終わってしまったことをいつまでも悔やむ心はマイナスの
波動となります。いわゆる「過ぎ越し苦労」癖は一刻も早く
直す必要があります。
この事に関して、仏教書におもしろい話が載っていました。
ある修行僧とその弟子が旅をしているときに、川岸にたど
りついたのです。歩いて渡れるほどの浅い川なのですが、着
物姿の一人の女性が渡りかねて困っていたのです。そこでそ
のお坊さんは親切心から、その女性を背中に背負って向こう
岸に渡してあげたのでした。
その女性と別れて旅を続けていると、どうも弟子の表情が暗
いのです。そこでその理由を聞きますと、「和尚様は日頃か
ら、修行中は女性に心を動かしてはいけないと言われるの
に、さきほどは若い女性を背中に背負ったではありません
か。これはいけないことではないのですか」と言うのです。
そこでこのお坊さんが言った言葉が愉快なのです。
「なんだ、おまえはまだあのお女中を背中に背負っている
のか。私はとっくの昔に降ろして、もうそのことなど記憶に
も残っていなかったのに」と笑われたという話です。このお
弟子さんは、修行僧が背負った女性を自分も心の中で背負っ
ていたのです。そして、それをいつまでも降ろすことができ
ずに、心に残していたというわけです。過去の事象に念を残
すことの愚かさを教える楽しいお話ですね。
私たちも、済んだことをいつまでも思い煩うことがないよ
うにしたいものです。
あなたは(のべ3~4時間)頑張れますか?
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