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2009年
NHK-FMで放送している「サウンドストリート・アーカイブス」。 第3週になる16日(月)〜20日(金)は甲斐よしひろだった。
16日(月) 1983 7 13放送 ニューアルバム「GOLD」特集 17日(火) 1984 1 25放送 日本の歌謡曲特集 18日(水) 〃 10 31放送 ゲスト・坂本龍一 19日(木) 1985 2 6放送 口説きのアンソロジー 20日(金) 〃 6 26放送 酒とグルメとジャズ・ボーカル
この人のサンストも今回初めて聴いたけど、 甲斐バンドのクールなイメージが強いから、このくだけたトークは驚いた。 なんだこの、明るい普通のお兄さんは(笑)。 ロック・アーチスト甲斐よしひろ、ではなくて、一人の人間・甲斐よしひろ、で 番組をやっているので、そのまま、素のまんまの人柄が表れている。
なるほどねぇ〜、あの当時、毎週こんなふうにやっていたのか〜。 甲斐バンドではクールに、ふだんはくだけたお兄さんで・・・て、 これは女の子のファンが魅了されるわけだよな〜・・・と素直に納得。
番組ではロックだけでなく、歌謡曲や演歌もかけていて、 甲斐よしひろの音楽的なルーツや、引き出しのようなところが、 なんとなくわかった気がした。 エモーショナルな情景・心情、男と女の恋愛模様・かけひき。 どんなストーリーでも、どんなメロディーでも、 歌詞になり曲になったときに、人間味や情が自然に、にじみ出る。 ロックならではの、反発とか、自己主張といったものではなく、 歌謡曲にある水っぽい色気というか、普遍的な男と女、それぞれの心情。 甲斐バンドは、ストイックに音楽に向かっていたけど、 曲は、ストイックというよりも、感情と心情にあふれたものが多いのは、 そういうことなんだね。
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