腐女子の妄想と欲望に満ちた日常へようこそ。
※ネタバレアリなのでご注意。
 5月4日、五反田ゆうぽうとまで…忍者イシュージョン NARUTOの初日マチネを観に行ってまいりました〜!
 正直、行く前はマナカナってどうなのよ…レギュラーも苦手なのよね…生で「だってばよ」って違和感ありまくりじゃない?…MAってかジャニってどうよ…etc…
 まあ色々と不安の多い舞台だったのですが、終わってみればなんとまあ♪

 そんなわけで、ここからネタバレありの感想をば。

 ちなみに行こうかどうしようか悩んでらっしゃる方へは、

 悩んでいるなら絶対に行くべし!

 とだけ言わせていただきましょう。

 パンフとグッズの売り場は別にあり、グッズ売り場の方は机の上を見ないと販売物が判らないため、大行列でした。
 ただ販売物は、たぶん他でも販売しているようなキャラグッズばかりで、公演パンフ(2,000円)以外にはオリジナル物は無かったのではないでしょうか。





 ここから超ネタバレ↓
 今回の舞台の内容は、
 その能力を恐れた忍び達に滅ぼされたコトダマ一族。
 その生き残りであるコワネは、同じ一族であり血継限界を持つワカに出会い、一族の復讐を誓う。
 ワカの血継限界とは、4年に一度のうるう満月の夜に歌うことで、聴くものを滅ぼすことが出来ると言うもの。
 ただこの血継限界は、うるう満月の前にはチャクラを体内に溜め込むため、声が出なくなると言う特徴があった。

 そして今年、そのうるう満月の日に、綱手の火影就任のお披露目が行なわれることとなっていた。
 この各国の忍び達が集まる機会を利用し復讐を遂げようと、一族を秘密にしたままワカを歌姫に仕立て上げ、コワネ達はまんまと風の国の親善大使として木の葉の里に入り込んだ。
 7班は彼らの護衛を言いつかったが、もともと風の国からの護衛として同行していた我愛羅に断られてしまう。

 この声が出なくなっているワカを診察しチャクラが異常だと判断した綱手は、サスケとサクラにはワカの症状についての資料調査、ナルトには前祝いの席を台無しにした罰として屋敷の大掃除を命じる。
 この声が出なくなっているワカとコトダマ一族の関係を疑ったカカシは、「気になることがある」と疑惑の内容を何も伝えずに調査に出てしまう。(そして最後まで出てこない…涙)

 自分の人を不幸にする力に対して苦悩し、その方向性を変えようと努力するワカ。
 それを見て、「姉ちゃんは良い人だってばよ!」と物事を引っかき回しておおごとにしてしまうおばか全開のナルト。
 コワネの部下であり、コトダマ一族についての巻物を奪おうとする&その操り人形と戦うサスケと我愛羅。
 同じくコワネの部下で人の精神に入り込む能力を持ち、巻物を読んだサクラを拉致しその記憶を探ろうとするコワブル・コワダカ。

 しかし結局は、コトダマ一族の可能性に思い至った綱手により、ワカはお披露目の間軟禁されることとなった。
 …のだが、ここでコワネに唆されたナルトが、ワカを舞台で歌わせるために軟禁から救い出してしまう。

 という、結局ナルトさえ動かなければ静かに収束したはずの事件をおおごとにし、その代わり人を信じることによって大団円に持ち込んでしまうと言うとてもNARUTOらしい物語でした。



 カカシが最初に思いついた可能性を綱手に話していれば、こんな大事にならなかったんじゃないのか?!とツッコミを入れたいところですが、それでは物語にならないんですよね〜…カカシってばやっぱりヘタレ扱い…orz


 とりあえずそれぞれの役について

 うずまきナルト:屋良朝幸(MA)
 元気いっぱいで動きも軽やか。
 歌も上手いというわけではないのですが、とてもナルトらしかったです。
 「だってばよ」も違和感無くてびっくり!
 最後の螺旋丸の光ってるボールを落としてしまったのはちょっと残念。
 客席いじりは、「どこから来たの?」「横浜?」「横浜の里かあ…」「俺も行ったことあるけど良いとこだよね!」。

 うちはサスケ:町田慎吾(MA)
 歌はイマイチ…今後もうちょっと小慣れて上達するのを期待します。
 でも歌は下手ですが、それを補う動きは流石ジャニ!
 突然歌いだすのでビビリますが、それをからかうナルトとのやり取りが、和みどころ。

 春野サクラ:三倉茉奈・佳奈
 マナカナなのでとても不安でした…
 が、思ったよりもまともでした。
 特に内なるサクラの元気さが良かった!

