腐女子の妄想と欲望に満ちた日常へようこそ。
※ネタバレアリなのでご注意。
 2/12(日)、初めての世田谷パブリックシアターです!

 デザイン賞だかなんだかを取った建築らしいのですが、デザイン性重視であんまりバリアフリーとかではなさそうに感じたのですが…見えないところに色々あったりするのでしょうか。
 今回座った座席は1階席でしたが、下から見ると2-3階の柵が素通しっぽかったので、もしかしたら高所恐怖症だと辛いかも…??

 さて今回は 桜飛沫です。
 1幕と2幕がほとんど独立したような物語(本当は繋がってます)で、ほぼ1時間30分ずつ。
 結構盛り沢山な内容で、正直1幕の内容だけで、新感線の1公演分観た感じでした。
 最後に大蛇が出てきて、この先にまだ続くのかしら?!というヒキも、新感線がよく使うし、本当に違和感なかったです。



 まず第一幕。


 主食がヘビというとある貧しい村では、男達は精力を持て余し、家族は皆子沢山。
 その村の役人として赴任してきた郷地兄弟は、『村を貧しさから救うため』という建前の元、『三人っ子政策』を打ち出す。(実情は、自分達が子供に恵まれない腹いせ)
 この政策は、4人以上子をなした場合は上の子を死刑に、また村抜けの場合には家族全員を死刑に処すという過酷なものだった。
 ちなみになぜ『三人っ子』かというと、自分達が三人兄弟だから。

 この村に流れてきた徳市(医者)は、できてしまった子の中絶を行なうのと同時に、助手で助産婦のタネとともに避妊の知識を普及させるべく活動していた。
 その徳市のもとへ「賞金稼ぎ」といいつつも弱くてどうしようもない新兵衛と女郎崩れの女ヤマコが、「一緒に悪人の首を取りにいこう」と頼みにやって来る。
 その悪人とは、剣士であった徳市が過去に悪事を働いていた時の仲間であり、仲間から抜けようとしていた徳市の妻子を殺した仇であった。
 徳市は、もう人を斬るのは御免だと断る。

 その頃村では、郷地兄弟の三男が殺害されたことにより『三人っ子政策』が突如『二人っ子政策』に転換され、そして既に三人子供がいる場合には一人が殺害された。
 この圧政に対し農民達は奮起する。そこで彼らは剣士であった徳市に助太刀を依頼する…


 やはり題材に避妊を持ってきているだけあって、ちょっと淫靡な雰囲気があります。
 前半は徳市さんが避妊具の説明とかで、ちょっとした笑いを入れてくれます。
 そのうえ水野さんですら真面目とはいえR指定な台詞バシバシです!
 ちなみに徳市ですが、基本的には真面目な役どころ。
 前半のおちゃらけ(でも真面目)と、中盤の苦悩の人、そして後半の殺戮を行なう剣士…このギャップが実に格好良かったです!

 もうもうじゅんさん素敵っ!!!

 悪役の川原さんも素敵でした。

 水野さんの演技は、やはりなんだか単調な感じが否めませんでした…まあアカドクロでもそんな感じだったような気が〜…。
 しかし罪と罰の英ちゃんといい、最近の女優さんには平坦っぽい演技が求められてるのでしょうか??
 水野さんが演じるのは、男嫌いの潔癖症嫁き遅れだけど、初めて徳市に恋をし、そして終演への引き金を引いてしまう助産婦タネさん。
 美人なのに汚れ役…のようでいて清いような自己中なような…すごく微妙な感じで、凄く人間味ある良い役だったと思います。
 なによりも美人なのに惚れるのはじゅんさんというあたりに、凄く好感を抱いてしまうんですけど!

 まああの徳市だったら惚れるわな。

2006 02/12 22:11:54 | 演劇(その他) | Comment(0)
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