大連帰国日記
本日は社内の自由参加の日帰り旅行だった。
行き先は旅順のとある島。風景と海水浴場が自慢の所だ。
半分以上は行くだろうし特に用はないからと思って、軽はずみに申し込んだら、参加者は1/5以下。8人だった。相変わらず個人主義の会社だ。週末に社員と遊びに行くよりも、みんなもっと他のことを優先したいらしい。
集まった8人はこう言っちゃなんだが、週末暇人組だ。私もその中の一人、というか代表的人物である。
そんな訳で今日、話したことも無い人を含む7人の社員と一緒に旅順へ行った。もちろん私以外はみんな一般の中国人だ。
少人数だったので、中国の一般人対象のツアーに参加したらしい。
まずバスで約2時間弱、大連の街を出て旅順の農村(写真)を通り、海へとたどり着いた。

(こういう農村の近くには店も何も無い。みんな週2回くらい、ある広場に集まって自分の栽培したものを売り買いしあうそうだ。)
半島の先っちょまでつくと、その後は舟で20分くらいだったか。目的の島に着いた。
今日は旧暦の5月5日なので、一応「子供の日」。ちまきを食べるらしく、ちまきが手渡された(写真)。
だがこのちまき、よくよく見ると、洗面器に入れて配っていた・・・;
その後、また船に乗って釣りへ。15人で何十分も粘ったが、収穫は計1ぴきだった。それでも、そういうツアープランに対し、不満な人は誰もいない。 ちなみに釣りに使う餌はミミズだ。しかも特別な液と混ぜてあり、舟中に悪臭が漂った。その上船の微妙な揺れで酔い、私は気分が悪くなってしまった。

でも無事、島に戻り昼ご飯。味は良かったが、はっきり言って肝炎になりそうなランチだった。食器には砂が、野菜も採れたての生、、たぶん洗っていない。室内では蝿が軽快に飛び回っている。それでも社員も顔色一つ変えないで、おいしく召し上がっている。同世代だけど、一人だけ豊かに育ってしまっている私。なんだか食欲などあまり湧かず、選びながら食べた。

食後は自由に遊んだり、ツアー客全員でゲームをしたりした。島の頂上(?)の風景(写真)はすごく綺麗で風が気持ちいい。海はまだ寒かった。

(海の上に四角くくくってある場所は、なまこ、かになどの養殖場。)

さて、ツアー客全員のゲームだが、割とハードだった・・・うさぎ跳びやら走り高跳びやら、二人三脚。。だが中年のご婦人も全員参加し、思い切り楽しんでいた。

問題は走り高跳びだった。他のゲームはなんとか進めばいいのだが、高跳びは越えなければOKにならない。とにかくチームのメンバーが全員超えればOKになるゲームだ。
同じチームのもう一人の女の子はスリムで身長も並。男性児が持ち上げたりして超えていたが、身も心も中年オヤジの私にそれはできねぇ。
このゲームは私に対する嫌がらせか、と思う反面、自力で飛び越えてやろう、という執念みたいなものが、どこからか湧いてきた。そこで考えた。遠くから血相を変えて助走をつけ、飛んでみたら、、なぁんだ、楽勝・・・ではないけど何とかいける!だてにデカイ図体していない。私の行動や、助走をつけて突進してくる姿に恐れをなしたかのごとく、高飛びの紐をもっているお兄さんたちは、その紐を伸ばして距離をおき始めた。
それでも終わってよかった・・・;

で、自由に遊んでから岐路についた。でも久々にこんなに動き回った〜。
続きには写真を載せまっす。
2005 06/11 19:14:50 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー
今、私はなんちゃって営業部にいるなんちゃって営業職員だ。
ここに来て一年近く経とうとしている今、またもう一年大連にいようと思っている今、なんちゃって営業部は抜け出したいと深刻に考えるようになった。
日本での社会経験もなく飛び込んできたので、始めはこういうものなのかと思って馴染もうと努力してきたが、一年近く経ち、内部の状況や国民性、習慣などが分かると考えが変わってきた。
「転職すれば?」という人もいらっしゃるが、ここでそういうわけには行かない。
そこで考えた。会社内で違う部署を手伝ってみるのはどうだろうか。社内にあるのは事務、営業、開発の3つなので、開発部を手伝ってみようかと思う。
それにはソフトウェア作成のプログラムが出来なければならない。プログラムなんて今までカスリもしない世界で、この会社にきて初めてそういうモンがあると知ったが、今からちょっとやってみようかと思う。
とは言え私の数学レベルは、自慢じゃないが中学生以下だ。プログラムも少しやり始めたが、やはり理系の学部でやってるだけあって数学的発想のいるものだ。

