何事もぼちぼちがんばりましょ!
よく愛犬と優雅に散歩する姿を目にしますが、私には考えられません。我が家のアホ犬『はな』との散歩はまさに猛牛との罰ゲームです。常に引っ張られます、犠牲者が絶えません。昨日もまた、新たな犠牲者が生まれました。

今日の小話
「昨日は我が家に親戚が大集合していたため、アホ犬『はな』の散歩の生贄に、私といとこ、親戚の姉さん、そして姉さんの息子(1歳)が選ばれました。
私は当然現実を理解していました。いとこも何度か散歩に行ったことがあるため、散歩の恐怖を理解していました。しかし、散歩に行ったことがない姉さんとその息子は何も知らずにワクワクした様子でした。
案の定、出発して50メートルと進まない間に、姉さんとその息子の顔色は変わっていました。あからさまに、なんじゃこりゃ!という空気を出していました。
結局それから10分と経たないうちに息子のほうがキレちゃいました。キレる子供達状態でした。姉さんは息子よ、よくぞキレてくれた、といった感じで、

 ごめんねー、しょうがないから私達、先に家戻っとくわ。

と、捨てゼリフを残して去って行きました。いや、逃げて行ったという方が正しいでしょうか。
可哀相なのは残された私といとこです。アホ犬『はな』は、

 お前ら何ボサッとしとんねんワン。
 はよ行くぞ、あんなんほっとけワン!

まだまだ暴れ足りない様子です。こうなったら走るしか道は残されていません。ええ走りましたとも、それはドーピングをかましたベン・ジョンソン並みに走りましたとも。
そして、大の大人がええ年こいて全力疾走している最中に悲劇は起こりました。
手綱はいとこが持って走っていました。私は併走していました。
アホ犬『はな』は、それはもう全盛期の近鉄バファローズのような猛牛ぶりで、いとこを引っ張っていました。そして、何を思ったか、急に猛牛がストップしました。
猛牛が急に止まったので、引っ張られていたいとこは当然それを避けようとしますが、なかなかそううまくはいきません。
避けられずに、いとこは猛牛につまずいて宙を舞いました。
次の瞬間、いとこはどう転んだのか仰向けになって、アスファルトの上に倒れていました。
そしてなぜか大笑いしていました。
何事もなかった様にアスファルトを嗅ぎまわるブタの横で、24歳の年頃の娘が、天を仰いで、大口を開けて笑っていたのです。
私の目には、地獄絵図にも似た光景に写りました。
犬の散歩、そんなに甘いものではありませんよ。犬を飼う時には、それなりの覚悟が必要ですよ。
付け加えておくとアホ犬『はな』はこの後に、うんこを小出しで3回しました。まぼちぼちがんばりましょう。」


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2005 12/03 03:34:42 | 今日の小話 | Comment(0)
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身内に不幸があったため、今日の小話はお休みさせて頂きます。
先日、親戚の1人が他界したばかりなのですが、悪い出来事は続くもので、昨夜、祖母が他界しました。同居していたこともあって淋しさはかなりのものです。
昨日の午前1時半頃に、祖母の呼ぶ声が聞こえ、様子を見に行ってみると吐血しており、すぐに救急車を呼び、病院へと向かいました。病院に着いた時点ではまだ意識もあったのですが、次第に呼吸状態が悪くなり、意識レベルも落ちていきました。
心肺停止にまで至ったのですが、病院のスタッフの方々の迅速な対応で、一度は蘇生に成功しました。そのおかげで、親類が集まるためには充分な時間を与えて頂き、午後8時前に最後を皆で看取ることができました。
最期は、意識もなく、苦しみさも感じることなく逝くことができたので安らかな顔をしておりました。
インディアンの話で、私の好きなこんな話があります。
「人は生まれてくるとき、自分は泣いているが、周りの人は幸せそうな顔をしている。人は自分が死ぬときには、周りの人は泣いているが、自分は幸せそうな顔をしている」
祖母はこの話の通りに人生をスタートさせ、ゴールすることができたと思います。
私もこんな生き方ができるようにもっとぼちぼちとがんばらねばと感じました。この場を借りてご冥福をお祈りいたします、ばーちゃん、安らかに眠って下さい。

