昨日はIPA独立行政法人 情報処理推進機構の、2009年度IPA情報セキュリティセミナーを聞きに行ってきました。5時間半にわたる長いセミナーで、久しぶりに長時間椅子に座っていたので今日はお尻が痛いです。8月初旬に飯田商工会議所の配布物の中に申込み書が入っていて、申し込んでおいたものです。情報セキュリティについては、3年ほど前にシステムアドミニストレーター国家資格を取った折、当時の飯田コンピュータ専門学校で学び独学もして勉強はしてあるのですがあれから3年、最近も自衛隊資料の漏洩、銀行等の資料の漏洩等々さまざまなニュースが伝わってきていますので、最新情報に触れ頭を再活性化しようと思ったわけです。それと受講料が無料と言うこともありました。
結論から言いますと、ボットウィルス、クラウド・コンピューティングについては初めて知った内容で、ブロードバンドルーターは必ず接続することと言ったことも初めて知りました。その他主題であるウィルスばかりでなく紙情報を含めたオフィース、外回りの人の情報セキュリティについて最近の事例で詳細に説明してくれて、職場のレイアウトの仕方まで話してくれました。また、5分でできる自社診断シート(25項目)と言うのがあり、あまりにも自分の仕事の仕方がセキュリティにおいては無防備なものであることが判り大変勉強になりました。
質問の時間があり、グループでの情報の共有化についてブログ利用のセキュリティはどうかと質問してみましたら、今の段階では使い方を間違えて問題が起こったことはあるが、会社の存亡にかかわるような重要な資料は、有料の契約書を結んだプロバイダーの運営するブログならよいのではないかと言うことでした。
たまにはこういう所に行って最新情報を入手して頭のリフレッシュをしておくべきだなと大変役に立ったなと思った次第です。この行政法人のURLの中で、今後のスケジュールと言うページがありましたのでご照会しておきます。1年に25回開催することになっていて、全国47都道府県ですから、2年に1回ぐらいの割合で各都道府県にて開催されるようです。これは経営者、部門管理者、自営業者、情報技術関係者は聞いておいて損はないセミナーです。今年度のこれからの開催予定地は、
岩手県10月、宮城県11月、山形県12月、千葉県10月、神奈川県11月、東京都千代田区11月、栃木県12月、新潟県1月、東京都三鷹市1月、静岡県2月、神奈川県横浜市2月、愛知県9月末、岐阜県12月、京都府10月、大阪府12月、兵庫県1月、奈良県2月、広島県広島市10月、島根県11月、山口県2月、広島県福山市2月、徳島県9月、福岡県福岡市9月、鹿児島県9月、福岡県北九州市2月、沖縄県10月。セミナー概要は下記引用のような物です。素晴らしかったです。
■セミナー概要マネジメントコース入門編 <2.5時間> 主な対象 中小企業の経営者や管理者で、情報セキュリティ対策の必要性は感じているが、まず何をすべきか分からないという方 概要 重要な情報の保管・持出し・廃棄、ウイルス対策、パソコンやメールを利用する上での注意点、従業者や取引先での機密保持など、中小企業が入門レベルとして最初に取り組むべき情報セキュリティ対策について、「5分でできる!中小企業のための情報セキュリティ自社診断」にある25個のチェックポイントを紹介しながら解説する。 【前年度からの変更内容】 ウイルスやスパイウェアなどの脅威に対する対策の解説を中心としたものを、情報の管理、従業員の管理など、マネジメントの基礎についての解説を中心としたものに変更する。 目次 1. 情報セキュリティとは 2. 自社診断シート(25のチェック) 3. さぁ、チェックしてみましょう 4. 参考情報の紹介 講演資料 第1版(3.69MB) 用語集(43.5KB)
■マネジメントコース実践編 <3時間> 主な対象 企業における管理面からの情報セキュリティ対策に関し、具体的な事故事例から対策のポイントについての理解を深めたい方 概要 情報セキュリティに対する組織的・物理的対策等の管理的取組について、それぞれ事故事例を踏まえ、事故発生の原因、危険要因を分析し、行うべき対策例や対策のポイントを解説する。 事故事例には、社員の情報持ち出し、私物PCの利用による情報漏えい、委託先からの情報漏えいなど、発生しがちな事故を例示し、シナリオベースのケーススタディを行う。 【前年度からの変更内容】 経営者や責任者として理解すべき項目は何かという観点から、体制の整備、ポリシーの作成、情報の管理、従業員や委託先の管理など、組織的対策の基礎について解説し、ケーススタディを中心とした実践的なものに変更する。 目次 1. 背景と基礎知識 2. 情報セキュリティ対策ベンチマーク 3. 中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン 4. Case 1: 従業員の情報の持ち出し 5. Case 2: 私物PCの業務利用とPCの紛失による業務情報の漏えい 6. PCに必要なセキュリティ対策 7. 関連法規 8. Case 3: 委託先からの情報漏えい 講演資料 第1版(2.49MB) 用語集(43.5KB)
長野県では来年は無いと思いますが、山梨県などの隣県なら日帰りで行かれるので来年度の予定を注視していて聞きに行ってこようかなと思っています。
詳細はIPA独立行政法人情報処理推進機構
2009年度IPA情報セキュリティセミナー開催のご案内へこのセミナーは10時から伊那市商工会館であったのですが、場所を知らないので早めに出かけ確認後、大好きな伊那市図書館のレギュラーコーヒーを飲みに行き、セミナーからの帰りには伊那市のテルメリゾートと言うスポーツクラブで露天風呂やジャグジー、ジェット風呂などに入りゆっくりして帰ってきて、夕食には、サーロインステーキを食べ良い一日でしたが、よくよく考えて見るまでもなく、こういうセキュリティに力を入れなくてはならない社会が問題なのです。以前書いた、御蔵島や青ヶ島では、自動車に鍵をかける必要が無いくらい安心して生活できるのに、これらができない社会はやはり問題があるのです。