小さい頃からものすごぉく世話になってた叔父が亡くなった。 すぐ近所に住んでて、最近こそたまに会うくらいだったが、いとこが同い年というのもあり子供のころはそれこそ毎週のように遊びに行くような感じだった。
いつも元気で広島男らしくおおらかで家族にはとても優しい人だった。 ときどき怒られると広島弁の凄みも加わって怖かった。 退職してからは毎年妻とバス旅行に行き、たくさんの孫(九人)に囲まれてた。 そんな叔父が逝ってしまった。
その日自分は仕事が早く終わり、家でのんびりしていた。 昼前に叔父が倒れたと電話が入って急いで病院へ。 集中治療室にいた叔父はすでに意識もなく、人工呼吸機にたよった状態。 何度も心停止したがそのたびに蘇り、その回数は20回以上に登った。 意識がなくてもやはり生きようとする力はとてつもなくあったんだろうなぁ。
倒れてから約8時間後の17時前、叔父は大勢の人に看取られ静かに逝った。
脳幹付近の大量出血。 手の施しようがなかったそうだ。 六十五歳、まだまだこれからだった。
前の晩、いつものように息子と酒を飲み、当日の朝歩いてタバコを買いに行き、出勤する嫁と孫を「行ってらっしゃい」と見送り、ほんとに何でもない、いつも通りの一日の始まりだったのに。
まことひとのいのちのはかなきことよ
大好きな叔父が安らかに眠れますように・・・
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