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2005 12/02 11:25:25 | 忘れないでおく出来事 | Comment(0)
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よくギネスブックって言いますが、どこにあるのですか?本屋に売っているのでしょうか?別にどうでもいいことなのですが…。私もギネスに挑戦できそうなことといえば、割り箸をわるのが異常に下手くそなことくらいです。必ず片方が短くなっています。もう慣れました、いびつな割り箸を受け入れて、いつも食事しています。

今日の小話
「私の大好物にギネスというビールがあります。最近はCMもよく放送されている、イギリスのビールです。

 ギネスほど私の力をよみがえらせるのに役立ったものは
 他にない!

と、イギリス負傷兵に言わしめたほどのマイルドさで、私にも元気を与えてくれます。
しかしこのギネス、ちょっと値が張るのです。発泡酒が主食の私には、そうそう飲めるものではありません。だから月に1、2度くらいしか飲めないのです。その分、余計に愛おしいものに感じられるのやもしれません。
先日、近所に新しく酒屋さんがオープンしました。ええ、もちろん行きましたとも。そう、ギネスを求めて。行ってみるとやはりオープン記念特価で安かったのです。
あまりの嬉しさで私は軽く、即興のギネスダンスをしながら3缶も買ってしまいました。
これから3日連続でギネスを飲めると思うと、何についてかは分かりませんが、なんか意味なく頑張れる気がしてきました。
帰宅して、まずはグビビと一気に飲み干してやりました。
贅沢飲みです。あと2日あるのでかなりの強気です。

 プハーッ!やっぱ生だわ!

などと訳の分からないことを言いながら、その日は幸せいっぱいで床に着きました。
さあ翌日、仕事が終わって早くギネスを飲みたいがために、同僚の誘いも振り切って、そそくさと帰りました。こうなると軽いギネス依存症です。
帰宅して、お待ちかねのギネスタイムです!
冷蔵庫を開けて、いざ……。
ないです。ありません。ございません。
どこにもありません、どこを捜しても発泡酒以外見つかりません。
…まさか。

 おかーん!ギネスは?

母に尋ねます。すると彼女は、

 あー、あのおいしくない変なビールかいな。
 飲んだで。

と、さも当たり前のように言い放ちました。
酔拳の使い手である彼女にとっては、2缶をたいらげるなど、朝飯前のお茶の子さいさいです。
完全に私のミスでした。浮かれ過ぎていて、我が家のキッチンドランカーの存在を忘れていました。台所の端には、礼儀正しくギネスの空き缶が並べられていました。

 あたしゃ、もう悔しくって悔しくって!
 ほんで飲むだけ飲んで、おいしないってどないやねん!

と愚痴をブツブツ言いながら、とりあえずギネスの弔いがてらにヤケ酒しました。もちろん発泡酒です。
大事なものはきちんと隠しましょう。それくらいはブタ犬『はな』でもできます。どこに隠したかよく忘れて困っていますが。まあぼちぼちがんばりましょう。」

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2005 11/30 11:28:00 | 今日の小話 | Comment(0)
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電車で座って寝てるおっさんが急に、ヒーッ!っていう奇声をあげて立ち上がりました。彼はどんな恐ろしい夢をみていたのでしょうか?まさに夢見がちな中年です。

今日の小話
「皆さんは、『かめはめ波』ってご存知ですか?自らの体内の気を一点に集中して、敵めがけてその気を手から一気に放出する技です。
大きな声では言えませんが、私はその『かめはめ波』を一度だけ使ったことがあります。この小話はくれぐれも内密にお願いします。

私は荒野にいました。そして私の前には一体の地球外生命体が敵意を示していました。
どうやらヤツは地球を侵略するために派遣された傭兵のようです。私の体は既にぼろぼろで、地球を護るために私はそいつと死闘を演じていたようです。
戦況はかなりの劣勢、ヤツのパワーは半端なものではありませんでした。
このまま闘っても敗北は必至と考えた私は一発逆転の、ある技に賭けてみようと決意しました。
そう、みなさんもうお察しの通り、『かめはめ波』にです。
しかし、さすがの私も『かめはめ波』など試したこともありません。不安がよぎります。

 チャンスは一度きり!
 失敗すれば地球は終わる…。

泣き言など言ってられません。やるしかないのです!
ヤツのスキを伺いながら、慎重に気を練り始めました。
そして、ヤツも仕事でこんな遠い星まで来ているため、早く帰りたいと思って、勝負をあせったのでしょう。一気に私目掛けて突っ込んできました。
チャンスです。スキだらけです。

 かーめーはーめー波ー!

