昨日自民党の選挙マニュフェストが出て全党から出たことになりましたが、早速テレビや新聞で喧々諤々の討論が始まりました。自民党、民主党とも増税路線は同じです。困ったことですが、これをやめさせるには、国民が増税ノーと言う意志をはっきり態度表明することだと思います。
どうやって態度表明したらよいのか、自民党も民主党も基本的な違いは無いのですが、民主党は自民党に比べていくらかは財界との結びつきが弱いので、立場が国民よりだと思うのですが、消費税導入に関しては自民党とほとんど変わりが無いと思います。法人税に関しても元に戻すか上げるということは言っていませんので結果として早い遅いの差はあるかもしれませんがこのまま行くと増税路線は避けられません。
そこで以前図書館で読んだ赤旗日曜版7月19日号を思い出しまして昨日図書館に言ってきたのですが、1面に漫画家のやくみつる氏のコメントがあって、
・・・・「共産党は小選挙区の立候補を絞っていますが、その分逆に、比例に力を入れればいい。「政権交代で民主党」と言う人にも不安はあるから、「比例は共産党に」としっかりアピールした方がいいですよ。」
とのご意見でした。社民党は村山さんがひょこひょこ自民党の策謀に乗っかって総理大臣になって国民の不評を買い凋落。国民新党は郵政民営化反対したのは良かったのですが、後は自民党と同じ。せっかくここで戦後初めてといっても良い政権交代が実現したとしても、民主党を中心とした連立政権がどこまで維持できるかわからない不安があります。民主党代表の鳩山さんもまだ政権をとってもいないのにすでにブレた発言。連立しなくてもここに共産党がどっしりいれば、民主党もふらふらできなくなると思います。
また、地方自治財政に関しては実績のある、元長野県知事の田中康夫氏がいますから、強力に国政からの支援と、自治体内での方策について支援してくれると思います。田中氏は共産党は嫌いなようですが、あと数年で日本がやっていかれるか倒れてしまうのかと言った危機的状況の中で、どうするのが日本にとって大事なのか、そうたくさんの選択肢があるわけではないので、国民の前で論議して国民から選択してもらうと言う方法を取り先行きを決めていく。
自治体のやり方を変えるだけでも、昨日の飯田市の例の様に、ゴミ処理費だけでも辰野町の2倍から3倍の費用をかけていると言う無駄があったり、私達民間企業で働いていた人間から見ると、私がよく利用している図書館の運営一つ取って見ても大きな無駄があります。図書館は毎週月曜日と月1回の第4金曜日が休館日です。職員を休ませるという意味では必要なことですが、新聞の閲覧もできこれは毎日見られることに価値がありますから、図書館は休館していても、新聞だけの一角を公開するとか、盗難が心配なら近くの支所、公民館等にその日だけは配達先を変えてもらうとかして市民へのサービスを停止させないなどの配慮があればありがたいと思うのですが、担当組織が違うのでできないようです。
国においても立て割り行政の無駄がよく言われますが、小さな市の中でも部が違うとセクショナリズムなどが発生し、部門間の助け合いがなかなかできにくいようです。以前平谷村では、ゆめ未来平谷と言う資料館を無人から商工会に部屋を貸し資料館の受付をしてもらうようにするとかして活用していましたが、頭を生かせばたくさんの知恵が出てくることと思います。図書館の一角だけを無人で公開しても、銀行ATMなどで大きな問題が起こっていないことから先ず問題ないと思いますし、週1回だけ図書館の休みの日市役所や支所、公民館に新聞読み場を移動してもたいした負担増にはならないのではないかと思うのです。人手に全く余裕が無いようなら、失業者の多い現在、休館日だけ1日警備会社に頼み閲覧を可能にするとか情報が命と言う情報社会に対応した対策をして、めまぐるしく変化している社会の情報を市民に提供して欲しいものです。
このようなわけで、国ばかりでなく地方自治体はもちろん、病院でも介護施設でも見直せばたくさんの無駄が存在するのではないかと思います。上と下から改革改善の火の手を揚げ対処していかないと、日本の将来はないものと覚悟したほうが良いと思います。