まずストーリーは〜〜……
政府高官の令嬢が可愛かったので、ついつい悪戯目当てに誘拐・監禁しちゃったv
俺だけを見て、俺の思うとおりに生きて、世間の汚れや垢のついてない理想の女の子を作り上げるんだvv
でもひとりじゃ大変だったから、催眠術で監禁仲間を作ったのに、そのうちの一人が裏切って何度も令嬢を×××して汚しやがった!
経費節減も兼ねてそいつ殺しちゃおう!しかもその責任は令嬢に押し付けて、罪悪感で逃げられないようにしちゃうぞ♪
10年経ったしもう安心かな?ならもう一人も邪魔だから殺しちゃおう!
…と思ったら、そいつもオレを裏切って、令嬢は逃げ出しやがった!許せん!!
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基本は、幼女監禁事件のようです。
そして10年もの監禁および陵辱された生活により、人格乖離を起こして、第二の人格であり拉致と陵辱等の記憶を持たない「ケガレ」が生まれたことから、この物語は始まります。
もっともこの流れは最後まで判明しません。
なぜケガレは監禁され続けて救出されなかったのか、ミサとは何者なのか、ケガレとミサの関係は何か…など色々な謎を孕んだまま、過去と現在が混在しながら物語は進んでいきます。
ところで、私が過去にコクーンで観た演目といえば、蜷川演出の「パンドラの鐘」と、野田演出の「走れメルス」の二つだけだったんですけど…そのせいか
「コクーン=なんかわけわからん」というイメージがっ!!
なので、今回の「キレイ」もまたわけわからんお話だったらどうしよう…と実は不安でした。
「パンドラ〜」はストーリーがちゃんとしていたのかもしれませんが、あんまり理解できた覚えがないもので…昔過ぎるから? でも、思ったより、根底に流れる性的なドロドロ感は高かったものの、ちゃんと理解できるストーリーがあって安心しました。
重い流れの中にも、お笑いを忘れない姿勢も私的にはGood!
あとは性的な物語なこともあり、人間と非人間との日本的エロスが…かなりドキドキvv
まあ私の少ない脳みそにとっては、かなり深い話だったと思います。
深くて暗いので、後味は良くなかったです。
物語はさておき、気になった点がいくつか…
まず今回は座席が中2階のかなり舞台寄りということで、上手舞台はかなり見切れてしまったのですが、そのかわり下手側は舞台袖まで見ることが出来ました!
…気になるっ!
物凄く気になるっ!!
神様らしき人が、バンドの間を激しく踊りながら行き来しているのが凄く気になるぅぅ!! そして、実は終演まで全く気づいていなかったんですが…
ダイダイカスミ(20)が、
お蜜さんだったなんて!! 秋山さん、凄いよ。
全然違和感なかったよ!
アネゴキャラから小娘役まで…本当に凄い女優さんですのね!!
…っつーか、気づかなかった私が変なのか……(−−;)
ちなみに、こちらの公演は7/30まで。
キレイ〜神様と待ち合わせした女〜