そう叫ぶと、私の両手から光に包まれた、凄まじいエネルギーがヤツ目掛けて放出されました。
しかし、事もあろうか私は、衝撃に耐えられずに照準をずらしてしまいました。かめはめ波はヤツの頬をかすめただけで、ほとんどダメージを与えられませんでした。私の負けです。

…コイツは長々と一体何の話をしとるねん。大丈夫か?と不安に思われた方も多々おられると思いますが、大丈夫です。安心してください。これは全て夢の中での話なのです。
しかし、不思議なことに、朝目覚めると凄まじい脱力感に襲われたのです。まるで体内の気を全て放出してしまったかのようでした。
普段は夢のことなどほとんど覚えていない私ですが、この夢は鮮明に覚えていました。
これは何かの暗示なのでは?ひょっとしたら、本当に私が地球を救う日が来るんでは?これが予知夢というものか?
その日、この不思議体験を職場の後輩に熱く語ってみました。

 もりおさんって、たまに訳分からんこと言いますよね。
 僕に一体どないせいって言うんですか?

世間なんてそんなものです。夢を語ることもままならないです。まあぼちぼちがんばりましょう。」

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2005 11/29 13:21:22 | 今日の小話 | Comment(0)
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どこにでもルールはあります。でも大阪では電車の順番待ちなどあってないようなものです。ある意味早い者勝ちがルールとも言えるのでしょうか?

今日の小話
「私が利用している電車には、携帯電話電源オフ車両という車両があります。これは、他の車両は別に通話しなけりゃメールしようが構わないが、先頭と最後尾の1両だけは、携帯電話の使用は禁止。電源も切りやがれ!といったルールです。
しかし、現実は電源オフ車両であろうが、メールをする人はお構いなしにメールしているという悲しい状況です。
この前、朝のラッシュ電車で、先頭車両に乗っていたら、メールしているおっちゃんがいました。
私は遠くから見ていたんですが、おっちゃんの周りの人達は
うっとおしそうな顔をしていました。
途中の停車駅で事件は起こりました。
駅で停車した後、また人がいっぱい乗ってきて、ギュウギュウ詰めになったのですが、乗って来た乗客の中に、制服を着た、あからさまにおかしな人物がいました。
…運転手さんです。

 おーい、あんたなー!
 ここ電源オフ車両やぞー!

格好良かったのですが、運転手さんは人の流れに押されて、おっちゃんとは関係のない方向に流されて行きました。
30秒くらい後にスイマセンを連呼しながら人混みの奥から生還した彼は、さすがに時計を気にしながら、そそくさと運転室へ戻って行き、何事もなかったように電車を発進させました。
乗客は皆、あっけに取られていましたが、運転手さんの行動は、おっちゃんを改心させるのには充分な効果があり、おっちゃんはふてぶてしく携帯電話ををポケットに仕舞いました。
運転手さんの行動は一人のおっちゃんを悪の道から救い出すことに成功したのです。
それにしても運転手さん、ちゃんと運転に集中して下さいね。まあぼちぼちがんばりましょう。」

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2005 11/28 13:17:30 | 今日の小話 | Comment(0)
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最近うんこやおならのことばっかりで、『ぼちぼちと日記』の上品なイメージが壊れつつあります。という前フリがあるということは、今日ももちろんおならの話です。決してそういう話が好きな訳ではありませんよ。…決してね。

