イメージ図をエクセル機能を使って作ってみました。定性的な判断に基づき作ったものですから、データを調べ上げまた地域に人たちの利害関係を網羅して詳細な検討が必要ですが、こんな風にしたらどうかと言うものです。
1、ポイントは天龍峡に入る道を現在の天龍峡ICから151号に出て天龍峡入り口まで行き天龍峡方向に入ると言うのを、天龍峡ICから直接天龍峡市街地に入れるようにする。これにより現在私たちでさえも151号に出て次の信号で左折し天龍峡入り口まで行かねばならないのを、直進の方が道が広いので直進して工業団地方向に行ってしまうのです。またこの道を整備すれば、飯田市民の税金を食っている天龍峡温泉交流館の有効利用を図る大きな手がかりになります。(詳細は後述します)
2、P1の昔使っていた駐車場を再整備して、せめて普通車やマイクロバス、空いている時は大型バスでも留まれるようにする。閉鎖中のトイレも使えるようにする。この駐車場はもともと天龍峡散策コースの中にありますから、気軽に散策を開始して街中も通り帰って来ることができます。
3、P2のところに駐車場を新設する。ここだけではスペースが取りきれないと言う場合は、道を隔てたところに天龍峡温泉観光協会がありその裏手に駐車スペースにできるところがありますのでそこも活用する。これによりかわらんべ方面とか、工業団地方面、単純に観光に来た人たちでも車を止め食事、家族や友人へのお土産購入ができるようになる。
4、かわらんべに来た人たちに、天龍峡をセットで見てもらう。学術的課題でかわらんべに来る人は、かわらんべから天龍峡街中に来る目的は、食事かお土産購入くらいのものだと思いますが、このかわらんべの近くには、ラフトボートが付けられる大きな港があり、修学旅行のシーズンになりますと大型バスで来た都会の学生たちがいっぱい来ます。現在の活用方法はその子供たちが着替えをしたりトイレを使った後すぐ大型バスで帰ってしまっています。以前天竜川の河川清掃で一緒になったかわらんべの人が、ボランティア清掃があると借り出されるのだが、せっかくたくさんの子供たちが来るのに着替えとトイレしか使ってもらえず、何とか自分たちの研究成果も見て帰ってもらいたいものだと嘆いていました。ほとんどの学校が、時間的制約とお金の問題で次の所に行ってしまうか、帰ってしまうそうです。それに天下の名勝天龍峡近くまで来ているのですから、じっくりは周れなくても駆け足で見て周ることはできそうなことだと思います。現在整備中のかわらんべと天龍峡街中を結ぶ道ができたら、帰りのバスは街中を通ってもらい、昔私たちが奈良や京都、江ノ島に修学旅行で行った時小さなお財布からお土産を買って家に帰ったように天龍峡のお土産を持ち帰ってもらうといった働きを考えてもらいたいものです。そうすれば思い出を聞いた家族や周りの人が私たちも1回入って見ようと言う話しにもなります。また成長した時、天龍峡を思い出し何かの機会に天龍峡を思い出しリピータで来てくれるかもしれません。
5、天龍峡温泉交流館の活用にもつなげることができるかもしれません。そもそもこの施設は宿泊施設でしたから、宿泊ができますし、大宴会場があり私たちも会社の研修場としてよく使ったものです。ここを低額の料金で修学旅行の生徒に使ってもらい、調理などは自分たちでするか、学校のPTAのお母さんたちにしてもらうなどを考えて、常時食堂職員をおいておく必要が無いようにすれば、管理費が少なくてすみじっくり天龍峡を見てもらえると思います。
6、三遠南信道との繋がりも重要。三遠南信道はそもそもは静岡、浜松、豊田方面から仕事を貰うために計画された道路ではないかと思うのですが、何回も書いているようにこれからは、BURICS、VISTA諸国の追い上げでもう仕事を貰うと言うことは不可能になってくると思います。そうなると観光だけに使われると言うことになりますから、天龍峡ICの有効利用は絶対必要です。遠州、三河の人たちの収入も今のようなわけにはいかなくなりますから、安い料金で自然と温泉を楽しめれる環境作りは今後に生きてくると思います。
7、現在観光の専門家が指導していてくれますので、特にその方には歴史的遺産の洗い出しをしていただき、それらをいかに観光資源として使っていくか知恵を出してもらい天龍峡のご案内人として活躍できる人材の育成をお願いすることが重要であると思います。観光地には歴史的史跡、話が重要ですから今はすっかり忘れられている大事なことを洗い出してもらい筋道立て話のストーリを作ってもらうこと大事だと思います。
今日のところは、今ある建物、今行っている道路工事などは所与の条件としてのことですが、これを、大前研一さんの「質問する力」にある所与の条件を疑ってかかることによって全く違った視点から新しい展開を図ることができると言うので、少し勉強しなおしてから追記していきたいと思います。