社内のエンジニア達に日本語を教えていたが、みんなあまりやる気が無く、結果的に授業にならなく終わったので、みんなのことを少々馬鹿にしていたが、最近180度角度が変わり尊敬するようになってきた。みんなこんなに難しいことをしていたのか。。と。
しかも日本の外注が多い為、仕様書と呼ばれる説明書みたいなものは全部日本語だ。漢字と専門用語の羅列なので少しは分かるらしいが、それでも相当無理があるみたいで、バグが多いらしい。
その世界を少し覗いてみたくなってきた。聞きにくいが、プログラムについて教えてくれる先生はたくさんいる。
頭の回転の悪い私には難しそうだが、まぁ出来るとこまでやってみよう。
2005 06/09 13:06:32 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー
夕べ、久々に鏡で歯をよ〜く見てみたら。。
ガ〜ン!! この前歯、確実に虫歯だ・・・; 
まいった。。どうしよう。。こっちの歯医者がヤバイのは有名な話。が、今度日本に帰れるのなんて一体何ヶ月先のことだろう。虫歯は一日でも早く治したい。こうなるのが怖かったのでしっかり歯磨きしていたつもりだったが、無残に打ち砕かれた。
親知らずも結構うずいている。傾きながら半分出て止まり、たまに頭痛を巻き起こしてくるタチの悪い歯が約2本、私の口の中で暴れている。そのせいで成長期に苦労して矯正した歯も揺れ動いている。
親知らずはこっちにいる間はあきらめようと思うが、虫歯は早く何とかしたい。
仕方ない、高額でも日本人向けの歯医者を探そう・・・
2005 06/09 10:09:42 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー
中国の学生で日本語が話せる人は非常に多い。日本語専攻というと、必ずと言っていいほどペラペラである。そういう人を今までに何度も見てきて、そういう人は通訳だってなんだっていきなり出来る。
私は、日本の、国際関係中国コースというあいまいな学部を卒業したが、そこの学生で4年までに通訳が出来るほど中国語がペラペラになった人は、ゼロだった。それどころか中級以上の語学レベルになった人もあまりいなかった。私の母校だけがそうなのではなく、他の大学でも似たようなことは大変多い。
どうしてこんなにも違うんだろうか?日本人だけ極端に頭の構造が悪いのか?
いや、人間はみな同じだ。思いつく理由を適当に挙げると・・・
・人口の比率
日本は約1億2千万人らしいが、中国は約13億人以上。単純に計算して、日本での該当者が1人だとしたら、中国にはその10倍の10人は該当する。つまり、日本で言語脳に冴えた人が10人見つかったとしたら、中国では100人みつかる。国の規模が違うから、その分いろんな人が多い。
・方言の影響
日本人が生まれたときに覚える言語は、普通日本語のみだ。方言はあったとしてもアクセントが違うくらいで、違う言語とまでは行かない。それに対し、中国では広大な地でいろんな少数民族がおり、北から南まで様々な言語(方言)が入り混じる。方言というより外国語に近いらしい。大連でもたまに南方出身の人がいらっしゃり、方言が入ると大連人と彼らは言葉が通じない。
で、地方によっては、生まれたときに自分の方言や民族の言葉と、標準語を同時に覚えてしまう。要するに幼い頃から、2種類以上の言語に触れる機会が多いわけだ。(特に中国人朝鮮族が韓国語と中国語のバイリンガルになることなどは強い)
そこで言語的センスは大きく変わりそうだ。
・大学の教育制度
これがかなり大きいと思う。日本の大学はよく知られているように、遊べる環境。遊ぶ環境。特に語学の授業なんか、なんとな〜くよく分からないけど過ぎていく、と言った感じだ。