今日の小話
「我が家は、駅から10分くらいの距離にあり、その道をいつもテクテク歩いています。
その道は別名『心臓破りの坂』とも言われており、自転車を使えば、行きは2分かからない程で、逆に帰りは15分かかります。
そんなこんなでゼーゼー言いながら、テクテク歩いています。
先日、仕事の帰りにいつも通り駅から家まで心臓破りの坂を登っていました。
友人から携帯電話に電話がかかってきたので、電話しながら歩いていました。
夜ともなるとほとんど真っ暗で、電話などしていると周りの人の気配に気づかないくらいの、結構ヴァイオレンスな道です。
私も電話と坂の勾配にいっぱいいっぱいで周りに気を配る余裕などありませんでした。
電話中、ふと何も考えずにおならをしました。

 ブー!

かなりのボリュームでやっちゃいました。
次の瞬間、後ろから急ぎ足で来たお姉さんに追い抜かれました。
確実に、彼女は私のガス爆弾の直撃をくらったはずです。
とりあえずどうしよう、恥ずかしい、誤解じゃないけど彼女の誤解を解かねば!
必死に考えました。そこで私は電話相手の友人に、

 おまえ、いきなり屁ぇこくなよー!

と言って、電話相手の友人のせいにしました。
勘のいい人はお気づきだと思われますが、はっきり言ってムリがありました。
きっと彼女は、私のことをほんまもんのアホやと思ったことでしょう。
彼女の背中がそう語っていました。
電話相手の友人にも、いきなり変なことを言い出したことに対して、頭大丈夫か?と言われる始末でした。
言い訳はしない方が潔い場合もあります、うまい言い訳が浮かばない時は潔く認めましょうね。まあぼちぼちがんばりましょう。」

おならをあびせられたことがある人は
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2005 11/27 23:06:58 | 今日の小話 | Comment(0)
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最近だんだんと、小話が長くなってきていますんで、今日は短めでいきたいと思います。昨日は入力している途中に2回エラーが出て、同じ文を3回入力しました。さすがの私もスネちゃいました。決して面倒くさくなった訳ではありませんよ。…決してね。

今日の小話
「本日、出先から帰る電車の中で、時間は午後5時30分頃でした。
電車はガラガラだったので、私は座席に座り、口を開けてポーっとしていました。
前の座席には、おじいさんが2人仲良く座っていました。

(おじじA)今日は、ほんま疲れたなー。

(おじじB)ほんまやなー、はよ飯食って風呂入って、屁ぇこいて寝よ。

屁ぇこいて寝よ、と言うのは大阪では日常で普通に使う言葉なので別にいいのですが、いくらなんでも寝るの早過ぎるやろ!と心の中でツッコミを入れていたら。

(おじじA)屁ぇこくんはええけど、いくらなんでも寝るの早すぎやろ。お前は子供か!

おじじAは私が考えていたことをそのまま突っ込んでくれました。
なんだかおじじAが、とってもいとおしくなりました。
でも言うだけ言って、駅に着く頃おじじAはきっちり寝ていました。まあぼちぼちがんばりましょう。」


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2005 11/26 18:03:12 | 今日の小話 | Comment(0)
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職場が寒いです。事務所が雑居ビルに入っているんですが、ビル自体が寒いです。外よりも寒いです。エレベーターでは扇風機が回っています。なぜ誰も止めようとしないのですか?

今日の小話
「一昨日は、勤労感謝の日ということで仕事がお休みでした。良い機会だと思い、昼間から電気屋さんで破格の二千円で遠赤外線ストーブを購入して、ついでにゴキブリ対策のホウ酸ダンゴも買って、事務所へ愛車で向かいました。
私の愛車は相変わらずの調子で、開かないサンルーフからカタカタという異音を放ちながら、ガソリンを撒き散らして爆走してくれました。
さて、小1時間ほど愛車を走らせて、事務所まであと2、3分という所で、私は致命的なミスに気づいてしまいました。
 
 事務所のカギを持って来るのを忘れました。

はいそうです。カギが無ければ当然。入ることができませんね。しかし、そこは楽観主義者の私もりお、とりあえず事務所に行ってみることにしました。
愛車を駐車場に停め、事務所に行ってみると、お休みなのでやっぱり閉まっていました。開いていたらそれはそれで怖いのですが。とりあえず途方に暮れ、

 やっぱりムリか、しょうがない出直そう。

そう思い、帰ろうとした時、私の中のもう一人のもりおが言いました。

 おい、待て。
 お前それでいいんか?
 ちょっとは考えろや、なんか方法あるやろが!

