直接来局の方、あるいは電話のお問合せで、漢方薬販売をお断りした事例集

2006年 04月 の記事 (3件)

これもお電話でのお問い合わせである。

このようなお問い合わせはとても多い。
抗癌剤による特定の副作用に対する治療を漢方薬でやってもらえないかというものである。

しかも、ご本人ではなく代理の方であるから、ご本人の意思・意欲などがサッパリ不明である。

このような特定の副作用に対する特定の効果だけを狙った漢方薬の要望というのは多いが、お問い合わせのニュアンスによっては安請け合いは出来ない。
ご本人が直接来局される意思がない場合は、もちろんすべてお断りである。

たとえ、お電話で直接相談となっても、あるいはメール相談であっても、必ず一度は御本人が来局する意思がないというのであれば、詳しいご相談すら全面的にお断りせざるを得ない。

当方の薬局では、癌や悪性腫瘍の常連さんは(あらゆる疾患の中では最も多いのだが)全員、御本人みずからの考えと信念で漢方療法を求めて直接来られた方ばかりである。

ご夫婦二人三脚で頑張られているケースも最も多く、ほとんどが当方の常連さんからのご紹介である。

それだけに初めて来られた当初の考え方も漢方に期待するところなども揺らぎが少なく、目的も特定の狭い分野だけに限った単なる対症療法を望まれる方は少ない。

要するにクオリティー・オブ・ライフに最も主眼を置いた漢方薬類の利用方法の伝授がメインとなっている。

それが結果的には、必要な西洋医学治療と併用することによって、長期間、とても良好な状態を保持出来ている方がとても多いのであった。

もちろん、西洋医学治療をやり尽くしてしまったような方でも、漢方療法主体で一定レベルの状態を長期間維持できている方もおられる。

やはり、ちょっとした思い付き?でお問い合わせされたようなケースでは、なかなか歯車が噛み合いにくいこともあるが、御本人ではなく代理の人のお問い合わせであれば、なおさらすれ違いの問答となってしまうのであった。
2006 04/16 16:31:39 | お断りの事例
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ドグマチールなどの精神安定剤によって安定していた強迫神経症の患者さん。

せっかく調子よかったのに心療内科で開業されている主治医が、保険漢方に切り替えられた。

現在の主訴は口内の苦味であるが、温清飲エキスを出され3日服用したら却って苦味が増し、不安感や動悸もひどくなる。

効かない漢方薬をもらってもしようがないので、漢方専門のところで治して欲しいとの依頼である。

数年前もお断りしたことのある患者さんである。

あることが気になって、気になってもしようがないし病気ではないと意識では分っていても、不安で確かめられずにはおれないという、ひどい強迫観念に迫られ続けている。

このような方に一旦、漢方薬をお出ししようものなら、不安を訴えて毎日のように電話がかかってくるのに決まっているので、その当時もお断りして、心療内科や精神科に行かれて、適切な安定剤を処方してもらうようにアドバイスしていたのだった。

当時のアドバイスに従って、心療内科でもらう上述のような安定剤類でおだやかに推移していたのに、途中から中断されて、苓桂朮甘湯など様々に漢方薬を変えてもらっているが、却って強迫神経症状が増大してしまい、同じ漢方を貰うのなら専門家のところで、と思われたという。

しかも、心療内科の先生は、敢えて医療用漢方だけに切りかえれらたのは、漢方の勉強をする為に自分を実験台にしている節が、無きにしも非ずということで怪訝がるのであった。

しかしながら、当方とてこのような方に一旦、漢方薬をお出ししたらどうなるか、毎日お電話攻めにするおつもりではないか、とはっきりと質問したところ、やはり「無きにしも非ず」と言うことであるから、やはりお断りせざるを得ないことをはっきりと伝える。

貴女はドグマチールなどの医薬品で安定していたのだから、もとの調子よかった処方に戻して下さるよう、主治医に相談すべきである、とアドバイスしたところ、大変よいことをアドバイス頂きましたと、嬉々として帰宅されたのであった。
2006 04/07 14:35:41 | お断りの事例
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本日も薬局店頭で忙しい最中、タイトルのようなお問い合わせが関西からあった。

しかも、当方のホームページを見てお電話しているとおっしゃるのだから、文字通りホームページを見られただけで、ほんとど読まれていない証拠である。

どんなに遠くでも一度は直接来られた方に限ると明記しているはずである。

このようなお電話は頻繁であるが、すべて一つの例外なくお断りしている。

あえて例外があるとすれば、常連さんである。

常連さん御本人であれば、常連さんというだけに文字通り、常に気心も体質も熟知しているといっても過言ではない。

だから、時には直接来られない時などでは、電話相談だけで漢方薬をお送りすることもある。

ところが、まったくの新しい方で、直接お会いすることも無く、最初から電話相談だけで漢方薬を販売するわけにはいかない。

それほど漢方と漢方薬は安易でお気軽なものでないと思うのだが、世間一般の感覚では、相当に安易でお気軽で、サプリメントと同列にしか思ってない人が多いようである。

お気軽な御相談をもっとも嫌う漢方の専門薬局が日本国中に一軒くらいあってもいいだろう。

2006 04/04 14:21:40 | 必ずお断りするべき御相談事例
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