腐女子の妄想と欲望に満ちた日常へようこそ。
※ネタバレアリなのでご注意。
 3月は観劇予定が無い…ハズだったのですが、お友達のFさんに誘っていただいたので宝塚星組公演 「ベルサイユのばら 〜フェルゼンとマリー・アントワネット編〜」を観に、東京宝塚劇場まで行ってまいりました!
 A席で1階一番後ろのセンター席だったのですが、思ったよりも距離が近くてとても見やすかったです。
 某新○線の「こんなハズレ席でS料金かよ!」とは大違いです!

 まずは遠近感がおかしくなりそうな、昔のお姫様的なリカちゃんハウスをイメージさせるピンクできらきらなセットの中に、池田理代子画のアントワネット・フェルゼン・オスカル…。
 そこからそれぞれの役者さんが現れるのですが、流石は宝塚!

 主要キャラクターの衣装がとても素晴らしい!

 ただそれだけに、マリー子役やその他群舞の衣装のチャチさが際立つんですけど…。

 個人的には、「昔を思い出していました…」(←うろ覚え「夢を見ていました」だったかしら…???)と過去を思い出すシーンのアントワネットの青い衣装がとても好きです。

 全体としては、ベルばら名場面集という感じでしょうか。
 細かい部分をはしょりすぎていて、登場人物の気持ちの変化や物語の流れが非常に理解しづらいと思います。何もかもが唐突過ぎる印象。
 たぶん原作をちゃんと読んだ人じゃないと理解できないのでは…。
 自分は一応全部読んでいるので大体判りましたが。
 あの大作をこの短い時間に集約するには仕方ないのかな〜。

 個人的に印象深いシーンは、オスカル達の戦闘群舞!
 以前見たかなり微妙な殺陣確か『傭兵ピエール』とかいう演目…だったかな?より、こっちの方が違和感無く見れました。まあちょっと…いやかなり笑えましたが…
 その後のアンドレが、一体何発打たれれば死ぬんだっ!!というくらいの生命力を見せてくださるのも、微妙な笑いどころでしょうか。

 そして何より!
 フェルゼンが馬車で駆けつけるシーン!!
 フェルゼンがちょっとチャチい馬車(馬なし)に乗ると、背景スクリーンに映し出された映像が流れていくのですが、どうも縮尺があっていないような…ちょっと馬車&フェルゼンが小人ちっく??
 まあそのあたりはまだ良かったのですが、自分で自分に「♪行け!フェルゼ〜〜〜ン♪」ってどうなのっ?!
 
 あと正真正銘笑いどころ、宮廷の淑女達の掛け合い漫才シーンとかは少々クドめでしたが結構好きです。イナバウアーとか。

 それと『フェルゼンとアントワネット編』といいつつも、思ったよりオスカルを追ったエピソードが多かったです。
 多いのに、2幕の最初でジェロが「オスカル隊長は死にました。」というシーンで

 ええ?!あんなに出番が多かったのに、この一言でオスカル終了?!

 …と、一瞬不安になってしまいましたが、その後にちゃんと回想という形でエピがありました〜…良かった。ここで楽しい群舞が入るんですよね♪
 とりあえずオスカルは、結構女性的に描かれていたように感じました。

 なんか笑いどころが多くピックアップされてますが、舞台はきらびやかだし、衣装は華やかだし、物語自体は悲劇なのでそれなりにジーンとできるシーンもあり、かなり満足。

 物語の後にはレビューもありました。
 が、最初のカンカンって男役の人も普通に出ているらしいですね。
 ちなみに、顔の区別が全然ついていないので、トップ以下の男役さんがどのレビューで中央を張っていたのかも全くわかりません。
 見せ甲斐がなくて、本当にごめんねFさん…

 宝塚は3回目なのですが、今回はかなりゴージャスだし、物語もちゃんとまとまっていたので、原作を知っていれば初心者でも楽しめる…というか、初心者にこそオススメできる舞台だったかも。
 機会があれば、是非オスカル編も見てみたいですね。




2006 03/30 22:42:27 | 演劇(その他) | Comment(0)
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