2008年
3月23日(日) さだまさしコンサートへ行った。
昨年9月にアルバム『Mist』をリリースして開始したコンサートツアーで、
2年ぶりの福山公演だから、チケット買って心待ちにしていた。
今回は3階席の2列目で、前回よりも1列下がった。
チケット買いに行ったとき、もうこれより前が残ってなくて、
それなら・・・とちょっと面白がって、前回見た席の真後ろの席を買ったのだ。
だから視界はほぼ同じで、不満はないし、心地良く楽しめてよかったよ。
今回はツアーが始まってまもなく、ネット上で偶然セットリストを見てしまい、
ありゃりゃ・・・と思ったものの、でも、自分好みの選曲・構成に、
「おお〜〜!こういうのを見たかった!これよ、これ!」と盛り上がった。
だもんで、これは絶対見に行こう!見に行くぞ!と気持ちが高まって、
それに後押しされてチケット買いに行ったのだった。
1 道化師のソネット
2 白雨
3 媚山
4 雨やどり
5 パンプキンとシナモンティー
6 窓
7 桜桜咲くラプソディ
8 加速度
9 主人公
10 都忘れ
11 賢者の贈り物
12 赤い月
13 1989年・渋滞−故・大屋順平に捧ぐ−
14 胡桃の日
15 霧−Mist−
16 かささぎ
17 51
18 落日
休憩なしで、アンコールまで全18曲3時間のコンサート。
期待通りというか、期待以上の濃い内容で、嬉しかったし素晴らしかった。
最新アルバム『Mist』からは全10曲すべて歌っていて、
こういう思い切った構成はソロになって最初の頃だけのはずだから、
ここにきてまた「攻め」モードになってきた感じがすごく嬉しかったのだ。
そして、なんとエレキギター松原正樹とパーカッション木村誠の参加!
知らなかったから驚いた。
通常のコンサートツアーにエレキギターが入るのは10年ぶりだし、
パーカッションがいることでリズムが強力なうえ、アレンジも豊かになった。
バンドサウンドで、音に熱があって、この編成は迫力があったなあ。
「加速度」は激しさと熱さのあるアレンジになって生まれ変わっていたし、
「1989年・渋滞」は後半での松原正樹のギターソロが聴きどころで、
「胡桃の日」は宅間さんのマリンバと松原さんのギターがかけあう
後半の展開が、まるでフュージョンバンドのような演奏になっていた。
この編成ならではの見せ場を用意してあって、これは盛り上がったし、
聴いていて、気持ちが高ぶって興奮したよ。
最高!だった。
そして、なんといっても最新アルバム『Mist』の曲たち。
このアルバムは、2000年代を代表する1枚となる傑作だから、
これを全曲ライブで聴けたのは幸せだったし、嬉しかった。
セットリストは知っていたから、次はあの曲だ・・・とか思いながら
ワクワクして聴いていたんだけど、「媚山」「窓」「賢者の贈りもの」などは
絶品!だったし、後半の「赤い月」「霧 -Mist- 」もCD以上に良かった。
大満足!です。
というわけで、音楽的には本当に素晴らしいコンサートだった。
それだけにね、ひとつだけ残念だったことがある。
トークがねえ、オチへもっていく、笑いどころへもっていく、という部分で、
タメなかったり早口になってしまったり・・・という場面が何度かあって、
すごく雑な感じだったのよ。あれはダメじゃわ〜。
少しタメて、お客さんがそこの意味を頭のなかで理解して、そこで笑いが
起こる・・・という場面なのに、間を空けないで次を言っちゃったりするから
早口に聞こえたり、自分だけでウケてる・・・みたいになったりしてた。
「さだちゃん、落ちつけ、落ちつけ!」「あぁ〜そこはもっとタメなきゃ!」と
心の中でダメ出ししながら聞いてたよ。
ネタも話も面白いから、これはもったいなかったなあ。
