また食べ物かよ!
…というお怒りのお言葉が聞こえてきそうです。
さて「ジャイヒンド」でカレーを食べた翌日のことですが、四谷までランチを食べに行ってまいりました。
半休とってまで… なぜ突然四谷なのか?
それは皆さんのご想像通り、「中国茶館 二号店」に引き続き
よしながふみ著「愛がなくても喰ってゆけます。」にリスペクトされた友人に誘われたからでございます。
ちなみになぜランチなのかというと、
前回の↑で
少々著者の舌に疑問を抱いたためです。
だって、高価なディナーで外したら最悪かな〜って思ったから…(−−;)
そんな心の葛藤を抱きながらも、行ってきました
四谷の「北島亭」。
ネットの評判では賛否両論。
店構えについては、どちらかというと「
賛否両論」という感じだったのでドキドキしながらたどり着いたのがここ。
…確かに、外観は並以下…かな……。
でもまあ元々、評判は聞いていたのでショックは全くなく、なんか納得できて嬉しかったくらいでしょうか。
むしろ、かえって店内に入った途端、外観とのギャップに非日常を感じられて良かったかも!
店内は照明を落とした、落ち着いた雰囲気。
洗練はされてないけど素朴な感じ。
座席は2人×10卓と、かなりこじんまりとしていました。
さて、今回注文したのは、前菜+メインで5,250円のコース。
前菜は4品のうちから、メインは肉か魚から選べます。
それとカシスを炭酸で割ったドリンク
「マドモアゼル 525円」。繊細なフルートグラスが良い感じ。
最初、コースとはいえ前菜とメインだけかしら〜??と思っていたので、アミューズとデザートetcが出てきたのは嬉しい誤算。
まずアミューズは
「メロンとミントのスープ」。
ほのかに甘いメロンと爽やかなミントの組み合わせ…初めて食べましたが、アミューズというよりはデザートでも良いのでは…??
初めての味でしたが、なかなか美味しかったです。
スプーンで割って食べましたが、ナイフとフォークの方が食べやすいかも…。
前菜は
「生牡蠣の冷菜」。
ゴメンナサイ…名前覚えてないっス……。
だって、最初「ズワイガニのシャルロット風」を注文したんですもの!
しかし、注文した後にわざわざ店員さんが「今日は生牡蠣も選べます!」って、最初選べるメニューに入っていなかったのを訂正しに来てくれたんですもの!!
…そんなわけで、せっかくだからとこちらに変更。
ぷりぷりの大きな牡蠣が3つ。
上に掛かっているのは…マヨネーズ??
ダイストマトと姫葱とディル…かな??
Rのつかない月なのに牡蠣を食べられる…本当に良い世の中になったものだ〜と思うべきか、季節感がなくなったというべきか…。
とりあえずがばっと一口でいただきました!
う〜む。ぷりぷりで美味いっス。
ちなみにアラカルトメニューで頼むと、4,000円。
この辺から、小さな丸いパンが出てきました。
パンは別に特筆すべきものでもなかったかな〜…
そしてメインは肉料理!
肉大好き!
お肉万歳〜〜っ!!
…でも、腹につくお肉は嫌い……(−−;)
閑話休題。
メインは
「仔羊の網脂包み焼き」。
お肉3切れに付け合わせとして、細切りポテトを固めて焼いたもの、インゲンのソテー、マッシュルームのソテー、ニンニク、ドライトマト、クレソン。
細切りポテトが美味ーvv
大好物のインゲンも美味〜〜vv…が、ちょっとしょっぱい…。
そしてマッシュルームは特にしょっぱかったです!
肝心のメインですが、付け合せのにんにくを潰してつけながら食べてくれとのことだったのですが、まずは何もつけずに一口。
・
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しょっぱっっ!! いや、噂には聞いてましたが、確かに塩がキツかった!
素材はかなり良。
焼き方も良!
いかがですか?と聞かれれば美味い!んですけど…本当に塩が効いてるんですよ〜。
しょっぱいものが比較的平気な私がしょっぱいと思うんですから、
薄味好きの人は、絶対耐えられないと思います。 しかし、食べ進むとしょっぱい肉の外側と、塩が入らない内側の絶妙なハーモニーが癖になるかも…
身体には余り良くなさそうですが…(^^;
ちなみにこちらも単品で頼むと4,000円くらいだったような…
食べてみて思ったよりもボリュームがありました。
ちょっと2品のコースじゃ物足りないかも…と思っていたのですが、思ったよりはお腹いっぱいです。
次に出てきたのは、みかんとさくらんぼと生チョコ。
みかんが凄く甘くて美味い!
チョコは本当に柔らかくて不思議。
トリュフの中のガナッシュだけ丸めてココアをつけたような感じでしょうか?
そしてかなり濃厚。
デザートは
「チョコレートのパテとバニラアイス」。
バニラアイスは、バニラビーンズたっぷりで濃厚で美味vv
パテのほうはチョコが濃くて、中に挟んであるカラメリゼした胡桃の苦味と歯ごたえがアクセント。
大きさがこの写真ではわかりにくいですが、結構大きくて食べ応え十分!
これにエスプレッソ(珈琲・紅茶・ハーブティー・エスプレッソが選べます)がついてコース終了。
しかし、接客はあんまりよくなかったなぁ…。
別に不快に思うほどではありませんでしたが、下膳が遅い、声を掛けるまでパンの追加をしてくれない、手際と連絡が悪くてカトラリーよりも料理を先に出してしまう…などなど。
給仕専門ではなく、下っ端調理人が片手間に給仕に従事しているのかしら??
この給仕でサービス料10%というのは、ちょっと納得できないかも〜。
全体の感想としては、そうしょっちゅうは食べるのは辛いかもしれないけど、たぶん数ヶ月に一回くらいは無性に食べたくなりそうな感じ。
独特の個性を持ったお店だったと思います。
本当に賛否両論なのも納得。
私はどちらかというと肯定派です。
あのしょっぱさもちょっと癖になりそうvv
<あまり役に立たないお店情報>
北島亭
所在地 東京都新宿区三栄町7 JHCビル 1階
電話 03-3355-6667
定休日 日曜
営業時間 11:30〜21:00(14:00〜18:00休憩)
塩辛さに耐性のある方にオススメ。
逆に薄味好みの方は行かない方が良いです。
ランチはアミューズとデザート&珈琲etcがついて
・スープ+メイン…3,700円
・前菜+メイン…5,250円
・3品…8,000円(?←うろ覚え)
・4品…10,500円
以上の4つが選べます。
アラカルトは1品3,000円〜5,000円くらい
ひとりで来店しているお客さんもかないらっしゃいました。
一応予約していった方が良いかも。
Yahoo!グルメのHP
勝手なオススメ度 ★★★☆☆
ちなみに、私が飲食店の良し悪しを判断する基準のひとつに
トイレの状態があります。
どんなに取り繕った店でも、トイレが狭いとか汚いとか、タオルなどの備品が欠けたりしているのはマイナス。
値段の高い店なのに、設置されてるのがプラスチックケースのペーパータオルというのはちょっと寂しいですよね。
こちらのお店は、広くて綺麗で乾いたタオルが沢山置いてあったので、トイレに関しては合格〜v