腐女子の妄想と欲望に満ちた日常へようこそ。
※ネタバレアリなのでご注意。
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本日マチネに行ってまいりました。
さてさて、毎回おひょいさんの動向にヒヤヒヤドキドキしてしまうこの演目ですが、今日の出来はどうだったでしょうか〜?!
そして前回と一部演出が変わっていたので、そのあたりのお話を…
以下ネタバレです。
さて、まずは本日のおひょいさん(幻斎)から。 …今日は相変わらずズタボロ〜… 台詞は噛むは、台詞忘れて間を開けすぎるは、重要なシーンで間違えるは…
誰かどうにかしたってや〜〜〜!!!
地獄のシーンでは、「三浦屋」が思い出せず「どこだっけ??」 そして「毒あざみ」と呼びかけるハズが、「ドクダミ」と…「あざみ乃」の欠片も無くなっていて、誰を呼んでるか判らないじゃないっ!!
まあ、このシーンは元々ギャグなので、周りも笑いながらフォローできてましたけど〜!ある意味、ネタとして笑いが取れていたので良し。
ただ、吉原のことを
「柳生一族の砦」と言うのは勘弁して〜〜〜!!
柳生の砦を作ってどうするよっ! 根本的に間違ってるよ!!
このシーンは、とても重要でシリアスなシーンなので、周りもフォローすることなく
完全スルー。
…他にも色々ありましたが…本当にどうにかならないんでしょうか! しかし、S大先輩によれば「とりあえず台詞になっているだけマシだった」そうです。 前日はもっとグダグダだったとのこと…もうなんと言って良いのか…。 もうおひょいさんが出てくるだけで、不安でドキドキしてしまい、現実に戻ってしまうのが本当に嫌。
まあ愚痴はさておき、演出で変わっていたところが何点かありました。
まずは宗冬が誠一郎に「義仙を切ってくれ!」というシーン。 今までは、宗冬がまるで ロミジュリのジュリエットのようにバルコニーの上から話していたのですが、今回はお忍びで吉原に入ってきましたという感じで、笠を被ってほぼ同じ高さ(回転舞台の上なので、ちょっと高いくらいの位置)で話すように… こっちの方が、現実的だし「下手に出てのお願い」という感じで良いですねv
五郎風呂に義仙と狭川がやってくるシーン。 今までは扉を破壊し、その欠片を狭川がこっそり始末していたんですけど…無くなっちゃいました。 あの人殺しの目をしてても几帳面に片付ける狭川さんが好きだったので、これはちょっと残念。
あと、五郎風呂の爆破が二段構えに〜… これは元から?ちょっとウロ覚えですみません。
義仙の最後のシーン。 切られた軌跡が、赤いライトで描かれるようになりました。 なかなか良いんですけど、あそこまで上から下までばっさり切られたのに、その後傷が無くしゃべっているのがちょっと不自然に感じられるかもしれません…が、これは許容範囲かな〜。
あと一つ…あと一つ何かあったと思ったんですけど〜!! …忘れちゃいました…(−−;)ink;">←後日思い出しました。回想シーンで、お精さんが変な人形を持って出てくるようになったんですけど、持ってきただけで他の演出などには全く使われていなかった…くぐつであることを表しているだけ?
演出の件はこれくらいにしておいて、感想など。
今回は、「原作の高尾贔屓」というフィルターをなるべく取っ払って見てみました。 すると、なかなかすっきりとまとまっていて良い感じだったかも〜?それでもやっぱり高尾がないがしろちっくで哀れだったけど…
特に勝山最後のシーン。 廓言葉を使わず、「過去も全てひっくるめて今の自分」と言い切り、柳生のくノ一であることを決して捨てなかった彼女が、廓言葉で告白し死んでいく…。 最後の最後で、「柳生のくノ一」という過去を捨て、ただの恋する女となれた勝山…哀れだ。
しかし哀れとは思えど、かなり涙もろい自分ですら、泣くほどの感動はない…残念。
やはり完全に舞台の上の世界に入り込めないのが問題なのだろうか…幻斎〜〜!!
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