直接来局の方、あるいは電話のお問合せで、漢方薬販売をお断りした事例集
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2006年 01月 の記事 (5件)
前立腺肥大のご相談は、これに効く漢方薬がありますか、というお問い合わせであり、直接ご本人様が来られて適切な漢方薬を見つけなければならない等、いつもの応対で終わる。
精力剤関連のお問い合わせのほうは、インターネットのHPで見たが、おたくでは精力剤を扱われてますか、との御質問。
応対に出た女性薬剤師は、当方はHPで見られたとおり、一般の西洋医学治療で思うようにならない方たちの御相談が主で、そちらの方はメインではありませんとお返事。
これに対して 「実はインターネット通販で精力剤を購入して来たんですが、思うように効かず、行き詰ってしまって、いま服用している成分の効能を教えてもらえませんか?」
それは購入されたところでお訊ね下さい・・・・・・と、このような無駄な時間の浪費をしいられて、朝から腐りまくる女性薬剤師であった。
これらに続いて、インターネットでHPを見たからとて、近畿地方からのお電話で「低脊髄液症候群」を病院治療の補助に漢方薬を、とのお問い合わせ。
地元でお探しになるようにお答えするが、こういうお問い合わせばかりが続くと、このブログがあるのを面白がって皆さんお電話をかけられるのかと訝しくなってくるのであった。
地元の漢方専門薬局でも何とかなりそうなものばかりをお電話で問い合わせをされても、お断りするばかりである。
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上記タイトルに続いて「3点の製品を持参されたのだが・・・」
一つは外包装付きだから分かるが、あとの2点は粉末状の内容物をプラスチック容器に入れ、何の表示もない外包装もないものである。
匂い香りで、おおよその内容物の想像はついたが、お出しできないとお断りする。
手に入れたところに戻るべきだとお答えすると、××さんに紹介されて、お宅の薬局ではよく相談に乗ってくれて何でもよく効く漢方薬を出してくれると言われて来られたのだという。
それはともかく、病気の内容である。ポリープなら病院で簡単に切除できるはずだから先ずは病院治療が先だと説得すると、病気のご本人はご主人であり、知人が腸の手術で、そのまま他界されてしまった例があり、手術は恐いから絶対イヤだということである。 代理の奥様もその考え。付き添いの婦人も相槌を打つ。
良性のポリープなら、内視鏡で簡単に取れるはずだから、もう一度よくお医者様と御相談して・・・・と進言すると、開腹手術が必要で、強く奨められているが絶対にイヤだと譲らない。
どうも話の内容の雲行きが怪しい。
開腹手術が必要とは単なるポリープとは異なるのかも・・・
と考えるが、要領を得ない奥様の話に、ご本人様もおられず、しかも他の薬店で出された表示ナシの製品を請われても、それによって手術すべきものを安易に不明の製品によって治そうというお考えには賛成出来かねるので、お出しできない旨説得するのに一時間。
何度も請われるも、同じものがそれだけ必要ならどうして買った所へ行かないのか不思議でならない。
当方が奨めたものでもなし、よそさんで出されたものを無責任にお出しするわけにも行かないし、第一、2品には表示すらないものを、と押し問答には往生してしまった。
真剣なのは分かるが、病気の内容の説明もアヤフヤで、しかも請われる製品は、表示もないもの。
要求される方の感性がまったく理解できない。
過去の経験から、このようなケースに情にほだされて一つでも製品をお出ししたら、どういうことになるか、
あくまで病院との御相談で漢方薬の服用の許可等、医師からの病状の詳細な伝達がこちらにない限りはお出しできない旨、繰り返し説明して、最後にはフラフラになってしまった。
ときにこのような、ものの道理がやや不明な方が直接押しかけられて難渋し、その日一日、グッタリしてしまうこともあるのだった。
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「インターネットで見たんですが、漢方薬を送って欲しいのですが・・・」 というお電話。
応対に出た女性薬剤師の、一度は直接来て頂かないことにはお送り出来ませんというお返事に対して、
「病名は分かっているんですが、坐骨神経痛です」
というお返事に、たとえ病名が分かっていても、漢方薬は体質と自覚症状などによって合う薬が異なりますので、無理なんですよ、ということで素直に引き下がられた。
わざわざ近畿地方から坐骨神経痛くらいで、と思ってしまうが、実際の所、漢方のかなり得意分野でもある。
手術を宣告された方達、何人を助けたことか!
