ストーリーは、勿論皆さんご存知の「シンデレラ」そのまんま。
ただ、結末を知っているからこその安心感と、そこにどうやって至るのかという期待感が楽しめます。
大人も子供も楽しめるように…と、随所に飽きさせない工夫がされていて、製作者の意図するとおり、大変楽しめます!
まず他国の姫とお付、そして衛兵と女中役者さん達が客席内に降りる降りる!
つーか、開演のときなどは、「え?もう始まったの??」と驚いてしまいました。
会場の照明もそのままで、客席通路内を数多くの役者さんが、王子を探して回るのですが…そのとき客いぢりしまくり!
特にお子様には、確実に声を掛けてました。
そんな状況なのに
入場規制は行いません。 …遅刻してきたお客さん達が、通路を闊歩する役者さんたちに恐れをなして(?)立ち竦む姿や、役者が溢れて他の人が視線を向けている中を恥ずかしそうに歩く姿が、沢山見られました。
…この演目だけは
絶対遅刻したくねぇっ!!(>_<;) 大人も楽しめるシンデレラ。
とあるステージ説明に
なぜガラスの靴だけが真夜中の12時を過ぎてもそのままだったのか?誰もが知っているけれど不思議だらけの童話「シンデレラ」の謎に劇作家 鴻上尚史・演出家 山田和也が挑む! …とあるように、童話だからと許されていた謎についても、納得できるかどうかは別として、ちゃんとそれぞれに説明がつけられています。
おお〜、なるほど〜…そうこじつけてきたか〜。といたく感心することもしばしば。
しかし最後まで謎なのは…
延滞で、レンタル料嵩んだんじゃないかしら。誰が払うのかしら?? もしや、赤字経営の国庫から支出!? まあそんなことはさておき。
今回、私がハマりまくったのは…
ベラドンナしゅてきっ!!(>_<*) 継母最高!
特に宮廷大臣ピエールとの掛け合い…というか、ピエールいぢり(?)が最高に面白かった!!
さすがです猫田主任っ! 今頃になって、ようやく池田さんの凄さを実感できるようになりました。
遅すぎ… そしてさらに今更なんですけど〜〜〜〜〜〜!
橋本さんって格好良い人だったんですね。 いや、昔見てた(らしい)時は、なんだか橋本じゅんさんと混同していたみたいで、3枚目系だと思っていたのです…
…あれ〜???
まあとにかく、破天荒なベラドンナと、それに振り回される真面目なピエールが素敵でしたわ!
ちょっとGHちっく…?(←わからない人は無視してネv) そして、シンデレラの父・魔法使い・チュウ之丞と三役こなした閣下も良かった!
…基本的に、台本にないアドリブネタとかが大好きなので…
あのメイク顔に眼鏡を掛け、普通に父親として出てきたときに
ああ、この演目はお笑い系なんだと実感いたしました。
んが、あまり違和感無く受け入れられてしまうのが凄いかも〜。
そして閣下は、さすがロックVo.!
声量もあるし、魅せ方が上手いです!閣下しゅてきーvv
1列目の人、握手できてちょっと羨ま。
そして今回、観劇する決め手のひとつだったのが、
リオ…じゃなくて、ヒロインの大塚さん。
可愛らしかったです。
健気なんですけど、健気で可哀想なだけじゃなくて、ちゃんと強かさとか貪欲さも併せ持っていて、受身なだけじゃなく行動する、とても人間味があるシンデレラでした。
気になったのは、王子役の浦井さん。
あんまり声が伸びてなかったなあ〜…この日の調子が悪かったのか、もともとまだ未完成な役者さんなのかはわかりませんが、今後の発展に期待したい。
とりあえず、かなり楽しめたおかげで、ついついパンフ(2,000円)購入。
パンフレットには、クライマックスである結婚式で振る為に
ルミカライトが付いてます。
もちろんちゃんと発光させて振りましたとも!!
とりあえず1回観るだけのハズだったのに、気がつくとチケットをもう1枚取っている自分がいました…。
だってだって、木曜日はスペシャルカーテンコールだって言うんですもの〜!
そんなわけで今週は
青山円形劇場に住む予定のS大先輩を無理やり銀座に引っ張り出させていただきます!
大先輩、本当にいつもすみません〜!
でも今回はちょっと自業自得(?)だと思って諦めてくださいねv 私信。
Sさん!あの後、ちゃんと胸にぶら下げて電車に乗りました!…途中存在を忘れていて、気がついたときはちょっと恥ずかしかったデス。
でも帰りのチャリンコでは、安全灯として大活躍さっv