そこまで言われましたので、とりあえず考えてみました。
すると、一つの危険すぎるアイディアが頭をかすめました。
事務所は雑居ビルの4階にあり、事務所にはベランダのような踊り場があります。その踊り場から1メートルも離れていない所に、隣のビルの非常階段が通っています。その非常階段から踊り場にうまくストーブを運ぶことはできないでしょうか?
しかし、これは危険すぎます。一歩間違えたら『ぼちぼちと日記』も終了です。

 ダメダメ、こりゃいかん。

すぐにやっぱりあきらめようとすると、またもやもう一人のもりおが出てきて言い放ちました。

 なにあきらめようとしとるんじゃ!
 ガタガタ言わんと今の作戦いってみい。
 男にはやらなあかん時があるんとちゃうんかい!
 それが今やろが!

目が覚めました。まるで豆腐の角に頭をぶつけて豆腐まみれになってしまったようでな衝撃でした。
奮い立った私はホウ酸ダンゴの入った袋とストーブを持って、隣のビルへ向かいました。
しかし隣と言っても初めて立ち入るビルです。非常階段の入口が分からず、掃除用具入れや、トイレのドアを開けまくりました。軽い不法侵入ですが、そんなことを問題にしている場合ではありませんでした。
やっとのことで非常階段へと通ずるドアを見つけ、気持ちが折れてしまわないよう、一気に4階まで駆け上がりました。
気分はもう、ルパン四世です。
4階からは、まさしく我が事務所という、ダンボールだらけの踊り場が確認できました。
さあ深呼吸をし、作戦開始です。
非常階段の手すりを乗り越え、まずは作戦の最終確認です。体をいっぱいに伸ばし、踊り場の手すりの上からゆっくりとストーブを下ろす、恐怖心さえ乗り越えられたら、もはやルパン四世には難しくない作業です。
そして作業に入ったのですが、現実はなかなか甘くないもので、問題が発生しました。
あと50センチで、ストーブが着地するというところで、私は非常階段と踊り場の架け橋になったような体勢で止まってしまいました。
右手に力が入りません。なぜだ!と思い、右手に目をやると、ホウ酸ダンゴの入った袋がしっかりと握られていました。力が入らないはずです。
こうなったらホウ酸ダンゴに犠牲になってもらうしかありません。するともう一人のもりおがまた現れ、
 
 待て、犠牲を出さん方法はまだある。
 お前にはまだ口が残っとるやろが!

と叫びました。
そうです、まだ口が残っていました。
私はいっぱいに首を伸ばし、右手から袋をぶん捕りました。

 エイヤッ!

この時、誰かが非常階段を通ったら完全にアウトでした。
手すりを越えて、ホウ酸ダンゴをくわえた男がプルプルしながらストーブを持って隣のビルに乗り移ろうとしているように見えたでしょう。逮捕されちゃいます。
しかし、運良く誰も通り過ぎず、事なきを得ました。
作戦を無事成功させ、もう一人のもりおにお礼を言おうと思ったら彼はもうそこにはいませんでした。
今回は、彼に一番大切なことを思い出させてもらったような気がします。
人間あきらめたらそこで終わりです。とりあえず頑張ったら何とかなります。まあぼちぼちがんばりましょう。」

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2005 11/25 13:50:58 | 今日の小話 | Comment(0)
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今日は『うんこ』のお話です。『うんこ』という単語が容赦なく出てきますので、食事中の方や、『うんこ』があまり好きではない方には申し訳なく思います。しかし私と仲間達が、『うんこ』に対する社会と戦った記録でもありますので、是非一読して頂きたいとも思います。

