大連帰国日記

2005年 05月 の記事 (17件)

最近は一番嫌な仕事、テレアポだ。
この営業部は電話予約が非常に少ない。それでよく営業部になっているものだと不思議で仕方がない。いかにいいかげ・・・とと、大らかかが伺えるだろう。
だが、業務ソフトウェアは店に置いて売れるものではない。営業電話はほぼ必修項目だ。飛込みセールスじゃないだけマシなんだろう。
私は言われれば仕方なく掛ける、という感じだ。もともと営業職希望ではないが、ここまで来てそれを理由に辞めるわけにも、逃げ回ることもしたくないからだ。
そういう仕事が嫌で日本語教師を目指し、大連に来た私にとって、この状況はまさに天からの強引ななりゆき、というか嫌がらせだと思う。

日本で一般家庭にかける保険やなんかとは違い、貿易などの業務システムなので、思ったよりしっかりと対応してもらえるが、セールス電話はどこの国でもあって、割とどこの会社もやっていて、にもかかわらずなんで印象が悪いとされるんだろう?
多分その理由は、
1.犯罪、悪徳勧誘が多いから
2.自分の仕事や時間をアカの他人によって邪魔されるから
3.固定観念
と言ったとこだろう。ちなみに私がやっているのは悪徳勧誘ではなく、純粋に、業務に必要かどうかを電話という手段によって伺っている。FAXや郵便だと見ないで捨てられるから仕方が無い。場所も海外の日本企業向けなので、宣伝にも無理がある。
では何で人はテレアポするか?
?.一番手っ取り早く、直接聞ければ効果的な手段だから
?.うまく利用すればボッたくれるから
?.時給がいいから(バイト)
?.たまたま入社した会社の営業部で、せざるを得ないから

現代人は?による1を恐れ、3(固定観念)が生まれたんだろう。理由2は些細なことであり、それほど不愉快なことではないはずだ。道を聞かれて自分の時間を妨げられた、と思う人は少ないだろうし。急いでいればその旨を普通に言うだろう。
その固定観念は、人が爬虫類を嫌うのと一緒だと思う。プラス、お金を払う側(お客様)意識も手伝って、電話の受け側の地位は保護される。日本人は特にそうだ。

そういえば今日、昼休みに定食屋でまた店員とお客が喧嘩していた。理由は分からなかったが、二人とも店中に響き渡る声を上げて怒鳴りあっている。たまに見るが、非常に見苦しい光景だ。中国ではまだまだ一般的に売り手も買い手も対等で、お客に怒鳴り返すことも全然OKだ。
それもどうかと思うが、日本と中国、足して2で割って欲しい・・・

もちろん中には爬虫類好きな人が居るように、話し込んでくる人もいらっしゃる。し、やはり内容が内容なだけに、それほど邪険にはされない。むしろ、業務管理システムちょうど欲しかった、ってとこには重宝されちゃったりもしうる。

それにしても、悪徳電話やキャッチセールスのせいで、正当な営業が脅かされる気がする。道を聞いてもキャッチセールスだと思われ、無視されることが多いらしい。卒論アンケートなんて道端では絶対出来たモンじゃないだろう。。

「人の振り見て我が振りなおせ」だ。自分がセールス電話を受けたときに、内容を吟味しながら対応すべきなんだな、と思う。
でもまた余計に性格が歪みそうだ。
2005 05/31 18:10:01 | none | Comment(0)
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大連、と言えばアカシア。と、日本ではよく聞いた。アカシアはちょうど今が見頃だ。
が、実の所大連市内にアカシアはほとんどなく、現地ではアカシアはそれほど騒がれていない。アカシア祭りというものはあっても、その「アカシア」はほとんど名前だけだ。
先週、そのアカシア祭りで、大連の各地でイベントが行われていた。予告無しにイベントがあるのはそれほど珍しくはない(いきなり近所で大きな打ち上げ花火や爆竹はよくあること)が、
会社帰りのいつもの道、横の公園で人だかりがあった。珍しくお年よりが多い。


京劇をやっているではないか。簡易的な京劇だが、公開している。横で楽器を弾いているのは民間のお年よりだろう。


なんと言っているのかはさっぱり分からなかったが、しばらく見入ってしまった。
中国文化の一コマでした。
2005 05/31 13:35:56 | none | Comment(0)
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大連のシンボル、中山広場でっす。
2005 05/30 19:19:58 | none | Comment(0)
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今度はうまく撮れました!
2005 05/30 17:17:06 | none | Comment(0)
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以前、社内にもう一人いる日本人について書いたが、彼とはよく一緒にご飯を食べに行き、社内の話や彼の女子社員に対する惚気話などに花を咲かせている。
この前もそうして一緒に夕飯を食べた。この前は双方とも日本料理が恋しくなり、すこし遠くの日本料屋まで足を伸ばした。

