たとえば映画を作る時に一番大事な物は「本」。基本的にはこの脚本と呼ばれる「物語り」がないと何も始まりません。いい脚本があれば映画会社はプロデューサー、ディレクター、キャスティング等などを決め、すべてが動き始めます。
私たちがショーを作る時にはまず「曲探し」から始めます。全体的な「流れ」も想像しながら並行して進めていくわけですが、まず「曲」がなければ何も始まりません。ルールは二つ:「好みは捨てる」そして「似てる曲は選ばない」。
まず「好みは捨てる」。当たり前です。踊るのは自分ではありません。
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その曲を聴いてメンバー達の姿が思い浮かぶか、はっきりとしたいい「絵」が見えるか、「らしい」か。っとまあこんな感じです。
続いて「似てる曲は選ばない」。分かり易く言うと「曲」には必ずと言っていいほどイメージがあります。たとえば「かわいい」、「かっこいい」、「うつくしい」等。かわいい曲でも2曲以上続くとゲストの子ども達は寝てしまい、元気な曲が2曲以上続くとうるさいのでおばあちゃんは孫を連れてどこかに行ってしまいます。
イメージが同じ曲を2回続けない。イメージがはっきりしない曲は使わない。30分以下のステージならこれは鉄則とも言えるでしょう。
曲選びは場合によってはメンバー達の一年後の姿を見通す必要もあるので実際はもっと複雑です。「この子なら出来る!」
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とか「あの子まだいるかな〜」なぁんて。