2009年

5月24日(日) 渋さ知らズオーケストラのライブに行った。
20周年のクアトロツアーなので、会場は広島クラブクアトロだ。
リーダーのダンドリスト・不破大輔をはじめ、演奏者だけで25人以上、
さらに、ダンサー、パフォーマー、舞踏家、などが8人?9人?・・・だっけ。
とにかく大人数で、それだけで圧倒されてしまう。
アンコールまで2時間45分、
濃密なエネルギーと妖しい開放感に満ちた渋さワールドを堪能できた。

セットリストは覚えてないけど、アンコールは1曲で、全部で13曲くらい。
知ってる曲は半分くらいで、予想してたよりも多かったから嬉しかった。
歌モノは「諸行でムーチョ」が聴きたかったのに、これは無しで、
曲名だけ知っていた「ひこーき」を初めて聴くことができた。
中盤では、なんの前フリも曲紹介もなく、いきなり、おなじみのイントロで
RCサクセションの「雨上がりの夜空に」が始まり、観客大合唱!
後半は定番の「本多工務店のテーマ」で怒涛の盛り上がりになって、
これで終わりかと思ったら、そのノリのまま、さらに2曲続いたのが予想外。

RCの曲を演奏したのは、先日亡くなった忌野清志郎への追悼という
意味なのはすぐにわかった。
RCのアルバムやツアーにずっと参加していたサックス・片山広明が
現在は渋さ知らズに加入してるし、当然、この日も本人いるし、
そういう縁もあるだけに、追悼とリスペクトの意志は
よけいに強くなるのかもしれないね。
でも、この曲を演奏するとは予想もしないから、びっくりしたなあ。

大所帯のフリージャズなので、どの曲もアドリブが入るし、ソロも入るし、
そのうえに、パロディやギャグや遊びの小ネタもいろいろで、
ミイラ、傘おばけ、花魁、など、様々なキャラに扮したパフォーマーが
客席のフロアを徘徊していたり、もう、なんでもあり・・・な世界。
でも、演奏はしっかりしていて、グダグダにならない。
リーダー不破大輔が、ステージ中央で両手を使って、
オーケストラの指揮者のように全体をコントロールして、まとめているのだ。

いいもの見た!とか、聴いた!とか、いうよりも、
この場にいたこと、体験したこと、が、なによりいちばん大きいことだった。
アンダーグラウンドな刺激と楽しさと、一度体験するとハマる中毒感。
これが渋さ知らズなんだ、渋さ知らズのライブなんだ!
強烈な余韻と、ああ〜楽しかったぁ!という満足感が心に残ったし、
また行きたい!という欲求が、ジワリジワリとふくらんでいった。
これはね〜、曲を知ってる知ってないは関係なくて、
ライブがあれば、その場にいたい!と強く思ってしまう。
そんなライブであり、アングラ・アート・ジャズ集団だった。
ほんとに、また行きたい!!!

最後にちょっと余談。
オールスタンディングの会場で、少し左よりの位置で見たんだけど、
丁度、ステージ左端に横向きに置いてあるパーカッションの正面でね。
そのパーカッション担当・関根真理の横顔が、すごくキレイだった!
2010 10/01 21:09:34 | 音楽 | Comment(0)
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