そこで、いつもの様にゲラゲラ笑いながらくっちゃべってたところを彼の奥さんの友達が目撃したらしく、
「お宅の旦那さん、デパートで若い女の子と仲良く一緒に居たわよ」と、奥さんに通報。
もちろん彼とはなんでもない。友達というかまぁ普通の先輩後輩と言った感じだ。帰ってからそれを奥さんにも言ったらしいが、それでも許してもらえなかったらしい。
その夜はヒドイ夫婦喧嘩・・・ 原因は私だ。
ドラマやなんかでよくありそうな思考の展開だ。そうすると私は、女ったらしの亭主に見事にひっかかった不倫相手か。。冗談はやめてくれ。
しかも奥さんと彼は一目ぼれのスピード結婚なのであまり言葉が通じないため、信頼感も半減してしまうんだろう。その上彼の元々の性格からも誤解を招いてしまうかもしれない。

ちなみに社内の話題以外に話していた内容と言えばこうだ。
私は、恋人選びは顔じゃないと主張したが、彼は相変わらず曲げなかった。奥さんも相当な美人らしい。
じゃぁ私の好みのタイプは何なのか聞かれたので、素直に列挙したら、菩薩か仏を探せと怒られ、終いにはかっこいいオナベになることまで本気で勧めてきた。
それでも傍から見れば誤解を招き、夫婦喧嘩にまでなる。
それ以来、彼とはあまり話していない。やはり向こうが以前のように話せないみたいだし、私も誤解を招いてドラマの中の不倫相手になるのは勘弁だ。

中国の夫婦は結構奥さんの方が強いらしい。日本でも家庭によるが、中国の方がその傾向は明らかに強いみたいだ。共働きが普通だから、というのもあるだろう。
営業部の部長も開発部の部長も、奥さんからよく電話がかかってきて、早く帰ってきなさいと言われると、仕事が途中でも即効帰ってしまう。部長は、夫婦を100としたら自分が25で妻が75と、数字にして私に語ってきた。この前総経理も、妻がうるさいと愚痴ってきた。
この世界ではそんな会話もおかしいことではなく私は、そうですか〜とヘラヘラ笑いながら聞いている。
やれやれ。
2005 05/28 12:11:37 | none | Comment(0)
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人民広場はビルから南の方向ですが、この住宅街は正反対の北側。
これ、遥かかなたまで全部マンションです。手前のビルは新しい方ですが、奥のほうはいろいろ混ざってますね。大連市内に一戸建てはほとんどなく、相当な人口と人口密度でございます。
2005 05/27 15:27:23 | none | Comment(0)
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ここんとこまた、日本人社長が来ている。
私が日本語に訳したソフトウェアの画面をチェックしていた。
私は完璧、、というかまぁ、そこそこまともに出来ている予定だった。。が、予想以上に変な日本語が多かったらしい・・・業務管理のソフトウェアだが、実際の業務の現場では、意味は通じるけど、こんな日本語ないぞというのが多かったようだ。
しまいには、「アンタ本当に日本人??」と。。社会経験もなく、ここに来ているんじゃ仕方ないか、と皆分かっているようだったが、かなり直されちょっと凹んだ・・・

でも問題は似たような単語についてだった。例えば「仕入」と「購入」。同じ意味だが、もとの中国語は統一しようとは全く考えず、気の向くままに書いてあった。あるところでは「仕入」またあるところでは「購入」で、問題なく何年も販売してきた。
私もその感覚で、統一しようとかは全く気にせず、気の向くままに訳した。
が、それで日本人営業マンのチェックがまかり通るわけがなかった。。むしろ神経疑われた感じ。忘れていた。生粋の日本人という生物を。

たまに来るたびに、仕事を事細かに教えてくれる日本人社長の評価は、「適当に訳しすぎだぞ」だった。
が、いっつも隣にいるのに、仕事のシの字も教えてくれない中国人部長の評価は、「(私の名)がいなかったらもっと出来なかったんだし、気にしないでいいよ」だった。