実は一昨日、大連のとある大学に行く機会があった。
ちょうどその日は大学の運動会で、グラウンドは大勢の人でにぎわっていた。日本の大学では考えられないが、こっちの大学の運動会は学生も教員も全員参加だ。みんな同じジャージを着ていて、ほとんどの人が黒髪にメガネ。みんな本気で全力で走っている。日本でいう高校の運動会みたいだった。
日本では大学1年時の体育の授業でも、みんなマジメに走っていなかった気がする。。運動会も、自由参加の球技大会があったと思うが、参加者は学生全体の何百分の1くらいか。
こっちの大学は全寮制だから、そのくらい統率がとれるのだろう。運動会が終わると、長蛇の列ができてみんな寮へと戻っていった。その寮も狭い一つの部屋に4〜8人が共同生活する。日本の大学生とは根本的な環境が違う。

そこはソフトウェア開発の学部だが、教育方針を聞いたところ、大学1〜2年で日本語を勉強させ、3〜4年でソフト開発をやる。大学2年の時点で、日本語検定の2級合格が目標だそうで、その合格率は80%らしい。それも2年以降はソフト開発の専門用語がたくさん出てくるそう。
私は一応中国専攻コースだったが、そこの学生で4年までに中国語検定2級を突破した人は非常に少なかった。

そんな日本の大学の現状の醜態はとても言えず、引きつりながら聞いていた。
両国の同世代の若者同士、差がつきすぎている。。語学以外についてはどうだか知らないが・・・
マジでヤバイぞ!
2005 06/05 12:18:52 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー
今更だが、先週末のこと。
土曜日、私はコリずにまた縮毛矯正をした。デパートの上にある、ちゃんとした所。値段だけ聞く予定だったが、入ったら逃げられなくなってしまった。
縮毛矯正にもいろいろな種類があるらしく、そこは値段と輸入先の国名が書いてあり、好きなものが選べる。うろ覚えだが、台湾約4000円、ドイツ約5500円、韓国約7000円、日本約13000円、てとこだった。日本のは私には高すぎるので韓国のを選んだ。
その美容師は珍しいくらいの社交家で、待ち時間などわざわざ横に座っていろいろ話し掛けてきた。
が、その内容は困らせられる内容が多かった・・・
その? まず私の多い太い硬い髪を見て、
「ちょっと食べすぎなんじゃないの? 栄養取りすぎだから、これからあんまり食べ過ぎないで大丈夫だよ。」
私は「遺伝だ。」と答えたが、同じことを3回くらい言ってきた。
その? 小泉首相はなんで靖国参拝に行くのか。
「日本て戦争主義なんでしょ?」と言われたので、なんでそう思うのか聞いたら、「新聞にそう書いてある」と。あぁ新聞の内容は結構オーバーだから、と言ってしまった。素直な方で、ふ〜んといった反応だったが、「でも首相が靖国神社に行くのはホントでしょ?」と。うわぁ〜、一番言われて困ることだ。それについて日本人はどう思っているのか、など突っ込まれた。うぅぅ〜マズイ・・・マズイ。勉強不足な私はマトモなことは言えないし、御幣があることも言いたくない。。「それは日本人も支持してない」と言い、話題転換の方向に頑張って持っていった。汗・・・;
その? 年とか恋人の有無まで聞いてきたので、私はバカっ正直に答えた。要するに、年頃なのに彼氏もいないことまで、うかつにも教えてしまった。そしたら「まず茶髪にしておしゃれして彼氏くらい作りなよ。なんなら紹介してあげようか。」と。
・・・・大変余計なお世話です。
それ以外は簡単な日本語の単語などを聞かれた。
あぁ疲れた。。
2005 06/04 12:12:53 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー

ライトアップされた大連駅です。
2005 06/03 19:51:27 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー

過ぎましたが、6/1は「こどもの日」で、小中学生のみ休みだった。夕方、ふら〜っとデパートに行くと子供達がファッションショーを。でもこの子たち、よく見ると、普通の通りすがりのお客であり、好きなように舞台に上がり、モデルさんの真似をして歩き回っている。。
2005 06/03 19:19:31 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー
最近は一番嫌な仕事、テレアポだ。
この営業部は電話予約が非常に少ない。それでよく営業部になっているものだと不思議で仕方がない。いかにいいかげ・・・とと、大らかかが伺えるだろう。
だが、業務ソフトウェアは店に置いて売れるものではない。営業電話はほぼ必修項目だ。飛込みセールスじゃないだけマシなんだろう。
私は言われれば仕方なく掛ける、という感じだ。もともと営業職希望ではないが、ここまで来てそれを理由に辞めるわけにも、逃げ回ることもしたくないからだ。
そういう仕事が嫌で日本語教師を目指し、大連に来た私にとって、この状況はまさに天からの強引ななりゆき、というか嫌がらせだと思う。

日本で一般家庭にかける保険やなんかとは違い、貿易などの業務システムなので、思ったよりしっかりと対応してもらえるが、セールス電話はどこの国でもあって、割とどこの会社もやっていて、にもかかわらずなんで印象が悪いとされるんだろう?
多分その理由は、
1.犯罪、悪徳勧誘が多いから
2.自分の仕事や時間をアカの他人によって邪魔されるから
3.固定観念
と言ったとこだろう。ちなみに私がやっているのは悪徳勧誘ではなく、純粋に、業務に必要かどうかを電話という手段によって伺っている。FAXや郵便だと見ないで捨てられるから仕方が無い。場所も海外の日本企業向けなので、宣伝にも無理がある。
では何で人はテレアポするか?
?.一番手っ取り早く、直接聞ければ効果的な手段だから
?.うまく利用すればボッたくれるから
?.時給がいいから(バイト)
?.たまたま入社した会社の営業部で、せざるを得ないから

現代人は?による1を恐れ、3(固定観念)が生まれたんだろう。理由2は些細なことであり、それほど不愉快なことではないはずだ。道を聞かれて自分の時間を妨げられた、と思う人は少ないだろうし。急いでいればその旨を普通に言うだろう。
その固定観念は、人が爬虫類を嫌うのと一緒だと思う。プラス、お金を払う側(お客様)意識も手伝って、電話の受け側の地位は保護される。日本人は特にそうだ。

そういえば今日、昼休みに定食屋でまた店員とお客が喧嘩していた。理由は分からなかったが、二人とも店中に響き渡る声を上げて怒鳴りあっている。たまに見るが、非常に見苦しい光景だ。中国ではまだまだ一般的に売り手も買い手も対等で、お客に怒鳴り返すことも全然OKだ。
それもどうかと思うが、日本と中国、足して2で割って欲しい・・・

もちろん中には爬虫類好きな人が居るように、話し込んでくる人もいらっしゃる。し、やはり内容が内容なだけに、それほど邪険にはされない。むしろ、業務管理システムちょうど欲しかった、ってとこには重宝されちゃったりもしうる。

それにしても、悪徳電話やキャッチセールスのせいで、正当な営業が脅かされる気がする。道を聞いてもキャッチセールスだと思われ、無視されることが多いらしい。卒論アンケートなんて道端では絶対出来たモンじゃないだろう。。

「人の振り見て我が振りなおせ」だ。自分がセールス電話を受けたときに、内容を吟味しながら対応すべきなんだな、と思う。
でもまた余計に性格が歪みそうだ。
2005 05/31 18:10:01 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー
大連、と言えばアカシア。と、日本ではよく聞いた。アカシアはちょうど今が見頃だ。
が、実の所大連市内にアカシアはほとんどなく、現地ではアカシアはそれほど騒がれていない。アカシア祭りというものはあっても、その「アカシア」はほとんど名前だけだ。
先週、そのアカシア祭りで、大連の各地でイベントが行われていた。予告無しにイベントがあるのはそれほど珍しくはない(いきなり近所で大きな打ち上げ花火や爆竹はよくあること)が、
会社帰りのいつもの道、横の公園で人だかりがあった。珍しくお年よりが多い。


京劇をやっているではないか。簡易的な京劇だが、公開している。横で楽器を弾いているのは民間のお年よりだろう。


なんと言っているのかはさっぱり分からなかったが、しばらく見入ってしまった。
中国文化の一コマでした。
2005 05/31 13:35:56 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー

大連のシンボル、中山広場でっす。
2005 05/30 19:19:58 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー