直接来局の方、あるいは電話のお問合せで、漢方薬販売をお断りした事例集

2005年 09月 21日 の記事 (2件)


お行儀の悪い人が多いからである。

お断りすることが多い、もう一つの理由がこれである。

マナーの悪い人に、多忙で貴重な時間を奪われるほど、不愉快なことは無い。

だから、このブログでは、自分の漢方の腕自慢なんかするよりも、お断りした事例ばかりを羅列すれば、逆に浮かび上がって来るものも、多いはずである。

小生は、かなりな変人であるとの自覚はあるが、難病を抱えた常連さんや、大の漢方ファンのおなじみさんたちとは、戦前の古きよき時代を思わせるほど、実に和気藹々(わきあいあい)で、思う存分腕を振るうことが出来るのだ。

ところが、マナーが悪い、お行儀の悪い方というのは、この難しい漢方医学、中医学理論に基づくアドバイスをしようにも、不快感が先にたって、考える気力すら失せるのだ。

そんな横着者が、漢方薬局などするな、という人がいれば、何の分際で、アナタこそ、そんな不遜なことが言えるのか、と大反論するだろう。

いかに神経を使い、心身ともに、どれだけ消耗する仕事であるか、貴方達は知らないから、言えるのだ、と反論するだろう。

それほど、真の東洋医学、とりわけ弁証論治の中医・中草薬学というものは、ネット通販で簡単にピントが合わせられるほど、イージーなものでないのである。

だから、よく、漢方薬局のお誘い文句にあるような、

どうぞ、お気軽にご相談下さい、などとは、小生の薬局では絶対に言わないし、そんな気楽な宣伝文句は使わない。

お気楽に相談されてはかなわない!

こちらは真剣勝負で頑張っているのに、気楽に出来るような相談なら、きっと軽症の病人さんだろうから、漢方薬を飲む必要はアリマセン!と断じてしまうだろう。

小生の大嫌いな、常套句、それが、上記の、

お気軽にご相談下さい!

という、常套句なのである。 
2005 09/21 23:11:00 | お断りの事例
Powerd by バンコム ブログ バニー
ちょうど昼、他のスタッフは食事に行っていない時間帯。

常連さんたち何人もの漢方薬類を用意するのに、一人オオワラワのところへ、タイトルの事例。

友人らしき人と同伴で来局。

「病院には行って見られましたか?」と私。

「いえ、まだ行っていません。」

「それでは、先に病院に行ってください。漢方薬を考えるのは、それからでも遅くはありません。西洋医学的な診断をあおぐべきです。必要なら、西洋医学治療も充分に受けてからのことにして下さい。」

まるで、ハトが豆鉄砲・・・・といった表情をなさって、退散される。
2005 09/21 19:38:10 | お断りの事例
Powerd by バンコム ブログ バニー