プロが教える、本当のリフォーム 自然派大工のひとりごと
今日は、キッチンをはじめとして、バス、トイレ、サッシ等の値段についてです。

 工事をリフォーム業者に頼むとき、設備機器の選択をしますね。このキッチンがいいね。いや、こっちのほうがいいわ、とか。業者はメーカーのカタログをもってきます。

 このメーカーは50%ではいります、でもこのメーカーなら60%でしかはいりません、とかいう業者は良心的でしょう。
 これくらいの値段なんです。定価なんて、あってないようなものです。
 一昔前の電化製品といっしょですね。もちろん、業者の取引量によって、割引率は違います。大きな会社は取引量にまかせて、安く仕入れます。これは、設備屋でも、工務店でもいっしょです。建て売り住宅や、マンションがあの値段で採算が合うのも、このスケールメリットを利用しているのです。
 
 最近では、新建材を使ったリフォームが主流になり、窓枠や、框なんかも、既製品ですます仕事が多くなってきていますが、そういうものも、やっぱり、定価があって、ないようなものです。

 一度、合見積もりをとってみれば、その業者が適正な価格かどうかわかります。いまの業界を見る限り、半分以上は不適正でしょう。見積できつい部分を補うのが、この材料費のごまかしによる利益です。

 設備機器の変更に伴うリフォームの場合、自分で品物を決定し、メーカーに近所の代理店を紹介してもらい、値段を交渉し、価格を決定の上で、近所の大工さんに、リフォームを依頼するのが一番やすくする方法です。あいだに人をいれればいれるほど、値段は高くなっていきます。ただ、交渉するときに、自分が、一元で、エンドユーザーであることを忘れてはいけません。かなりの利益を見込んで、売ってくるでしょう。まあ、言い値の20%くらいは引けるはず。(物にもよりますが)

 また、さきほど書いた、スケールメリットによる方法もあります。建て売りやマンションでよく使われるタイプは、普及品といって、大量生産品ですので、かなり安いです。最近は高級志向ですので、見劣りしません。人と同じ物が嫌でなければ、普及品で値段交渉してみてください。
 
 ざっと、設備機器についてみてきましたが、これらは既製品です。工場でつくった、品質管理された、”物”です。1円でも安く買いましょう。ねぎっても、ねぎっても、おんなじです。(でもまあ、適正な利益率がありますのでほどほどに )
 でも、工事代金は値切らないこと。ある程度の品質管理はしますが、できあがりが違います。(大工は儲かってません)

 



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2005 05/31 15:53:55 | 建築 | Comment(0)
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