昨日(11月22日)の新聞に失業者数が9月時点で昨年12月より90万人以上増え363万人。雇用助成金が無ければさらに73万人が上乗せ440万人と言うような記事がありました。これは過去最悪の385万人を超える数値で社会不安は一層募ると思います。
最近デフレ、デフレと言う報道が相次いでいますが、デフレはともかく物価はさらに下がらないと多くの人は食べていけなくなるでしょう。デフレ進行の著しい北朝鮮では餓死者も出ているそうです。
一般に物が売れなくなりデフレがスパイラルに進むと、商品価格が低下し、生産者の利益減、利益が減った分だけ従業員の賃金が低下する。また企業の利益が減ると雇用を保持する余力が低下するので失業者が増える。と言うことのようですが、物価が下がり多くの人が生活のための必需品を買ってくれれば、企業にとって1品あたりの利益は下がるにしても量をこなせて薄利多売で利益を得られ、需要を満たすために生産を維持しなくてはと言うわけで、雇用も維持または増大させる必要も生ずると言うことになってくると思います。
この前テレビで、トライアルカンパニーと言うスーパーのことが報道されており、インターネットで調べてみましたら、1992年1号店をオープン後直線的に店舗数、売り上げを伸ばし今でも快進撃を続けているようです。経営が上手く、たくさん買ってもらえば何とかなるのです。
経営者の責任として、総知を結集してそれこそ頭から汗を出してどうすれば良いかを搾り出す責任があると思います。その結果が多くの人に支持されれば生き残るどころか成長できるのです。
今もしトライアルカンパニーが飯田に出店してくれたら、飯田下伊那、南信州の人の生活レベルはグンと上昇するでしょう。それにぬくぬくと経営してきたこの地方の小売店も背筋をまっすぐにして経営に取り組むことになると思います。
トライアルカンパニーは、居抜き商法とのことですが、大型店としてビッグストアーが複数空き店舗になっていますからこれをそのまま利用してくれたらありがたいことです。
話は違いますが、飯田地方の理容室、美容室にしても外部から参入してきた業者にやられているようです。これは私の私見ですが、お店のシステムの改革、地域全体の同業者による対抗措置に手をこまねいているためではないかと思っています。
全てがそうであるわけではなく、飯田、下伊那の歴史ある会社ではそれなりの対応をしていて、妻がこの前家具を買いに行ったら、お店の半分ぐらいを食料品売り場に変えてあったとビックリしていました。家具はこの不景気下余程必要が迫らなければ我慢しようと言うことになると思いますが、食料の場合はレベルは落としたとしても絶対必要ですから一定の売り上げはあると言うことだと思います。この会社、前は高級家具の売り場は独立した店舗だったのですが、不景気で売れなくなったらしく見切りを付け今はドラッグストアになっていました。こう言う対応のすばやいお店もあることはあるのですが全体としてのんびりした会社が多いように思います。
トライアルカンパニーのような会社が、飯田ばかりでなく、全国いたるところで展開してくれないと、これから企業内失業者を含めて1千万人と言う失業者が増えてきて生活できない人たちが劇的に増えてくるので社会的不安は増大するばかりだと思います。それにしましても今までの自民・公明党の無策振りにはあきれたものです。
トライアルカンパニーの現状を見る! トライアルカンパニーの2008年3月期の決算を見る! 安いチラシ例 研究すればこれだけのことができると感心しました。