なかなか分かりやすい一コマだった。根本的な性格はどっちもいい人だが、仕事の気配りや責任、プロ意識は全然違う。当然動く給料も違う。社長と部長という違いもあるが、それだけではない。今更気づいたわけではないが。
どっちがいいんだかは分からんね。。多分、お互い無い物ねだりだろう。今はここにいるが、将来は一応、日本社会に戻れるようにしなければ。。
日本社会のみな様、お疲れ様です。
2005 05/27 13:37:33 | none
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夜の人民広場でございます。ちょっとブレ気味ですね・・・
2005 05/24 17:11:50 | none | Comment(0)
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
誰かが私に興味深いお話を伝えてくれました
もし現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで
全世界を100人の村に縮小するとどうなるでしょう

その村には…
57人のアジア人
21人のヨーロッパ人
14人の南北アメリカ人
8人のアフリカ人がいます

52人が女性で
48人が男性です

70人が有色人種で
30人が白人

70人がキリスト教以外の人たちで
30人がキリスト教

89人が異性愛者で
11人が同性愛者

6人が全世界の富の59%を所有し
その6人ともがアメリカ国籍

80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません
50人は栄養失調に苦しみ
1人が瀕死の状態にあり
1人は今生まれようとしています

1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け
そして1人だけがコンピューターを所有しています

もしこのように縮小された全体図から 私達の世界を見るなら
相手をあるがままに 受け容れること 自分と違う人を理解することそしてそう言う事実を知るための教育がいかに必要かは火を見るより明らかです

また次のような視点からもじっくり考えて見ましょう

もしあなたが今朝目が覚めた時 病気でなく健康だなと感じることが出来たなら
…あなたは今週生き残る事のできないであろう100万人の人たちより 恵まれています

もしあなたが戦いの危険や投獄される孤独や獄門の苦悩
あるいは飢えの悲痛を 一度も経験したことがないのなら…
あなたは世界の5億人の人たちより恵まれています

もしあなたがしつこく苦しめられることや逮捕拷問
または死の恐怖を感じることなしに教会のミサに行くことが出来るなら…
あなたは世界の30億人の人たちより恵まれています

もし冷蔵庫に食料があり着る服があり 頭の上に屋根があり寝る場所があるなら…
あなたは世界の75%の人たちより裕福で恵まれています

もし銀行に預金がありお財布にお金があり
家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら…
あなたはこの世界の中で最も裕福な上位8%のうちの一人です

もしあなたの両親がともに健在で そして二人がまだ一緒なら
…それはとても稀れ なことです

もしこのメッセ−ジを読む事ができるなら あなたはこの瞬間2倍の祝福を受けるでしょう
何故ならあなたの事を思ってこれを伝えている誰かがいて その上あなたは全く文字の読めない世界中の20億の人々よりずっと恵まれているからです

昔の人がこう言いました 我が身から出るものはいずれ我が身に戻り来ると
お金に執着することなく喜んで働きましょう
かって一度も傷ついたことがないかのごとく人を愛しましょう


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今、割と有名な文だ。世界中の先進国でインターネットを中心に回っているらしい。もともとは米国のキリスト教信者向けだろう。本にもなっているし、ご存知の方もいらっしゃるのでは? 
なにかグッと考えさせられる、大きくうなづける文章だ。これを見て感動しない日本人はいない、と言っても過言ではない気がする。

だが、少し角度を変えて見てみると。。
2005 05/24 10:36:28 | none | Comment(0)
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右が大連市役所
毎日見ているけど飽きない、大好きな風景でっす!
夜はライトアップされて綺麗なので、今度それも載せますね♪
2005 05/21 14:02:15 | none
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月曜日、大連は珍しく大雨に見まわれていた。
日本ほど雨は降らないので、一日中やまなかったのは珍しい。火曜日の朝、ふと台所に立つと、ピチャピチャ・・・ジワヮヮ〜足元が濡れた。。床上浸水だ。よく見ると台所だけ、深さ1.5cmくらいの水溜りが出来ている。
ななな、、なんで? ここはマンションの6階だ。一体どこからどうやって水が入ってくるんだ?! よく見回したが、分からなかった。朝は時間がないので、とりあえず放っておいて出勤したが、夕方、大家から会社に電話がかかってきた。
下の階に水漏れして下の部屋が水浸しだと。帰ったらよく見回して欲しいと。
帰って見ると、やはりまだ水溜りのまんまだ。しかも増えている。どこから流れてきているのか、やっぱり分からない・・・天井からではないようだ。とりあえずチリトリでジャバジャバすくって捨てたが、全部は捨てきれない。
寝る間際にまた見てみたら、水溜りの水がだいぶ減っていた。全部下の階に流れてるんだろう・・・なんだかなぁ、まぁ仕方ないか。と思いながら寝た。

ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!
変な音となにか変わった気配がして目が覚めた。よく聞いてみると、誰かが自分の部屋のドアをたたいている。
寝起きが悪い私は、気にせずそのまま寝ようかと思ったが、よくよく考えると、下の部屋の人か大家かも、という心当たりがよぎった。時計と見ると早朝5:20・・・・なんでこんなに早いんだよっ?!
しかも寝ているようだから後にしよう、ではなく、明らかに起こす目的みたいだ。

下の階の住人だった。仕方なくドアを開けると、40代くらいのご夫婦。初対面だ。水漏れが激しいから、ちょっと部屋を見せて欲しいと言う。寝起き丸出しの私は、はいどうぞ、と中に入れると、二人は台所を見回した。もう水は全て引いていたので、全部このおばさん達の部屋に流れたんだろう。二人は台所に取り付けてある棚も開け、四方八方を見ていった。別に見られて困るようなもんはないが、プライバシーも何もあったモンじゃない。
彼らにも原因は分からず、大きな穴も見つからなかった。流れ落ちた雨水はその下の階にもつたっているという。。
大家に電話して直してもらってね。と忠告し、彼らは帰っていった。
私は、睡眠を妨げられて少し不機嫌にはなったが、人にはいろんな生活習慣があるだろうし、非常事態だから仕方ないか、と思いながらまた寝た。
その日一日は少し忙しかった為、大家に電話するのは明日でいいや〜、と思っていた。大雨が降らなきゃ危害はないんだし〜

が、次の日の早朝、また目が覚めた。
・・・昨日と同じだ。また自分の部屋のドアが鳴っている。時計を見ると6:00。8時起床の私には真夜中だ。。
戸を開けると、やはり昨日のおばさん。大家に電話したか、という確認だった。いや、昨日忙しかったんでまだだけど、今日しますよ。と言うと、ペラペラいろいろ急かしてきた。
彼女は大連方言が強くて、非常に聞き取りにくい話し方をする。。2日レンチャンでたたき起こされた寝起きの悪い私はさすがに不愉快になり、オメェ毎朝強引スギなんだよ!?と、ついつい顔に出てしまった。。
その日は昼間しっかり大家に電話し、大家も承諾した。
また次の朝起こされるかもしれない、起こされる前に夜、自分から行こう、と、夜の8:30に彼らの部屋へ報告に行ったら、彼らはちょうど寝る所か、寝たばかり、といった雰囲気だった。数日後直してくれるって、今度私に電話が来ることになっている、と報告した。朝は出来るだけ来ないでくれ、とも言おうともしたが、自分も夜、起こした感じだったので、口をつむいだ。

あれから数日たったが、結局どっちからも連絡が来ない。大家がいい加減なことは前から知っていた。また催促しなきゃダメだ。が、大雨もないから被害もないので下の住人も何も言ってこない。どうなることやら。。;


2005 05/21 14:00:13 | none | Comment(0)
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今更だけど、、先週の土曜日、髪の毛を切りに行った。
こっちに来て、衣食住にはほぼ問題ないが、美容院には割と困っている。

貧富の差のある大連では、美容院も多種多様だ。人口300万人くらいの髪の毛を切っている訳なので、散髪屋は非常に多い。何が違うかと言うと、値段、衛生面、技術、サービス面、とまぁ基本的なものだ。しかも値段の違いは、40円〜1000円くらいとかなり幅広い。
やはり、値段は正直だ。

美容院に行くのは3回目。 一回目は来たばかりの頃。よく分からなかったので、高価だが仕方なく高級ホテルの上に入っているところに行った。
ネットで調べたところ、そこは日本語が通じるそう。私の目的は散髪ではなく、縮毛矯正だったが、その中国語訳は辞書にもなかった為、日本語で言うしかなかったからだ。太い硬い多い、の三拍子揃った髪質の私は縮毛矯正をすると大変楽になるので、不安だったが行ってみた。
結果、ネット情報はデマ!日本語なんぞ全く通じなかった。仕方なく漢字を書いたりしたが、専門単語なのでそれでも通じない・・・ 安い所なら変な外人のヒアカシとして追い返されるだろうが、高級ホテルの上なだけに、親身だった。
美容師さんは少し考え、「あぁ分かった。OK、OK!」とおっしゃった。「ホント?!よかった〜」と私。
「こっちおいでよ」、と違う部屋に連れて行かれた。「ん?なんでだろ」と思いながらもついて行き、違う部屋のドアが開いた。
ぷぁぁぁ〜ん・・・変わったにおいがする・・・ 中を見ると、左側にはお香が、右側にはベッドが、、淡いピンク色の光もゆれている。 ここで「縮毛矯正」をかけるという・・・
は?? 明らかに違うことが伝わっている、と確信した。 う〜ぅぅどうしよう、なんて言ったらいいんだ・・・;;
どうやらそこはアロマエステの部屋らしい。顔面毛根ケアみたいなことをしようとしているようだ。
「違う、髪の毛のまっすぐなやつ。顔面じゃなくて・・・」とっさに思いついてそう言った。それでやっと本当に通じたようだった。「あぁ!、分かった、なるほど」といい、美容室に戻された。始めからそういえばよかった・・・・・
少し不安はあったものの、無事終わった。値段は8000円くらい。高いがまぁまぁだったし、日本に比べれば安い。
縮毛矯正という単語も覚えることが出来た。漢字は全然違い、離れる 子供の パーマ、という言い方をする。「イオンパーマ」という意味だった。

2回目に行ったところは、近所の安いとこ。というか、大連の中では平均くらい。散髪に一回200円くらいのところだ。美容室内のソファでは、手の空いた美容師のおじさんがジャンバーをかけて寝ている。思い切って一気に散髪と縮毛矯正をした。
結果、最っ悪。5cm切っただけなはずなのに、薄くしようとしたのだろう、頭のてっぺんから剥いている。縮毛矯正は品質の問題か、髪の毛がチリチリに傷んだ。合計約2000円だが、ダメージは10000。 ライオンのたてがみみたいになった・・・;

そして今回、今度はデパートの上にある結構いいところ。人の出入りも多いし、綺麗だ。もう安い所に入るのはやめた。
傷んだ部分をできるだけ切り落としたく、余り剥かないでほしいと言った。
やたらな人が切るのではなく、ちゃんと先生が切る。が、この先生、おしゃれのつもりだろうが、日本でいえばチンピラか暴力団といった格好、髪型だ。なんかおっかないなぁ・・・と思いつつもしっかりしており、言ったとおりにしてくれた。結果、ほとんどオカッパだ・・・剥かない、ってやっぱこうなるのか。。。
童顔の私はオカッパにすると、五月人形とそっくりになる。  いい年してなにやってるんだ。
もう・・・傷んだ所が伸びるまで待つしかない・・・
2005 05/21 13:55:12 | none | Comment(0)
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昨日、日本料理が食べたくなって、ちょっとリッチに日本料理屋に行った。日本料理やはやはり高いから・・・

とあるデパートの上の階にあるそば屋だ。昼時の定食セットは値段も手ごろで私好みのものが多いので、よく行っている。
昼休みの合間を縫ってそこへと赴いた。セットメニューを頼み、ウキウキ待っていたら、隣の日本人のおじさんグループが、運ばれてきたうどんのどんぶりを見て、いきなり店員に、
「おい、おい、これちょっと見てみぃ!」
ほら、髪の毛が入ってるぞ。と、私は想像していた。  が、そんな甘くはなかった。
「ゴキブリだよ!うどんの中にゴキブリが入ってるんだよ」
・・・は?! キョーレツ・・・下品な漫画で出てきそうなネタ・・・ではなく、現実だ。見に行くわけにはいかないが、うどんの上にプカプカとMサイズのゴキブリが浮いている、、んだろう。 日本人のお客達は怒り、テーブルのものを全て下げさせ、作りなおさせていた。

オエ〜ッ!気分悪いなぁ・・・でももう、そば頼んじゃったしなぁ。と思っているうちに、私の料理も運ばれてきた。
とりあえず、おいしい。ゴキのことは忘れて食べることにしたが、やはり 大丈夫かぁ?と、ちょっと引っかかった。70%くらい食べたその時、
「おい、これ! まただよ〜」と、さっきの客が騒ぎ始めた。
今度は中国人女性が食べていた最中にうどんの底の方からSサイズのゴキちゃんが浮かび上がってきたらしい・・・

sサイズで分かりにくかったんだろうけど、、よく確認してから出せよ・・・

大学時代、私はそば屋でバイトしていたことがあるので、そば屋の厨房は分かる。そば(又はうどん)がお客さんの元に行くまでを記憶をたどって考えた。

ゴキが入る可能性のある場所は、うどん玉、ゆで釜、つゆの3箇所。
うどん玉は茹でるときにほぐしながら茹でるし、色的に考えても可能性は低い。
次いでは大きな釜に、そばやうどんをザルで分けながらゆでるゆで釜。煮えたぎっている小分けしたザルの中にゴキが飛び込んでいくわけもなかろう。
残るはつゆ、ある程度作り置きし、うどんとそばの両方に使う。・・・これだ。色的にもゴキがまぎれやすい。恐らく大量に作りおきし、夜フタをしないで置きざりにしたんだろう。そこにゴキちゃんの親子だか仲間同士だかが足を滑らし落下。みんな溺れ死んだわけだ。

と、いうことはだ。私の食べたそばも同じつゆを使っているはずだ。その作り置きゴキ汁に間違いない・・・ガガガガーン・・・思いっきり飲んじゃった・・・
うわぁ〜、もう嫌。そば残しちゃうけどいいや。中国での経験上、こういう場合は値切れば安くしてもらえるかもしれない。が、証拠がないし、一応日本料理屋の日本人客だ。
そう思って私は安くもない金額を払って出た。
ゴキブリ汁を飲んでしまった。鍛えられている私でもさすがに気分悪い。

そういう場合大変なことになるだろうな、っていう日本社会ってすばらしいか、いや、それでも経営が成り立つ中国社会って素敵、なのだろうか。。。店員側としては中国社会の方が幸せだ。


昨日はその後、保税区のお客さんのところに行った。
帰りの電車で新聞を見たら、やはり日本のことも書いてある。大きめの新聞には必ず日本のことが載っているが、いい内容ではない。
今回のは、台湾をめぐっての日中関係だ。もしも日本が台湾を欲しがったら、戦争を始め、その勝率は80〜99%だ、とかいう内容がつづってある。
・・・人の国のことなんぞ言っている場合じゃあなかろう。

でもその記事の横のCD広告は、日本のキロロか何かの編曲だったりするし、たまたま私の横にいた人の着メロも日本の「あなただけみつめてる」だったりする。

矛盾だ。
とも思うが、反日云々は本当に人によって違うのだ。
日本のメディアは、大きなデモばかり報道しているらしいが、私の周りは、反日感情など全くない人たちなので、こんなに伸び伸びと生きていられる。
2005 05/21 13:38:30 | none | Comment(0)
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社内に専属の掃除婦がいた(過去形)。
日本の会社では、社員が交代で掃除すると聞くが、この会社は掃除婦を雇っている。
いい人だ。何かと私のことも気にしてくれて、いろいろ話し掛けてくれた。私は彼女のことは、あまり聞くのも悪い気がしたし知らなかったが、かなり貧しいご家庭だそうだ。

大連市内は、人口250万人と言われているが、貧富の差がかなり激しい。(中国はみんなそうだが)それも貧しい人ほど多い、ピラミッド型だ。会社の社員は上の下くらいの人たちだが、彼女の家庭はそのピラミッドの底の部分らしい。
いやはや全然知らなかった。。。日本の、全て中流階級、という感覚が抜けていなかった為、掃除婦もそこそこのご夫人のパートかと思った、だいぶ状況が違ったらしい。。

そのおばさんが、辞めさせられたらしい・・・。なんちゅー話だ!
彼女の一ヶ月の給料は日本円にして7000円位。育ち盛りの子供も養うには少なすぎる。夫がどうだとか、細かいことは全く分からないが・・・

理由を聞いても答えてくれないので確認しようがないが、複雑な気持ちにならざるを得ない。

結局今、掃除は会社のビルの清掃職員がやっている。
オバチャンは、今ごろ新しい仕事先は見つかったんだろうか、、、掃除婦の需要なんてそんな多くないはずだ。 うまく見つかっていればいいけど・・・

そういえば、近くの定食屋の店員も、田舎出身だが貧しくて中国の内陸から、家族そう出で大連に来たと言っていた。
今18才で、学校に行ったことはないという。だから読み書きも出来ない。私を日本人だと知って、すごく羨ましがっていた。
「日本ってすごいとこなんでしょ〜?! 行きたいなあ〜!」と言って、初対面なのに自分の給料まで教えてきた。大家族の長女で、月8000円だという。
どう返答したかはよく覚えていない・・・頭が真っ白になっていたのかもしれない。多分、「そうなんだぁ」、と普通を装って聞いていたと思う。 心は大変豊かな子だった。