 我愛羅:米花剛史(MA)  
 歌はイマイチ…いやイマニ……?
 しかしやはりアクションは流石!
 無感動な喋り方も我愛羅っぽい。

 はたけカカシ:岩崎大
 やはり出番は少ない。
 しかしあの身長と細さ、立ち姿が素敵にカカシちっくv
 個人的にはそんなに違和感は無かったものの、マイクに声が入りすぎていたのがちょっと耳障りだったかも…音響さんがんばって!
 カテコのときの、ひとりだけ後ろの足をスライドさせる優雅なおじぎや、やはりひとりだけくねくねと不思議な踊りを踊る姿がかなり可愛かったです。

 コワネ:秋山純(MA)
 歌はまあまあ。
 派手な衣装が目を惹きます。
 最後カテコでの「知らない人は、なんでこいつが話してるんだろうと疑問に思われるかもしれませんが…」という前置きで話し始めたので、もしかしてこの中のリーダーちっく?
 特別派手なアクションの印象は無いかも。
 最後にレギュラーの二人に抱きつかれて股間をいじられて(!)も、真面目に物語を進めようという姿勢が初々しいです。
 個人的にはちゃんとツッコんで欲しいので、この点については今後に期待。

 ワカ:新妻聖子
 歌姫だけあって歌が見せ所。
 花を咲かせる高音から、滅びの歌の低音まで音域も広かった。
 ちょっと苦しそうな部分もありましたが、歌姫としては十分かも。

 綱手:愛華みれ
 今回の個人的イチオシ!
 気風も声も良くて、歌も聴けます!
 ちょっと宝塚ちっくなんですけど、それがまた綱手さまに合ってました。

 コトノハ:岡幸二郎
 歌が素晴らしい!
 …と思ったら、帝劇役者さんらしいです(笑
 っつーか、たぶん帝劇で見たことあるよ…orz
 悪役で真面目な役〜…と思いきや、凄くコミカルな役でした!
 親玉のコワネよりも、こちらの方が存在感が出ちゃうのがちょっと難点。

 不知火ゲンマ:平田広明
 ご存知の通り、アニメの声優さん。
 一人だけちょっと老けてるのが気になりますが、声で帳消し!
 なかなか美味しい役どころで、可愛いお姉ちゃん達に運んでもらう姿は羨ましいくらいですv
 声優さんがどこまで演技できるのかしら…とドキドキでしたが、全く不安なところは無かったです。
 つか、元々役者さんなんですねっ!

 コワブル・コワダカ: 松本康太・西川晃啓(レギュラー)
 今回の演目で、見るまでは最も不安だった配役。
 正直あんまり好きじゃなかったというか、苦手だったというか…
 しかし実際に見てみると、この二人が一番面白かった!
 初日というせいか、ちょっと固く緊張している役者さん(特にMA?)達の中で、一番のびのびとしていて、お笑いによる一服の清涼剤となってくれました!
 初日でのあのテンションが、今後どこまで上がり続けるのか楽しみです。
 そしてコワネ役の秋山くんが、どこまでついて行けるのかも非常に楽しみです。 

 一楽店主 テウチ:尾藤イサオ
 こちらもかなり美味しい役ドコロ。
 そしてお笑い担当。
 プレスリーばりに歌う姿が素敵ですv
 ただ初日は、左腕のぴらぴらがカツラの下に巻き込まれてしまって、大変そうでした(笑


 それぞれの役者さんはこんな感じでしょうか。
 最初はやはり違和感があったのですが、物語が進むに連れて全く気にならなくなりました。
 むしろどのキャラもイメージ通りにしか見えなくなってくるから不思議です。
 ただ最初の祭りシーンで、満面の笑みで軽やかに踊るネジだけは、物凄い違和感でした。

 子供向けのヒーローショーっぽいものかと思ってましたが、ストーリーも曲もちゃんとあって、ちゃんとしたミュージカル舞台でした。
 まるでNARUTOの映画を生で見ているような感じ??
 TEAM 発砲・B・ZINは(たぶん)見たことがありませんが、脚本・演出のきだつよしさんがちゃんとした仕事をしてくださったんですねv

 惜しむらくは、イリュージョンがイリュージョンじゃなかった。
 まだ慣れていないせいなのか、タネが見え見えのバレバレ。
 プリンセス天功監修でこの程度ですか…
 イリュージョンでもなんでもないフライングとかの方が見所かも。

 あと気になったのが、暗転によるセット交換がもたもたしてて、暗転している時間がやたら長くてダレ気味だったことかしら。
 これも回を重ねて改善されるのを期待します。


 この演目はあと1回、東京千秋楽のチケットがあるのですが、もう1回くらい増やしても良いかも…と心揺れる今日この頃。
 でもなんか評判良さそうなので、もう取れないかも〜…??

 これからチケットを取ろうという方には、やはり1階席がオススメ。
 特にナルトとサスケは結構客席に降りてくるし客席いじりもあるので、役者ファンの人は前方通路近くの席が美味しいかも。
2006 05/04 23:04:27 | 演劇(その他) | Comment(0)
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