何事もぼちぼちがんばりましょ!

2005年 11月 24日 の記事 (1件)


今日は『うんこ』のお話です。『うんこ』という単語が容赦なく出てきますので、食事中の方や、『うんこ』があまり好きではない方には申し訳なく思います。しかし私と仲間達が、『うんこ』に対する社会と戦った記録でもありますので、是非一読して頂きたいとも思います。

今日の小話
「私は今でも頻繁に、うんこに行きます。
しかし、うんこに対する社会の目は冷たいもので、小学生や中学生の頃には、学校でうんこに行くなどということは、タブーとされていました。私自身も学生時代に、うんこをしている最中にトイレのホースやサンダルを投げ込まれるという経験を何度もしています。それだけではありません。私の通っていた小学校では、学校でうんこに行くと一週間ほど『うんこマン』というレッテルを貼られるという恐怖まで付いてまわっていました。
私自身も学校でうんこに行くことに対して、かなりの恐怖を感じていたと記憶しています。
しかし、中学一年生の時のある事件を境に、私の考え方は一変したのです。
中学一年生のある授業の時、クラスメイトが先生に断って教室を出ようとしていました。皆がうんこに行くのだと思っていました。そして他のクラスメートの一人が、

 おまえ、どこ行くねーん?

と、にやにやしておちょくるように大声で言いました。私を含めて、教室の誰もが出て行こうとしたクラスメイトの恥ずかしそうにお茶をにごす姿を想像しました。
しかし、彼は違いました。

 うっさい!うんこ行くんじゃ!

彼は堂々と、しかも大声でそう言い放ったのです。
声を掛けたクラスメイトは絶句していました。
私にとってもかなりの衝撃でした。自分が恥ずかしかったです。まるで押しボタン信号と気付かずにずっと待っていて、後から来たチビッコが普通にボタンを押した時ぐらいの恥ずかしさです。
その日から私は変わりました。
うんこに行くことのどこが恥ずかしいんだ、彼を見習うんだ。そう自分に言い聞かせながら、理不尽な社会に対する私の孤独なクーデターは幕を開けました。 

 もりお、どこ行くん?

 うんこ。

 うわっ出た、うんこマン。

それはつらい戦いでした。女子に煙たい顔をされたり、冒頭に申しました、ホースやサンダルをトイレに投げ込まれるという事件もこの時期に行われたものです。
クーデター開始から1ヶ月ほど過ぎた頃でしょうか、効果は表れました。私のクラスの中で、学校でうんこに行く生徒が急に増えだしたのです。
その中の一人が私にこう言いました。

 もりお見てたら、学校でうんこに行くんがなんか当たり前に思えてきたわ。ほんまは俺も、よーうんこ行きたくなるから、もういっそのこと、うんこ部作って入部させてや。

うんこ部の誕生です。それからうんこ部は順調に大きくなって、最終的には6人の勇者が集まることになります。
けっこう長くなりましたんで、うんこ部の話の続きはまたの機会にしたいと思います。
あまりに不評なら、もうこれっきりにしますので苦情のコメントも受け付けております。
とりあえずお腹は暖かくして寝ましょう。まあぼちぼちがんばりましょう。」

 
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2005 11/24 10:19:15 | 今日の小話 | Comment(0)
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