人はそれぞれある程度、「運命」を背負って生まれている、と素直に感じた瞬間だった。国籍、世代、性別、家庭環境、体質、容姿なんかもそうだろう。。

日本の一般家庭に生まれた私は、「貧しい」なんて経験したことがない。。 社会全体の性格を見ればどっちがいいとも言えないが、いろいろ考えさせられる。
2005 05/10 13:32:30 | none | Comment(0)
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今日はGW最終日。明日は日曜だが、振替で仕事だ。一日くらいおまけで休ませてくれたっていいのに。。

朝寝坊し、ぐうたらとドラマ(日本語)を見ていたら、電話が鳴った。電話がかかってくるのなんて、実家からくらいだ。母だろうと思ってふざけて出たら、、社長だった・・・ 
いきなり呼び出しだ。今から会社に来るように、と。これからのことを相談しよう、という事だ。相変わらず急だ。私にとっては人生を左右されるような重要なことなのに。。 
超特急で準備し、会社へ向かった。

社長と総経理が待っていて、会議室で二等辺逆三角形型に座り、面接気分だった。
まず、GWどう過ごしていたか、生活面で困ったことはないかなどの話。相変わらずいい人たちだ。

で、本題。彼らの中では、私の今後の使い道はほとんど決めていたようだった。
まだ私の中国語は使えたモンじゃない。中途半端すぎて、ここで日本に帰っていちゃもったいない。私もそう思っているし、彼らもお見通しのようだ。

こっちの新学期は9月から始まる。9月以降、某大学の非常勤日本語教師をしないか、ということだった。プラス、今の営業部で仕事を続けるという事だった。
要するに今のまま企業の営業部にいて、大学の日本語教師も掛け持つということだった。もう大学側にも話をつけているらしい。
私にはほとんど選択肢はなかった・・・確かに正月に社長にそんな話を持ちかけられた気がするが、YESともNOともいってなかったはず。。
淡々と、話を聞いていた。私の考えとはまぁ、一致している部分もあるかもしれないが、営業部に残る気はちょっとしなかった。仕事は教えてもらえないし、人はポンポン変わる、それになにしろテレアポが嫌だからだ。

でもまぁ、少しは役に立っているようでよかった。
社長には大変お世話になっている。
赤の他人である私の将来を、すごく真剣に考えてくれている。きつい事を言われるときもあるが、そういった根底が分かるので、恨むことは決してできない。
社長は20年前の中国の国費留学生だ。20年前は、海外留学する人すらほとんどいない。ましてや、中国の国のお金だ。このデカイ中国の大人口の中から選び抜かれた優秀な人である。 会社は普通だが・・・
類が友を呼んでいない。 だから私はそれが重荷で、社長達とは離れ、自分で日本語学校の就職先を見つけようとさえ考えていた。が、そんなことを言う間もなくポイッと会議室から追い出され、また半強制的に先の一年間が決まった。

でもいきなり大学でって・・・大丈夫なんだろうか??優秀な学生らしい。日本の大学とはちがうだろう。。教える側の知能指数がついていけないだろう。
いい刺激にはなるかもしれない。自分も彼らのように中国語を覚えよう、と思えるようになれたらいいことだ。
2005 05/07 13:20:44 | none | Comment(0)
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時間が前後してしまうが、GWの前、4月の終わりに同じ営業部の人が一人、退職した。辞めさせられたのだ。
別に彼が汚職を犯したわけでも、態度が悪いわけでもない。ただ受注が取れないから。仕事ができないと見なされたから、だ。それを聞いたとき、恐ろしくて身の毛がよだつようだった。
会社が厳しいか、というとそういう訳でもない。
日本人の感覚からすると理解しがたい出来事だが、こっちではそれほど大きな事ではない。

パタパタペーペーの見解からすると、恐らく彼は、仕事が分からなかったのではないだろうか、と見ている。彼はソフトウェア営業の経験者ではあるが、扱かっているソフトウェアの種類が違う。

パタパタペーペーの見解からすると、中国の会社は日本みたいに、部下に手取り足取り仕事を教える習慣がない。その分あまり厳しく言われないが・・・一体中国人はどうやって仕事を覚えているのか、疑問で仕方ない。

