皆さん新年おめでとうございます。作年中は誤字脱字の多いお粗末なブログをお読みいただきましてありがとうございました。今年の2月から正式な年金受給生活者となります。今年は、自営業に転じてから7年目に入りますので何らかの記念にと思い e−BOOK 編集と発売をしてみようと思っています。内容は「能率が数倍は上がるインターネット時代のメモ帳とスケジュール表」です。また、実際のビジネスの中にインターネットを組み込んで、田舎や中小企業の中でも使えるクラウド型システム構築にもチャレンジしてみようと思っています。
そんな中、今日2010年元旦の新聞に、普天間移設の問題で前原大臣が、社民党、国民新党との連立を解消してもアメリカの要求に従うと言う発言をしたとのこと。なんともだらしない、毅然としない日本の大臣でしょう。これでは自民党と一向に変わりないのではないでしょうか。
以前調べていたら見つかった記事をご紹介します。
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しんぶん赤旗記事より引用開始
国民的たたかいで米軍基地を撤去させたフィリピンの経験 同時に、私たちは、沖縄の現状について、「日米安保条約がなくなるまでは仕方がない」という立場に立つものでは、もちろんありません。この異常な現状は、日米安保条約のもとでもただちになくすべきです。安保に対する態度の違い、立場の違いを超えて、団結してなくすべきだと考えます。
現に世界では、米国と軍事同盟や軍事協定を結んでいた国で、堂々と基地を撤去させた例はいくらでもあります。1992年にはフィリピンで、最近ではエクアドルで米軍基地を撤去させています。 私は、今回、改めて調べてみまして、フィリピンの経験は、日本のいまの問題と深くつながる教訓を示していると思いました。
1986年、フィリピンで、アキノ政権が、マルコス前大統領の独裁政治を打倒する国民のたたかいのなかから生まれました。米国は、米軍基地を維持するために、国内政治に介入し、独裁政治を支えた。その経験からフィリピンの人々は、米軍基地があるかぎり独立と自由はないことを身にしみて知ることになりました。
当時のサロンガ上院議長は、「米軍基地がある限り、われわれの対米関係は健全で正常なものにならない」と語りました。アキノ氏を支えたグループは、発足時の宣言で「外国基地の撤去」を掲げました。
ところが大統領になったアキノ氏は、米政府の圧力のなかで、しだいに基地存続容認に転じていきます。そしてフィリピン国民から「公約違反」だと厳しく批判されました。
いま日本で新政権の一部閣僚がたどっているような道です(笑い)。しかし、独裁政権打倒を進めたグループから誕生した上院議員らは勇気をもって国民の意思を貫きました。 フィリピン側が米軍の「段階的撤退」を主張したときに、米国の交渉団長を務めたのがアーミテージ氏です。役者も同じです(笑い)。当時、国防次官補だったアーミテージ氏は、フィリピン側が「撤退」といったことに激怒し、「これでわれわれの関係はおしまいだ」と怒鳴り、会談を決裂させ、アメリカに帰ると脅しにかかりました。
「米軍基地がなければ経済は破たんする」、「外国に攻め込まれる」、上院審議の最中に激しい攻撃がなされました。しかし、上院は基地存続の新条約を否決し、スビック海軍基地とクラーク空軍基地は返還されたのです。 上院の議論のなかでは、「いかなる国においても外国軍が存在することは異常な状態である」、「米国との友好、協力、貿易は望むが、服従は望まない」という堂々たる演説が、議場を圧しました。(大きな拍手)
基地返還の跡地は、フィリピンで大きな雇用を生み出しました。フィリピンが加入するASEAN(東南アジア諸国連合)は、東南アジア友好協力条約(TAC)を、ユーラシア大陸全体に大きく広げ、TACには、ついに米国も加入することになったではありませんか。フィリピンと米国は、外交関係が決裂するどころか、非軍事の協力関係が発展しているではありませんか。私は、新政権は、この先例こそ見習うべきだと考えます。(大きな拍手) ・・・引用終わり
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マスコミに載らない海外記事さん より引用開始
エクアドル、米軍の駐留拒否へ 制憲議会が改憲案承認 2008年04月04日12時16分 【サンパウロ=石田博士】エクアドルの制憲議会は1日、外国軍の基地設置や駐留を認めないとする改憲案を承認した。同国では米軍が99年から10年の契約で太平洋岸マンタ基地に駐留しており、09年に期限が切れる。左派のコレア大統領は以前から、米軍の使用権延長を認めない意向を示してきた。今年後半にも予定される国民投票で是非を問うが、大統領の支持率の高さなどからみて承認される可能性が高い。 ロイター通信によると、制憲議会はこの日、国家の主権や領土に関する五つの条項について承認した。 米軍はマンタ基地を隣国コロンビアの左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)鎮圧作戦の拠点として使用してきた。大統領は、米軍の撤退を実現した後、物流の拠点となる国際空港として拡張、整備したいとしている。 引用終了
フィリピンやエクアドルの方がよほど肝が据わっていて、格調高いものです。日本のほうが経済力もなんにしてもひけを取らない国だと思いますから、何を恐れているのか知りませんが毅然としてほしいものです。まさか、米国に弱みをしっかりと握られているわけではないと思いますが。フィリピンやエクアドルにできてなぜ日本にはできないのかは知りたいところです。