今日の小話
「私は今でも頻繁に、うんこに行きます。
しかし、うんこに対する社会の目は冷たいもので、小学生や中学生の頃には、学校でうんこに行くなどということは、タブーとされていました。私自身も学生時代に、うんこをしている最中にトイレのホースやサンダルを投げ込まれるという経験を何度もしています。それだけではありません。私の通っていた小学校では、学校でうんこに行くと一週間ほど『うんこマン』というレッテルを貼られるという恐怖まで付いてまわっていました。
私自身も学校でうんこに行くことに対して、かなりの恐怖を感じていたと記憶しています。
しかし、中学一年生の時のある事件を境に、私の考え方は一変したのです。
中学一年生のある授業の時、クラスメイトが先生に断って教室を出ようとしていました。皆がうんこに行くのだと思っていました。そして他のクラスメートの一人が、

 おまえ、どこ行くねーん?

と、にやにやしておちょくるように大声で言いました。私を含めて、教室の誰もが出て行こうとしたクラスメイトの恥ずかしそうにお茶をにごす姿を想像しました。
しかし、彼は違いました。

 うっさい!うんこ行くんじゃ!

彼は堂々と、しかも大声でそう言い放ったのです。
声を掛けたクラスメイトは絶句していました。
私にとってもかなりの衝撃でした。自分が恥ずかしかったです。まるで押しボタン信号と気付かずにずっと待っていて、後から来たチビッコが普通にボタンを押した時ぐらいの恥ずかしさです。
その日から私は変わりました。
うんこに行くことのどこが恥ずかしいんだ、彼を見習うんだ。そう自分に言い聞かせながら、理不尽な社会に対する私の孤独なクーデターは幕を開けました。 

 もりお、どこ行くん?

 うんこ。

 うわっ出た、うんこマン。

それはつらい戦いでした。女子に煙たい顔をされたり、冒頭に申しました、ホースやサンダルをトイレに投げ込まれるという事件もこの時期に行われたものです。
クーデター開始から1ヶ月ほど過ぎた頃でしょうか、効果は表れました。私のクラスの中で、学校でうんこに行く生徒が急に増えだしたのです。
その中の一人が私にこう言いました。

 もりお見てたら、学校でうんこに行くんがなんか当たり前に思えてきたわ。ほんまは俺も、よーうんこ行きたくなるから、もういっそのこと、うんこ部作って入部させてや。

うんこ部の誕生です。それからうんこ部は順調に大きくなって、最終的には6人の勇者が集まることになります。
けっこう長くなりましたんで、うんこ部の話の続きはまたの機会にしたいと思います。
あまりに不評なら、もうこれっきりにしますので苦情のコメントも受け付けております。
とりあえずお腹は暖かくして寝ましょう。まあぼちぼちがんばりましょう。」

 
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2005 11/24 10:19:15 | 今日の小話 | Comment(0)
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生意気にも私は外車に乗っております。さてはもりおはセレブだな、と思った方もおられるでしょうが、残念でした。セレブを気取っているだけです。破格の8万円で購入しました。なんと車の保険の方が高いのです。

今日の小話
「私の愛車はなかなかの腹ペコさんで、ガソリンがすぐなくなります。しかもハイオクです。この原油高のご時世に、私の財布のことなど一切考えてくれません。
私が購入した次の日に、メーカーが倒産したというオマケまであり、その上トラブルもしょっちゅうあるので、とにかく大変なのです。
最近、よく走行中にいきなりエンジンが止まります。かなりのビックリドッキリメカになりつつあります。
これはそろそろやばいかなと思い、大手中古車買取会社の査定に出してみました。腐っても外車、しかも絶版車なのだから、まさかのビックリボーナス査定が出て、私を驚かしてくれるかもと密かに期待していました。

 もりお様のお車の査定額は、0万円でございます。

0万円??何でしょう、0万円って何でしょうか?タダってこと?
まさにサプライズ、ビックリ査定でした。私の愛車には、もはや換金する価値さえ残っていなかったのです。
さすがに売る気も失せました。とぼとぼ帰りました。
まだまだ私のどっきりカーライフは続きそうです。
CDが入ったきり出てきません、エアコンから冷たい風しか出ません。まあぼちぼちがんばりましょう。」
 

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2005 11/23 10:59:19 | 今日の小話 | Comment(0)
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