だから、私以外の営業部の社員はコロコロ辞めている。彼らは仕事が分からないのが原因で辞めたり、辞めさせられたりしたんだろう、とパタパタペーペーは踏んでいる。私も仕事は分からないし、暇は多いが、辞めるわけには行かないのでずっといる訳だ。

いつまでこうして人を変えていくんだろう・・・会社は大きくなっているが営業部は問題だ。

人が多い。人はいくらでもいる。個人にとっても(大卒なら)、合わなければいくらでも仕事先はある、というのが現代の中国社会だ。
だからみんな伸び伸びと生きている。精神病やら鬱なんてのはほとんどない世界だ。が、その分責任感もいまいちだ。確かにそれで、責任感も身につけるのは無理な話だ。日本も中国もそれぞれ逆の方向で、しっかり反比例している。

中国の会社は個人主義だ、当たり前だ。それでいちいち人に思い入れていたら、身が持たない。
このメンバーでやっていこう、ではなく、合わなきゃいいや、という考えだ。辞める辞めさせる、というのも日本でいう、バイト学生に「もう仕事なくなってきたから、明日からいーや」というような感覚である。

日本は集団主義だ、当たり前だ。仕事にプロ意識があるからだ。すぐ仕事を辞めているようではプロにはなれない。だから社員同士、上司の悪口で盛り上がる。

日本と中国のどっちがいいとかはなんとも言いがたいが、中国社会全体がこの職業意識では、いきなり先進国になるのは難しいだろう、と思わざるを得ない。
日本もバイトばっか増やしてバイト感覚旺盛にしてしまってはヤバイ。

私が独り言を言っていても仕方ないが、今回のことでつくづくそう思った訳でした。

ちなみに、辞めさせられた彼もいい奴だった。辞める日は何も言わず、普段の日と同じように家に帰っていった。辞めるという話はすべて部長伝いで、本人の口からは一言も聞かないで終わった。
2005 05/06 13:17:48 | none | Comment(0)
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中国も日本と同じで5月1〜7日まで連休だ。んな訳で、父と弟が大連に遊びに来ていた。
中2になった弟は益々可愛げがなくなり、50代真っ只中の父は益々じじくさくなっていた・・・(禁句)

日本語のタメ語でこんなに会話するのは久しぶりだ。
一人でいきなり大連の個人主義企業に就職した私は、いまだに大連に友達がいない。そのうちできるだろうと思っていたが、やはり、関連企業に日本人の同世代の同性などいたモンじゃない。会う日本人はおっさんばっかだ。
始めは寂しいなどとも思ったが、今ではなんとも思わなくなった。

金石タンと大連森林動物園に行った。金石タンは大連から電車で1時間位。海などの風景、怪奇な岩、武術の学校などがある観光地だ。 
大連動物園は物凄く大きな動物園。パンダや、孫悟空のモデル、金獅猿などもいる。

どっちもすごい人だった。さすが人口13億だ。しかもここの民族は混んでいてもあまり並ばない。入り口を中心に半円上に人が集まり、ギュウギュウと肩を押し合って入っていく。 マゴマゴしていると、取り残されて終わる。慣れていない外国人には嫌なシチュエーションだ。
もちろん中には品のいい方が、後ろで涼しげな顔をして、空くのを待っている。(少数だが・・・)

こういう状況は2008年の北京オリンピックまでになんとかしないと恥をかくことになる。まぁ普通の外国人はあまりマイナーな所はチョロチョロしないだろうが・・・
一応、外国人には少し気を使って割り込んだりしないようだが、私は見た目は外国人に見えないため、人々は力ずくで割り込んでくる。

やはりどこへ行っても広い。大きい。見ごたえがある。動物園だけでも山一つある。
可能な限りたくさん見ようと、いろいろ周り、体力を使い果たした。
結果、彼らが帰ってから風邪を引き、扁桃腺が腫れ、大熱を出してしまった。
なぜか最近よく、扁桃腺が腫れる。普通子供がかかる病気だ。子供のとき全然かからなく、なんでこんな年とってからかかってるんだ、私は?! 大陸の空気が合わないのかもしれない。春だから黄砂の影響もあるのかも・・・
まぁいずれにしろ大した事なくてよかった。

GWもあと2日、扁桃腺をなおすことで終わりそうだ・・・
2005 05/06 13:13:53 | none | Comment(0)
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