顕著な例では、拳銃をぶら下げられないほどの重度の坐骨神経痛で、手術寸前の入院中に抜け出てやってこられた警察官を、かなりな短期間で回復して、手術を免れたこともあった。
その方が10年ぶりに再発して、前回と同様の方剤をお出ししたところ、まったく効かない。
あらためて綿密な弁証論治によって、比較的単純な方剤で回復された。
前回ほどの重症ではなかったのと、同一の人でも経時的変化というものがあって当然である。
坐骨神経痛の苦痛に、自殺まで考えた人も2名救っている。
話がそれてしまったが、このように坐骨神経痛レベルなら、地元の漢方専門薬局でも十分に可能だと思うのだが、このお電話の前には、日本の先端部分の超遠方の方からのお問い合わせもあった。
多少難病系のものであったが、応対に出た女性薬剤師の詳しい話を聞けば、直ぐに根治は無理でも、葛根湯と六味丸の合方が直ぐに思い浮かぶような内容であったが、実際には直接来られてみないことには、憶測だけでは判断、出来かねる。
この方にしてもインターネットで見つけたと言われていたが、他にも九州の漢方専門店を見つけて、どちらに行くか迷われている風だったそうだ。
それにしても、遠方ばかりを探さず、もっとご近所にはないのだろうか?
とは言え、直接来られる意気込みがおありだから、当方のHPの内容をしっかり読まれている証拠だろう。
ところが、最初の坐骨神経痛のかたは、HPを読んだので電話をかけていると言われたそうだが、大事な部分を読まれてない証拠に、当方に対してのっけから漢方薬を送って欲しいというのだから、本当にどこを読まれたのか信じられない。 文字通り、見ただけなのだろう。読んでないはずだ。
おtっとと、またまたdoku舌がはじまりかけたので、この辺でやめておきたい。
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慌しい月曜日の朝、若い女性の声のお電話があり、
「インターネットで見たんですが・・・・」
応対に出た女性薬剤師がすかさず
「何でしょうか?」
思わずやや警戒気味の女性薬剤師のトーンに怯まれたか、無言のままガシャリ
しかしながら、やや警戒気味のトーンであっても、たとえ若い女性でもほんとうに真剣な御相談であったら、すかさず食い下がって真面目な御相談に移るから受け入れられることもあるのだが、総じて若い女性には不得意なのであった。
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最初ッ〜から怪しい雰囲気の男からの電話で、M先生に新年のご挨拶がしたいから替わってくれという要求の電話である。 名を名乗られてもまったく聞き覚えのない人物がいきなりご挨拶がしたいと、いささか強引である。 女性薬剤師が私もM先生ですがと答えると、女性じゃない男の先生を出せと、ますます高飛車である。 ごあいさつするのに電話も替わらないとは失礼じゃないかと、若造のクセにどこまでも強気である。 それじゃ〜〜直接、挨拶にいくよと捨て台詞を吐いて電話は終わる。 そういう威嚇的な電話で、もしも当方の薬局にやってきたら、この治安の極めていい地区のことだから、もはや一網打尽、同級生の警察官や、若きパソコンの先生である私服警察官らがすっ飛んで来て、職務を忠実に全うしてくれることが今から予測されるのであった。 そのときにはデジカメで、しっかり画像をとっておく準備をしておかなくちゃ〜〜
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