何事もぼちぼちがんばりましょ!

2005年 11月 29日 の記事 (1件)


電車で座って寝てるおっさんが急に、ヒーッ!っていう奇声をあげて立ち上がりました。彼はどんな恐ろしい夢をみていたのでしょうか?まさに夢見がちな中年です。

今日の小話
「皆さんは、『かめはめ波』ってご存知ですか?自らの体内の気を一点に集中して、敵めがけてその気を手から一気に放出する技です。
大きな声では言えませんが、私はその『かめはめ波』を一度だけ使ったことがあります。この小話はくれぐれも内密にお願いします。

私は荒野にいました。そして私の前には一体の地球外生命体が敵意を示していました。
どうやらヤツは地球を侵略するために派遣された傭兵のようです。私の体は既にぼろぼろで、地球を護るために私はそいつと死闘を演じていたようです。
戦況はかなりの劣勢、ヤツのパワーは半端なものではありませんでした。
このまま闘っても敗北は必至と考えた私は一発逆転の、ある技に賭けてみようと決意しました。
そう、みなさんもうお察しの通り、『かめはめ波』にです。
しかし、さすがの私も『かめはめ波』など試したこともありません。不安がよぎります。

 チャンスは一度きり!
 失敗すれば地球は終わる…。

泣き言など言ってられません。やるしかないのです!
ヤツのスキを伺いながら、慎重に気を練り始めました。
そして、ヤツも仕事でこんな遠い星まで来ているため、早く帰りたいと思って、勝負をあせったのでしょう。一気に私目掛けて突っ込んできました。
チャンスです。スキだらけです。

 かーめーはーめー波ー!

そう叫ぶと、私の両手から光に包まれた、凄まじいエネルギーがヤツ目掛けて放出されました。
しかし、事もあろうか私は、衝撃に耐えられずに照準をずらしてしまいました。かめはめ波はヤツの頬をかすめただけで、ほとんどダメージを与えられませんでした。私の負けです。

…コイツは長々と一体何の話をしとるねん。大丈夫か?と不安に思われた方も多々おられると思いますが、大丈夫です。安心してください。これは全て夢の中での話なのです。
しかし、不思議なことに、朝目覚めると凄まじい脱力感に襲われたのです。まるで体内の気を全て放出してしまったかのようでした。
普段は夢のことなどほとんど覚えていない私ですが、この夢は鮮明に覚えていました。
これは何かの暗示なのでは?ひょっとしたら、本当に私が地球を救う日が来るんでは?これが予知夢というものか?
その日、この不思議体験を職場の後輩に熱く語ってみました。

 もりおさんって、たまに訳分からんこと言いますよね。
 僕に一体どないせいって言うんですか?

世間なんてそんなものです。夢を語ることもままならないです。まあぼちぼちがんばりましょう。」

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2005 11/29 13:21:22 | 今日の小話 | Comment(0)
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