直接来局の方、あるいは電話のお問合せで、漢方薬販売をお断りした事例集
これも数年以上前のことだったが・・・・・

重大な疾患でご本人には御高齢ゆえか、実際の病名を言われていない。

医師の許可ももらって御家族が当方の漢方薬を購入して、入院中の病院でも服用させてもらえる、という話にまでなっていたのだが、最終的にはどうもかみ合わない。

ご家族の御質問が、どうしても当方には理解に苦しむ本末転倒の内容で、これはまずいと思ったから、ご病気のご本人自身がみずから漢方薬を望んでこられたわけでもないのであるから、あとあとトラブルになっても困ることでもあり、途中でお断りせざるを得なかった。

それまでには、相当な時間をかけて説明もし、また医師の見解も何度も確かめてのことだから、ご家族さえしっかりしていたら少しでも楽に、延命等が可能になるようにと漢方薬の配合をアドバイスしていたのだが、噛み合わない。

この期におよんで、ご家族の出される質問の内容に、当方数十年間にわたる経験から、申し訳ない事ながら、ご本人、ご家族、あるいは主治医等の板ばさみに合う可能性が大きいと判断せざるを得なくなった。

ご家族には診断された医師の見解をもっと深く理解し、臨機応変の心構えが欲しかった。

心痛でやや混乱状態かもしれない。
だから、深くご同情申しあげるものの、極めてデリケートな重大疾患である。

卑怯と取られても、当方とて保身をせざるを得ないのであった。
2006 02/27 22:01:57 | 途中からお断りの事例
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