撃、上空からミサイルで補助とうまく噛み合っている。 バジリスク3機が相手だと火力負けするぶん苦しいが、アングリフがうまくターゲットを集めて走り回ればバジリスクの攻撃が生きてくる。 ターゲットロックが甘い機体ならばチァーイカへ攻撃が流れることで地上機への圧力が減り、うまく戦える。 まだまだ混成は未開拓なだけに、先が楽しみなチームだ。
HighWaveさんの「無垢な堕天使〜第三位階」。 今回も省チップで目指す戦法を実装しているのはさすが。 バジリスクがジャミング担当、レーダー強化装置を持たず敵機体が見つからなければじっとしている。 敵機体を見つければ誘導妨害装置とシールド発生装置3枚でカノンを撃ちつつ接近、格闘で返り討ち。 2機のバッドドリームはレーダー強化装置を2枚積み、1枚ずつ展開して索敵、冷却装置2枚を生かして敵機体のレーダー範囲外から狙撃。 多脚相手には予測射撃し、ジャンプ回避する以外にない多脚を撃ち落とす。 全機電撃装甲なので、高速で索敵し格闘するスプー機にも強い。 バッドドリームはソニックブラスターを持つものの、シールド発生装置を持たないため見つかると脆いようだ。
ゆうさんの「アルコールとおつまみ」。 エンブレムがどこかで見たような発泡酒。 今回もチァーイカ2機と車両1機というスタイル。 遊撃バジリスクはチァーイカが苦手とするホバーや二脚と相性が良いのでチァーイカ3機構成で困る相手をねじ伏せることが出来る。 チァーイカのムラマサと中型ミサイルで誘導妨害装置を削り、チァーイカのタイフーン3発とバジリスクの8連タイフーンの合計11発のタイフーンでとどめをさす。 8連タイフーンの威力は凄まじく、誘導妨害装置の切れた機体をほぼ確実に葬る。 それ以外にも接近した場合などは適時タイフーンで迎撃し汎用性は高い。 チァーイカとバジリスクの利点を生かしたチームだ。
HIROYさんの「プリンセス オリヴィア」。 4*4から拡張して作ったという攻撃的アラクネー。 ジャンプ射撃を多用し迫力ある戦いをする。 被弾すれば前進射撃でラッシュととにかく戦い方が派手で見ていて楽しい。 だがその一方で燃費が悪く、60秒程度で停止してしまうことも。 前作同様攻めの姿勢を全面に押し出している。 しかし車両とホバーの多かったDリーグではジャンプ射撃は決定打にならなかったようだ。
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